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執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Brandy▶︎▶︎ザ・ネプチューンズとレコーディングを済ませるも、アルバム『Full Moon』に彼らの楽曲が収録されなかった「ある理由」とは?

更新日:6月1日


brandy full moon
The Neptunesとレコーディングを済ませていたBrandy

2000年代初頭、1000年に1度という大きな節目を迎えるに相応しく、当時のR&BシーンではAaliyah"Try Again"、Sisqo"Thong Song"のような、これまでとは全くタイプの違うゲーム・チェンジャーな楽曲がチャートを賑わた中、2002年にBrandyが発表した"What About Us?"も、革新的なサウンドで大きな話題を集めた1曲。


What About Us?

Brandy

近未来の到来を予感させたこの斬新なサウンドを手掛けたのは、Michael Jackson『Invincible』の制作を筆頭に、Toni Braxton, Tyrese, Jennifer Lopezらの楽曲を手掛け、2000年当時に最も勢いのあったプロデューサーRodney Jerkins。


全米シングル・チャート最高7位、また2002年のビルボード年間シングル・チャートでも65位を記録した"What About Us?"は、Brandyのサード・アルバム『Full Moon』に収録され、アルバムのメイン・プロデュースもRodney Jerkinsが担当。


前作のセカンド・アルバム『Never Say Never』の時から良好な関係を保ち、『Full Moon』でもタッグを組むことになったBrandyとRodney Jerkinsですが、実は『Full Moon』用の収録曲候補として、プロデューサー・デュオThe Neptunesとレコーディングを済ませていたとのこと。


しかし、結果的にはThe Neptunesと制作した楽曲は『Full Moon』で使用されず、Brandyはその理由を「VIBE」の記事に次のように語っています。



The Neptunesと仕事をしたけど、アルバムのコンセプトに全くフィットしなかった。


当時の私のやり方は、1人のプロデューサーがアルバム全体の基礎を作るという方法で、The Neptunesはそのタイプのプロダクション・ユニットだったと思うわ。

でも、当時の自分とアルバムの方向性がフィットしないと感じた。


だけど、The Neptunesと一緒にアルバム全体を作りたいと思っていたわ


Full Moon

Brandy

ちなみに、The Neptunesの他にBabyface, Soulshock & Karlinらも『Full Moon』の制作に携わっていたと言う話もありますが、彼らと制作したであろう楽曲もアルバムには収録されず。


恋に落ち、そして混乱を経験し、本当に一緒にいたい人を見つけた。これらは私が経験した素晴らしい経験で、それらが私の音楽に反映されていることを嬉しく思うと、『Full Moon』のコンセプトを語っているBrandy。


Brandyの言う混乱とは、『Full Moon』のリリース前、前作『Never Say Never』の成功で多忙を極めた結果、体調を崩したことが原因で約3年間活動を休止したことを指しており、この経験がきっかけで「自分がやりたいこと、嫌いなこと、自分自身の変えたいことを見つける機会を得た」と悟ったとのこと。


恋に落ちたお相手は、『Full Moon』収録曲"When You Touch Me"を手がけたプロデューサーBig Bertのことを指しており、この時BrandyはBig Bertの子供を妊娠し、『Full Moon』のリリースから約3ヶ月後の2002年6月に娘Sy'Raiを出産しています。


結果的にBrandyはBig Bertと結婚はせずにシングル・マザーとしての道を選び、娘Sy'Raiは2020年にシンガーとしてデビューしています。


Sy'rai


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