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当初はBrandy以外にも複数のボーカリストを迎える予定だった。Common主導のAugust Greene「Optimistic」誕生の舞台裏。

  • 執筆者の写真: R&B SOURCE
    R&B SOURCE
  • 7月28日
  • 読了時間: 4分

August GreeneがカバーしたSounds Of Blacknessの名曲「Optimistic」

Common、Robert Glasper、Karriem Rigginsによって結成されたスーパー・グループ


ラッパー/俳優として活躍するCommon(コモン)を中心に、グラミー賞受賞ピアニスト/プロデューサーのRobert Glasper(ロバート・グラスパー)、そしてドラマー/プロデューサーのKarriem Riggins(カリーム・リギンズ)によって結成されたスーパー・グループAugust Greene(オーガスト・グリーン)。

Common、Robert Glasper、Karriem Rigginsの3人で結成されたAugust Greene
August Greene

このユニットが誕生したきっかけとなったのは、アメリカの公共ラジオ放送「NPR」が手掛ける人気ライブ企画「Tiny Desk Concert」


この企画は、コンサートホールやライブハウスではなく、「NPR」の音楽部門オフィス内でパフォーマンスを行うというユニークなコンセプトで人気を集めるライブ・シリーズ。


2016年、オバマ政権時代にホワイトハウスで開催された「Tiny Desk Concert」にCommonが出演し、その際、バックバンドとしてRobertとKarriemも参加し、3人は初めて本格的な共演を果たすことに。

その後彼らは、Netflixのドキュメンタリー映画『13th -憲法修正第13条-』に、CommonとBilalのコラボレーション曲「Letter To The Free」を提供。


そしてこの曲が、夜間のプライムタイムに放送された優れたテレビ番組やドラマ、俳優、スタッフを表彰する「プライムタイム・エミー賞」の「優秀オリジナル音楽・歌詞賞」を受賞。


この成功によって、3人で音楽を作り続けるのは必然だと確信した彼らは、正式にAugust Greeneを結成することに。


Common - Letter To The Free feat. Bilal

グループ名の由来について、メンバーのKarriemは「District Fray Magazine」のインタビューで次のようにコメント。

「August Greeneという名前は、何年も前にCommonと一緒に考えたものなんだ。当時、実現には至らなかったあるプロジェクトのために付けた名前だった。この名前の意味は、ファンそれぞれが自由に解釈してくれればいいと思っている。一番大切なのは、響きが良くて、心地よく感じられる名前だということ。俺は8月生まれだから『August』という言葉には特別な思い入れがあるし、『Green』は俺の誕生石の色でもある。だから、自分にとても馴染みのある名前なんだ」
Common、Robert Glasper、Karriem Rigginsの3人で結成されたAugust Greene
Robert Glasper Common Karriem Riggins

当初はBrandy以外も起用する予定だった「Optimistic」のカバー


そして彼らのデビュー・シングルとして2018年に発表されたのが、Sounds Of Blackness(サウンズ・オブ・ブラックネス)のカバー「Optimistic」


Sounds Of Blackness - Optimistic

このカバーがどのようにして制作されたか、Commonは「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」のインタビューで次のようにコメント。

「ある日、俺たちはスタジオでAugust Greeneの楽曲を制作していたんだ。俺たちはライヴ・ルームに座っていて、Robertがこの曲への強い思いを語っていたのを覚えている。するとKarriemも『俺もあの曲はお気に入りだよ』と言った。それで俺たちは『よし、この曲のリメイク版を作ろう』って決めたんだ。俺にとっては本当に斬新な考え方だったよ。なぜなら、ヒップホップ・アーティストである以上、リメイクを試みることはないからね。でもAugust Greeneはバンドだから、好きなように何でもできる。まるで天が開いたような感覚だったよ。それでRobertがある人物を推薦したんだよ」

Robertは続けて次のようにコメント。

「Brandyに歌ってもらうことを提案したんだよ。というのも、原曲はある意味でジャンルを超越しているんだよ。ゴスペル・ソングみたいだけど、厳密には違う。本当に感動的なんだ。ヒップホップ、R&B、ゴスペル、あらゆるジャンルの人がこの曲を気に入ったんだよ。だからBrandyに歌ってもらおうと思ったんだ。なぜなら、彼女は誰もが愛する歌声の持ち主だし、彼女の歌声は時代を超越している。それに人々は彼女の歌声を高く評価しているからね。それで彼女に連絡を取ったら、次の日に飛行機でやってきたよ」

しかし、当初はBrandy一人ではなく、複数のボーカリストを起用する予定だったという。


当時の状況を、Commonは次のように回想。

「正直に言うと、Brandy1人にするか迷っていたんだ。でも、俺たちが作業を始める前から、彼女はすごくいい雰囲気だったんだ。そしてレコーディングが始まると、『いや、彼女なら全部できるな』っていう感じで、それで決まりだったんだ」

続けてRobertが次のようにコメント。

「当初は、いろいろなボーカリストに歌ってもらおうと考えていたんだ。ある人がヴァースを歌って、別の人がコーラスを歌ってみたいに、色々と混ぜてみようと思っていた。'We Are The World'みたいなイメージでね。でもBrandyが歌い始めたら、もう彼女で決まりだったよ」

August Greene - Optimistic feat. Brandy




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