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Teddy Rileyの窮地を救ったJane Childの「Don't Wanna Fall In Love」。「あの曲が俺の人生を救ってくれたんだ」

執筆者の写真: R&B SOURCE
R&B SOURCE
6 時間前
読了時間: 3分
Jane Childの代表曲「Don't Wanna Fall In Love」

Teddy Rileyの窮地を救った「Don't Wanna Fall In Love」


鼻ピアスから耳元へ伸びるチェーンに、足元まで届く長いブレイズヘア。


その破天荒なルックスでも注目を集めたJane Childは、'90年リリースのシングル「Don't Wanna Fall In Love」で世界中に強烈なインパクトを残した、カナダ出身の女性アーティスト。


父はクラシック音楽家、母は歌手でピアニストという、生粋の音楽一家に育った彼女は、幼い頃からクラシック音楽を学び、12歳で「Canadian Opera Company」の児童合唱団に参加。


しかし、15歳になると学校を辞め、両親の反対を押し切って男性ばかりのロック・バンドに加入し、カナダ各地をツアーする生活を始めたという。


両親は彼女の決断に反対し、「Los Angeles Times」のインタビューで、Janeは当時を次のように回想。

「両親は許可してくれなかった。それでも、私は行った。両親とは半年間連絡を取らなかった」

やがてクラシックからR&Bやポップスへと傾倒していった彼女は、「R&Bやポップスには音楽的な自由がある」と感じるようになり、自分の音楽は自分自身でコントロールすることを徹底するように。


その姿勢は「Don't Wanna Fall In Love」にも表れており、Jane自身がボーカル、キーボード、シンセサイザー、シンセ・ベース、エレキ・ベース、ドラム、パーカッション、ドラム・プログラミングを担当。


ギター以外のほぼすべての楽器を自ら演奏し、作詞作曲、プロデュースまで自ら手掛けるなど、その圧倒的なセルフ・プロデュース能力の高さから、メディアは彼女を「女性版Prince」と絶賛。


この曲は、全米シングル・チャートで3週連続2位を記録し、彼女のキャリア最大のヒットに。


Jane Child - Don't Wanna Fall In Love

そして、この曲のリミックスを手がけたのがTeddy Riley。


当時、TeddyはGuyの活動を通じて様々なトラブルに見舞われ、経済的にも苦しい状況にあった時期。


そんな彼の窮地を救ったのが、この曲だったという。


Teddyは、「VIBE」のインタビューでこの曲について次のように回想。

「当時の俺は本当に苦しい状況にいた。プロジェクト(低所得者向け住宅)に戻って暮らしていたし、ホテルを転々としていた。そんな俺を、Michael Jacksonと『Dangerous』を制作するところまでつないでくれたのが、'Don’t Wanna Fall In Love'のリミックスの仕事だった。今でも覚えてるよ。あるホテルにいたとき、Benny Medina([Warner Music]のブラック・ミュージック部門で上級副社長を務めたエグゼクティブ)から電話がかかってきたんだ。『Jane Childのリミックスをぜひ君にやってほしいんだ。アーバン向けにしたい。今のままだと白すぎるから』ってね。俺は、もともと'Don’t Wanna Fall In Love'が大好きだったんだ。あの曲を俺がプロデュースしたかったなって思っていたくらいだよ。そんな時にBennyから電話が来たんだ。宇宙の仕組みって面白いよね。俺には分かっていた。『このリミックス、絶対にヤバいものにしてやる』ってね。あの曲が俺の人生を救ってくれたんだ。俺はそのリミックスで2万ドルくらいもらえると思っていた。それでクレジットカードの支払いを何とかしようと思ってたんだ。それくらいしか手元になかったからね。当時、俺は[Zomba Records]と揉めていて、出版収入も入ってきていなかった。向こうは、俺が曲を自分のところに溜め込んでいると思っていたんだ。でも、Bennyが俺のために7万5,000ドルも引っ張ってきてくれた。その金で、家族をニューヨークに戻すことができたんだよ」

Jane Child - Don't Wanna Fall In Love (New Jack Swing Club)





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