「You Make Me Wanna...」を気に入っていなかったというUsher。これに対してJermaine Dupriは「マジかよ?なんでこの曲が気に入らないんだ?」
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- 4 時間前
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Usherは「You Make Me Wanna...」を気に入っていなかった
Usherが、[LaFace Records]から'97年にリリースしたセカンド・アルバム『My Way』
このアルバムからのファースト・シングルとしてリリースされた「You Make Me Wanna...」は、当時のUsher自身の恋愛経験や心情をベースにしたラブ・ソング。
「俺たちの間に何かが始まる前、君は俺にとって親友みたいな存在だった。
俺と彼女がうまくいかなくて悩んでいるとき、いつも俺が相談しに行く相手が君だった。
君は『きっと大丈夫だよ』って言って、俺が彼女のためにすべきことをいろいろ教えてくれた。
でも、夜になって家に帰り、ベッドに頭を預けると、俺の頭に浮かんでくるのは、ただ君のことばかりだった。
君は俺に、今付き合っている彼女と別れたいと思わせる。
君と新しい関係を始めたいと思わせるんだ。
君が俺にしているのは、そういうことなんだ。
指輪を贈ることや、そこから始まるすべてのことまで考えてしまう。
君の存在が、今の彼女と別れたいと思わせてしまうんだ」
Usherは、後に『Entertainment Weekly』のインタビューで、「You Make Me Wanna…」の誕生秘話を次のように回想。
「ある女の子と付き合っていたんだけど、ロサンゼルスに行ったら、別の女の子に恋をしてしまったんだ。しかもその子は最初、ただの友達だったんだよ。彼女は俺に、今の恋愛をちゃんと続けたほうがいいって励ましてくれていた。それなのに、ある時から俺は『じゃあ、俺が君と付き合えばいいんじゃないか?』って思うようになっていったんだ」
この曲のプロデュースを担当したのは、当時、頭角を現していた気鋭のプロデューサーJermaine Dupri。
スパニッシュ・ギターを思わせる印象的なフレーズと、跳ねるヒップホップ・ビートを融合したサウンドは、当時のR&Bとしては斬新で、Usherの新たな魅力を引き出した革新的な1曲。

しかし、当時のUsherは、この曲が自分のやりたいと思っていた音楽とは違うと感じていたため、レコーディングには乗り気ではなかったという。
Jermaineは、「The Breakfast Club」に出演した際、当時の状況について次のようにコメント。
「Usherは'You Make Me Wanna…'を気に入ってなかった。だから俺は、ただ座って『マジかよ。なんでだ?なんでこの曲が気に入らないんだ?お前はいったい何を聴いてるんだ?』って思うしかなかったんだ。だから、俺が無理やりやらせなきゃいけなかったんだ。でも彼も、自分の気持ちはちゃんと伝えてきた。要するに、あれは自分が出すべき音楽だとは思ってなかったんだよ。当時のUsherは、まだ自分のキャリアがこの先どうなっていくのか、はっきり分かっていなかった。だから、幸いにも彼はレコーディングしてくれた。でも、もし今のUsherが同じ状況にいたとしたら、絶対にレコーディングしてないだろうね。『今、この曲は俺には合わない。俺はこの曲をやらない』って感じでね」
Usher - You Make Me Wanna...
『My Way』に収録されなかったかもしれない「You Make Me Wanna...」
実は、Jermaine Dupriが『My Way』の音源を[LaFace Records]に提出した際、「You Make Me Wanna...」は収録曲に含まれていなかったという。
Jermaineは当時の様子を「Rated R&B」のインタビューで次のようにコメント。
「この曲は俺が最後に録音した楽曲だった。手元になかったから、アルバムに収録されないところだった。『My Way』の音源を提出するために[LaFace Records]に行った時、'You Make Me Wanna...'は持って行かなかった。俺が提出した5つの曲、'Nice & Slow'、'One Day You'll Be Mine'、'Come Back'、'Just Like Me'、'My Way'を再生したとき、L.A. Reidはこれらの曲を気に入ったようだったけど、『それだ!』という感じではなかった。当時、部屋の中にいた誰もがこれらの曲が好きだったと思うけど、『イエス』とは言わなかった。それはクレイジーだと思ったよ、だって'Nice & Slow'が本物のヒット・レコードだっていうことを俺は知っていたからね。L.A. Reidは、'Nice & Slow'がUsherのキャリアをスタートさせることができるとは思っていなかったんじゃないかな。[LaFace Records]に行って、俺が望んでいた感情を見つけられなかったから、"You Make Me Wanna..."を書くために戻ったんだ」
ちなみに、「You Make Me Wanna...」と「Nice & Slow」が残した主な実績は次のとおり。
You Make Me Wanna... | |
全米シングル・チャート | 2位 |
全米R&Bシングル・チャート | 1位 (11週連続) |
'97年年間シングル・チャート | 14位 |
全米売上枚数 | 約200万枚 |
グラミー賞 | 1部門ノミネート |
Nice & Slow | |
全米シングル・チャート | 1位 (2週連続) |
全米R&Bシングル・チャート | 1位 (8週連続) |
'98年年間シングル・チャート | 9位 |
全米売上枚数 | 約250万枚 |
どちらも甲乙つけ難い堂々たる結果を残した2曲。
仮に「You Make Me Wanna...」が『My Way』に収録されていなかったとしても、「Nice & Slow」1曲だけで十分な成功を収めていたことは想像に難くなく、さらに、アルバムの表題曲「My Way」もシングルとしてリリースされ、こちらも全米シングル・チャートで最高2位を記録する大ヒットを記録。
Usher - My Way
しかし、その『My Way』の制作に至るまでには、Usherのキャリアを左右する大きなドラマがあり、当時、L.A. Reidは[LaFace Records]からUsherを解雇することまで考えていたという。
しかし、そんな事実をJermaineは知らされていなかったとのこと。
そもそも当初の『My Way』は、Dallas Austinをメイン・プロデューサーとして制作する予定で、しかし、DallasとUsherが制作した音源を聴いたL.A. Reidは、そこには「魔法がなかった」と判断。
最終的にJermaineを起用し、アルバムの方向性を大きく転換することに。
L.A. Reidにとって、『My Way』はUsherを[LaFace Records]に残し、再び軌道に乗せるための最後のチャンスだったのだとすれば、Usherをスーパースターへと導くために、これまでとは何かが違う、ゲーム・チェンジャーとなる1曲を欲するのは自然な話。
そう考えると、L.A. Reidが求めていた「魔法の1曲」こそが、「You Make Me Wanna...」だったと言えそう。











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