Michael Jordanが出演する幻のNew Jack Swing
'90年代にChicago Bullsを6度の優勝に導き、バスケットボール界の神様と讃えられたMichael Jordan。
その超人的なプレイスタイルはもちろん、ファッションやライフスタイルにまで影響を与えたカリスマの中のカリスマ。
そんなMichael Jordanが初めて優勝を飾った'91年に、Michael Jordan自身が主演を務める「Michael Jordan's Playground」という映像作品が発売されました。

この作品は、Michael Jordanのプレイ映像や関係者のインタビュー映像をベースに、ドキュメンタリー仕様の構成となった映像作品で、現在はDVDで購入も可能。
実は、この作品のエンディングに1曲のニュー・ジャック・スウィングが流れます。
それが、安室奈美恵やBackstreet Boysらの楽曲も手がけたR&BユニットFull Forceが手がけた"Anything is Possible"という曲。
この楽曲には、Full Forceと同時期に活躍したLisa Lisa, Cheryl Pepsii Rileyと言った実力派R&Bアーティスト達がボーカルで参加し、公開された映像にはヒップホップ・デュオのKid 'n Playも登場。
聴く人を虜にするキャッチーなメロディ・メイクを得意としていたFull Forceが、あのMichael Jordanの為に書いた1曲。
これが文句無しの極上のニュー・ジャック・スウィングで、この曲は「Michael Jordan's Playground」のみで聴くことが出来る貴重な楽曲となりました。
Full Force
Anything is Possible feat. Lisa Lisa & Cheryl Pepsii Riley
New Jack Swingとは、MJが初優勝した時期に流行っていた音楽ジャンル
ニュー・ジャック・スウィングとは、'80年代後期に音楽プロデューサーTeddy Rileyが発案したヒップホップ・ビートの上にボーカルをのせた攻撃的でアップ・テンポなR&Bサウンド。
Michael JordanがDetroit Pistonsと死闘を繰り広げていた'80年代後期から'90年代前半に流行ったサウンドです。
「King of Pop」ことMichael Jacksonも、このニュー・ジャック・スウィングを取り入れた楽曲を複数曲発表しています。
その中の1つが"Jam"という曲で、この曲のMVには神様Michael Jordanも出演して話題となりました。
この曲のMVを撮影する際、Michael Jordanに出演のオファーをしたところ「あんな凄いダンサーと一緒に踊るなんて、恥をかくだけだから」と一度は断られたそうですが、Michael Jacksonからのオファーに根負けしたMichael Jordanは"Jam"のMVに出演。
Michael Jacksonが歌う"Jam"は、「世界のあらゆる問題を解決するために集まろう」といった、「集まる」の意味で"Jam"を使用していますが、バスケットボールの世界での"Jam"は「ダンク・シュート」を意味するので、Michael Jacksonはこの曲で"Jam"というワードを複数の意味で解釈で出来るように意図したと思われます。
Michael Jackson
Jam
iTunes: https://apple.co/2UKLkuY
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