Childish Gambinoの「Feels Like Summer」が残した、人類への「大きな問い」。この曲のMVに、なぜ多くの有名アーティストが登場するのか。


「私たちは、どう生きていくのか」
ラッパーやシンガーとしてだけでなく、俳優、テレビプロデューサー、脚本家、コメディアンとしても世界トップクラスの成功を収め、「現代エンターテインメント界の天才」と評されているDonald Glover(ドナルド・グローヴァー)。
そんな彼が、音楽活動を行う際に使用するステージ名が、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)。
2018年7月、彼は「まるで夏みたいだ」と繰り返し歌う「Feels Like Summer」をリリース。
しかし、この曲で描かれているのは「ただの夏」ではなく、私たちの暮らしによって少しずつ変化していく地球の姿。
「毎日が、昨日よりも暑くなっていく。
水は尽きようとしている。
もう何かが起こる寸前だ。
俺たちが頼りにしているミツバチを殺してしまう空気。
鳥は歌うために生まれてきたのに、目を覚ましても、何の音もしない。
君も僕の痛みを知っていることを、僕は分かってる。
この世界が変わることを願っている。
でも、ただ同じままに見える。
あぁ、俺たちが変わることを願っている。
俺は本当に、この世界は変えられると思っていた。
でも、何も変わっていないように見える」
そして環境問題について触れた歌詞とは対照的なのが、ミュージック・ビデオの演出。
全編アニメーションで描かれた映像の中を、Childish自身が夏の街を歩き回り、そこには数多くの著名アーティストたちが登場。
以下は、その登場人物の一例。
・21 Savage
・Migos
・Birdman
・Chance the Rapper
・Will Smith
・Nicki Minaj
・Travis Scott
・The Weeknd
・Ty Dolla $ign
・Frank Ocean
・ASAP Rocky
・Solange
・Soulja Boy
・Future
・Drake
・Kanye West
・Beyonce
・Gucci Mane
・Dr. Dre
・Sean Combs
・Snoop Dogg
・Wiz Khalifah
・Jay-Z
・Young Thug
・2 Chainz
・Meek Mill
・Lil Wayne
・J. Cole
・Janelle Monae
・SZA
・Chris Brown
・Outkast
・Rihanna
・Whitney Houston
・Michael Jackson
これだけ多くの著名人が登場する、華やかなミュージック・ビデオ。
一方で、歌詞が描いているのは、気候変動や環境の変化。
一見すると、関連性がないようにも思える、歌詞の内容とミュージック・ビデオの演出。
しかし、ミュージック・ビデオの華やかさが、曲そのものから注意をそらしてしまうことで、著名人やその私生活にばかり関心を向けるあまり、気候変動のような「より差し迫った問題」を忘れてしまうというメッセージを込めたのではないか、という見方も。
Childish Gambino - Feels Like Summer
では、地球のために私たち一人ひとりに何ができるのだろうか。
世界規模で考えれば、非常に大きな問題。
それゆえに、自分一人の力ではどうすることもできないように感じてしまう。
でも、日々の小さな選択なら変えていけるかもしれない。
「何を買うのか」
「何を食べるのか」
「何を捨てるのか」
しかし、そんな小さな選択に本当に意味はあるのだろうか。
「自分一人がゴミを分別して、何が変わる?」
「自分一人が節電して、何が変わる?」
「自分一人が物を長く使って、何が変わる?」
一人の力では、世界は変わらないかもしれない。
それでも、私たち一人ひとりが変わらなければ世界が変わることもない。

誰もが「全て」はできなくても、誰もが「何か」はできるはず。
この曲に答えはなく、変わりゆく地球を前に、こんな問いを残してくれる。
「私たちは、どう生きていくのか」





















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