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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

T-Pain▶︎▶︎オートチューンの次はこれ。"I Like Dat"はセルフ・サンプリングのブームを作れるか?

更新日:2023年12月3日


自分の曲を再利用する「セルフ・サンプリング」という新たな可能性

他のアーティストの楽曲を使用し、新しい曲として作り変える「サンプリング」と呼ばれる作曲手法。


例えば、Shanice"I Love Your Smile"をサンプリングし、"Undecided"という新しい曲として作り変えたChris Brown。


Chris Brown

Undecided

sample: Shanice - I Love Your Smile

そして近年、サンプリング元である原曲のアーティストを直接招き入れるという、通常のサンプリングよりも豪華さを増したスタイルがトレンドの1つになっています。


例えば、Usher"You Make Me Wanna..."をサンプリングし、Usher本人を迎えて"Come Thru"という新しい曲として作り変えたSummer Walker。



Summer Walker

Come Thru with Usher

sample: Usher - You Make Me Wanna...

そんな中、サンプリングの新しいスタイルとして定着の兆しを見せているのが「セルフ・サンプリング」


他のアーティストの楽曲をサンプリングするのではなく、過去に自身が残した楽曲を自らサンプリングし、全く新しい形に作り変えるという斬新なアイデア。


話題となっているのが、Kehlaniを迎えたT-Painのシングル"I Like Dat"です。


T-Pain

I Like Dat feat. Kehlani

"I Like Dat"のヒットで、セルフ・サンプリングは定着するか?

今回の"I Like Dat feat. Kehlani"は、T-Painが2007年に発表し、キャリアで唯一全米シングル・チャート1位を記録した"Buy U A Drank (Shawty Snappin') feat. Yung Joc"を自らサンプリングした楽曲となりました。


T-Pain

Buy U A Drank (Shawty Snappin') feat. Yung Joc

セルフ・サンプリングという手法が全く新しい形という訳ではなく、例えば過去に"Between the Sheets"を歌ったThe Isley BrothersのメンバーRonald Isleyが、"Between the Sheets"をセルフ・サンプリングした"Another Night"という楽曲を2013年にリリースしたり、"Freak Like Me"のヒットで知られるAdina Howardが、2017年に発表した"Nasty"という楽曲で"Freak Like Me"をセルフ・サンプリングしています。



Ronald Isley

Another Night

ヒップホップ・シーンでは、セルフ・サンプリングは割と定番の手法なのかもしれませんが、R&Bシーンでは過去にセルフ・サンプリングされた楽曲はあったものの、まだ大きなウネリにまでは至っていない印象。


どのサンプリングにも当てはまりますが、まず大前提として誰もが知る大ヒット曲をサンプリングしないと話題にすらならないという点と、大ヒットした曲であればあるほどリスナーはそのヒット曲に対する固定のイメージを強く抱いているため、原曲以上のインパクトを出さないといけないという、アーティストにとっても割とハードルの高いセルフ・サンプリング。


しかし、かつてオートチューンという革新的な音楽ソフトを使用したことにより、音楽シーンに新しい風を吹き込んだトレンドセッターのT-Painだけに、T-Painがセルフ・サンプリングを行った影響の大きさは想像に難くないですし、原曲の"Buy U A Drank (Shawty Snappin')"には及ばなかったものの、セルフ・サンプリングした"I Like Dat"で全米シングル・チャート最高97位という結果を残した背景を見ても、今回の"I Like Dat"がきっかけとなりセルフ・サンプリングのブーム到来を予感させます。



通常バージョンに加えて、女性ラッパーBIAを迎えた"I Like Dat"の新バージョンも公開されました。


T-Pain

I Like Dat feat. BIA, Kehlani


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