アリシア・キーズは"If I Ain't Got You"をクリスティーナ・アギレラに渡そうし、A&Rが即刻却下。「君は頭がおかしいのか?」
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Aaliyahの死に触発されて書かれた"If I Ain't Got You"
2003年12月にリリースされたAlicia Keysのセカンド・アルバム『The Diary of Alicia Keys』に収録され、翌2004年2月にシングル・リリースされた"If I Ain't Got You"。
Alicia自身が作詞作曲を担当し、Alicia本人もお気に入りだというこの曲が残した功績は以下の通り。
全米シングル・チャート|最高4位
全米R&Bシングル・チャート|1位
2004年年間シングル・チャート|3位
第47回グラミー賞「Best Female R&B Vocal Performance」受賞
この曲は、2001年に飛行機事故に巻き込まれて命を落としたAaliyahの死に触発されて書かれた楽曲で、「Complex」のインタビューにてAliciaは次のようにコメント。
「この曲のアイデアは、Aaliyahが亡くなった直後に思いついた。とても悲しい時で、誰もあの事故を信じようとしなかった。でも、この曲のおかげで、何が大切で、何が大切でないかということが、全てはっきりと分かったわ」
曲名の"If I Ain't Got You"を直訳すると「もしあなたがいないなら」という意味で、Aaliyahが巻き込まれた事故、そしてそのわずか17日後に起きたアメリカ同時多発テロといった衝撃的な出来事を受けて、「人生は何が起きるか分からない。物質的な物を手に入れることに意味がないし、あなたがいなければ何も意味がない」というメッセージを込めた楽曲。
「財産を求めるために生きてる人もいる、名声を得るために生きている人もいる。
権力を得たいという人もいるし、ただゲームをするために生きている人だっている。
外見で判断して人の価値を決める人もいる、私も昔はそうだった。
そんな人生ってつまらないでしょ?見せかけだけ良い生き方なんて。
全てを求める人もいる、でも私は何もいらないの。
もしあなたじゃないのなら、あなたを手に入れらないのなら。
全ても、ゼロも同じこと。
何の意味もないの」
Alicia Keys - If I Ain't Got You
"If I Ain't Got You"をChristina Aguileraに渡そうとしてA&Rが即刻却下
Alicia Keysは、デビュー当時[BMG]の傘下レーベル[J Records]に所属。
"If I Ain't Got You"を制作していた時期に、同じ[BMG]のグループ・レーベル[RCA Records]に所属していたChristina Aguileraから、「私の為に何か曲を書いてくれない?」という相談を受けたというAlicia。
そして、AliciaはChristinaの為に、この"If I Ain't Got You"を渡そうと考えていたようで、「Stereogum」のインタビューにて当時の様子を次のようにコメント。
「Christinaとはメールのやり取りが色々とあってね。本当に素晴らしい声の持ち主だし、彼女の為に最高の曲を絶対に書けるって思ったわ。でも、時間が経ってもまだ曲を書けていなかったの。そして彼女のレーベルから『Christina用の曲は何か出来た?』って聞かれて、ちょうどその頃に"If I Ain’t Got You"を書き上げたばかりだったのを覚えているわ。当時のA&R(レコード会社に所属するアーティストの育成やプロモーションなどを統括する部門または担当者)に『"If I Ain’t Got You"をChristinaに聴かせてみよう』って相談したら、彼からこう言われたの。『正気か?この曲を彼女に渡すなんてあり得ない。君は頭がおかしいのか?』ってね(笑) それで私も『なんで?こういう曲を100曲でも書けるから大丈夫だって。彼女に聴かせるべきだと思うわ。そんな大したことじゃないでしょ』って言い返したの。でも最終的には彼女の為に別の曲を書けば良いと思って、それで書いたのが"Impossible"だった。Christinaと一緒にレコーディングを行ったんだけど、彼女の歌声が本当に素晴らしかった。あの時期に彼女と一緒に仕事ができたのは、とてもクールな経験だったわ」



































