R&B SOURCE編集部
プロデューサー▶︎▶︎裏方から表舞台へ。あのヒット曲を手がけた実力派ソングライター達。

裏方から表舞台へと立ったシンガー/ソングライター達
誰もが知るあの有名曲を手がけた影の功労者。
裏方として数々のヒット曲を手がけ、その成功を武器に表舞台へ。
現役時代に優秀な成績を残した選手が必ずしも名監督になれないように、どれだけ才能に溢れたソングライターでも、アーティストとしての成功が全く保証されていない厳しい世界。
それでも、素晴らしい才能を持った裏方の実力派シンガー/ソングライター達の挑戦は続きます。
今回は、プロデューサー/ソングライターとしてあのヒット曲を手がけた、裏方出身の実力派アーティスト達をピックアップしてみました。
1. Rico Love
学生時代はラップ・バトルにも出場していた経歴を持つなど、ラップもこなせるシンガー/ソングライター。
2010年に自身のレーベル[Division 1]を立ち上げ、アーティストの育成にも尽力。
Rico Loveプロデュースの代表曲
・Beyonce - Sweet Dreams
・Nelly - Just a Dream
・Usher - There Goes My Baby
2. Steve "Stone" Huff
品の良さを感じる、タイムレスな正統派R&Bを得意とするSteve "Stone" Huff。
Avantの楽曲を数多く手掛けたことでも有名。
Steve "Stone" Huffプロデュースの代表曲
・Avant - Separated
・KeKe Wyatt - Nothing in This World
・Joe - Treat Her Like a Lady
3. Lonny Bereal
作曲に関するあらゆる工程をこなせる実力派シンガー/ソングライター。
Tankのシングル"Please Don't Go"のソングライトを担当し、同曲は第50回グラミー賞「Best Male R&B Vocal Performance」にノミネート。
Lonny Berealがソングライトした代表曲
・Ariana Grande - Right There feat. Big Sean
・Tank - Please Don't Go
・Pleasure P - Under
4. Johnta Austin
言わずと知れたR&B界の大物ソングライター/プロデューサー。
2000年代にリリース予定だったデビュー作『Ocean Drive』はお蔵入りになったものの、2019年に待望のデビュー・アルバム『Love, Sex, & Religion』を発表。
Johnta Austinプロデュースの代表曲:
・Mariah Carey - We Belong Together
・Mary J. Blige - Be Without You
・Tyrese - Sweet Lady
5. Ne-Yo
デビュー前にMario"Let Me Love You"を手掛けてチャンスを掴んだNe-Yo。
デビュー後もプロデューサー/ソングライターとして数々のアーティストに楽曲を提供。
Ne-Yoプロデュースの代表曲
・Beyonce - Irreplaceable
・Mario - Let Me Love You
・Marques Houston - That Girl
6. Lucky Daye
幼少期はカルト教団で育ち、ホームレスも経験した苦労人。
D'Mileとタッグを組んで発表したデビュー・アルバム『Painted』が、第62回グラミー賞「Best R&B Album」にノミネート。
Lucky Dayeがソングライトした代表曲
・Boyz Ⅱ Men - Believe Us
・Keith Sweat - Me and My Girl
・Ne-Yo - She Got Her Own feat. Jamie Foxx, Fabolous
7. Eric Bellinger
元々はAKNU(A Kind Never Understood)というグループの一員として活動していたEric Bellinger。
彼の祖父はJackson 5の楽曲を手掛けたソングライターのBobby Day。
Eric Bellingerがソングライトした代表曲
・Chris Brown - Fine China
・Justin Bieber - Right Here feat. Drake
・Usher - Lemme See feat. Rick Ross
8. Kevin Ross
バークリー音楽大学に在学中、Trey Songz育ての親Troy Taylorにその才能を認められたKevin Ross。
デビュー前にソングライターとして高い能力を証明し、[Motown Records]とジャズの名門レーベル[Verve Records]という2つのビッグ・レーベルと契約するという快挙を達成。
Kevin Rossがソングライトした代表曲
・Johnny Gill - 2nd Place
・SWV - Time to Go
・Trey Songz - Touchin, Lovin feat. Nicki Minaj
9. Muni Long
元々はPriscilla Reneaという名義で活動していたMuni Long。
下積み時代が長かったものの、2022年リリースの"Hrs and Hrs"が全米R&Bチャートで1位を記録。
Muni Longがソングライトした代表曲