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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Ne-Yo|名曲"So Sick"を振り返る。「このトラックを初めて聴いた時、俺は泣いてしまった」


"So Sick"の制作時を振り返ったNe-Yo。「このトラックを初めて聴いた時俺は泣いてしまった」

「俺は泣いてしまった」


2005年に発表されたNe-Yoのデビュー・シングル"Stay feat. Peedi Peedi"は、全米シングル・チャートTOP100入りを果たせず、この結果だけ見ると一見大きくつまずいてしまったように思えたものの、翌2006年に発表されたセカンド・シングル"So Sick"で同チャート1位という快挙をあっさりと達成し、瞬く間に2000年代のR&Bシーンのトップへと上り詰めてしまったNe-Yo。



そんなNe-Yoのブレイクスルーとなった"So Sick"を手掛けたのが、Beyonce"Irreplaceable"、Rihanna"Take a Bow"などを生み出し、Ne-Yoと共に2000年代のR&Bシーンを先導し続けたプロデューサー・チームStargate。

北欧のノルウェー出身のTor Hermansen, Mikkel Eriksen, Hallgeir Rustanの3人で結成されたStargateは、'90年代の終わり頃から英国のポップ・アーティスト達に楽曲提供をし始め、S Club 7の"S Club Party"が全英シングル・チャート最高2位を記録し、Hear'Sayの"The Way to Your Love"で同チャート1位を達成。

欧州圏では結果を残したものの、米国のR&B/ヒップホップを聴いて育ったStargateのメンバーは、本当に作りたい曲を作る為には、アメリカへ行かなければいけないという思いから米国移住を決断するも、Hallgeir Rustanは家族をノルウェーに残したくないという理由で米国移住を諦め、Tor Hermansen, Mikkel Eriksenの2人で2005年に渡米。

米ニューヨークに移住後、彼らにチャンスが訪れたのが約2万ドルを支払って[Sony Music]のスタジオを1週間借りた時で、同じ時期に同じスタジオでアルバムの制作をしていたのがNe-Yoでした。


スタジオの廊下でStargateのマネージャーがNe-Yoに会い、マネージャーはNe-YoにStargateが作った楽曲を聴いて欲しいと必死に売り込んだとのこと。


この時の様子を、StargateのメンバーMikkel Eriksenは過去のインタビューで次のように答えています。

「Ne-Yoが私達と同じ[Sony Music]のスタジオで作業をしていて、会議をしたいから部屋を使いたいと言ってきました。この時、私達の曲を彼に聴いてもらうチャンスが訪れたんです」


また、Ne-YoもStargateの2人に会った時の印象を次のように振り返っています。

「部屋に入ると、背の高いスマートな2人のノルウェー人がいて、正直言って少し疑ったよ。彼らがこんなにも官能的な曲を書けると思わなかった」

Britney Spears"Baby One More Time..."を手がけたことで知られる、Stargateと同じ北欧出身のプロデューサーMax Martinは、"Baby One More Time..."をR&Bだと認識し、当初この曲をTLCに提供しようと考えていたなど、「R&B」に対する解釈は育った地域や環境で大きく異なるもの。



しかし、トラックメイカーではなく、歌詞やメロディの構築を得意とする「トップライン・ライター」であるNe-Yoにとって、Stargateが作ったあのあまりにも美しいトラックのメロディは、Ne-Yo自身が求めていた理想のサウンドと完全に一致し、"So Sick"のトラックを聴いた時のことをNe-Yoは次のように振り返っています。

「このトラックを初めて聴いた時、俺は泣いてしまった」

Ne-Yo

So Sick



L.A. ReidがMVにダメ出し


トップライン・ライターのNe-Yoにとってはお手のものだったのか、わずか20分で書き上げてしまったという"So Sick"。


この曲が残した功績は次の通り。


全米シングル・チャート

1位


全米R&B/ヒップホップ・ソングス・チャート

最高3位


全英シングル・チャート

1位


2006年ビルボード年間シングル・チャート

17位


第49回グラミー賞

「Best Male R&B Vocal Performance」ノミネート


そんな"So Sick"のMVは、当初米ニューヨークで撮影され、Ne-Yoはボンバー・ジャケットを着用し、古いクラシック・カーを映すなど、かなりヒップホップ寄りな演出だったようで、このMVを見た[Def Jam]の会長L.A. Reidは、いや、"So Sick"はR&B/ポップの曲だから、このMVはこの曲にふさわしくない。この曲にあったMVが必要で、もっとレベルを上げる必要があると指示を出し、MV界の巨匠Hype Williamsを新たに起用し、結果的に北米最大のスキー・リゾートとして知られるコロラド州アスペンで撮影されたとのこと。

余談ですが、StargateがNe-Yoに"So Sick"を提供する前、彼らはJay Seanに"So Sick"のオファーを出していたとのこと。


しかし、Jay Seanのマネージャーが、Jay Sean本人に"So Sick"を聴かせずに断ってしまったと、Jay Seanは「Vlad TV」のインタビューに答えています。



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