• R&B SOURCE編集部

Git Fresh▶︎▶︎結果を残せなかった超実力派R&Bグループ。自主リリースした苦心のベスト・アルバム。


B2Kフォロワーとしての期待値は抜群

R&BグループGit Freshが、2枚のベスト・アルバムを発表しました。


しかも、Ace Hood, Rick Ross, Jamie Foxxら大物ゲストも参加した豪華絢爛な内容。


さすがはGit Fresh, と言いたいところですが、2枚のベスト・アルバムは彼らの波乱万丈なキャリアを物語るアルバムになったと言えそうです。

Git Freshは、かつてDeep Sideというグループ名で活動し、2002年にデビュー・アルバム『Deep Side』をインディーズ・レーベル[Bongiovi Records]からリリース。


当時はB2Kの全盛期ということで、男性R&Bグループが否応なしに注目を集めた時期でした。


インディーズ産とは言え、Deep Sideのハイ・クオリティなサウンドが熱狂的なR&Bファン達の間で話題となり、彼らの実力に目をつけたのが名門[Jive Records]で、Deep Sideは同レーベルとメジャー契約を締結。


2006年には映画『Step Up』のサウドトラックににスウィートなミッド・ジャム"Lovely"が収録され、同年にはR. Kellyが参加した"Let's Make Love"、StarGateが制作参加したNe-Yo"Sexy Love"テイストのシングル"What I Need"を発表するなど、B2Kフォロワーとしての期待値は抜群でした。


Deep Side (ディープ・サイド)

Deep Side

グループ名を変更してリリースした2曲のキラー・チューン

[Jive Records]在籍時代にR. Kelly, StarGateらとのコラボレーションを実現したものの、結果を残せなかったDeep Sideは[Jive Records]との契約が打ち切りとなり、今度は[So So Def]に移籍。


移籍後グループ名をDeep SideからGit Freshに変更しました。

2008年に、Git Fresh名義で初となるシングル"Booty Music"を発表。


Pretty Rickyのデビュー・アルバム『Bluestar』を手掛けたBig Dがプロデュースした陽気なパーティー・トラックとして話題を集めました。


2010年には、Suzanne Vega"Tom's Diner"をキャッチーにサンプリングした"She Be Like (Bom Bom Bom)"を発表(こちらは[Island Def Jam]からのリリース)。


"Booty Music"と"She Be Like (Bom Bom Bom)"の2曲のキラー・チューンがGit Freshのネーム・バリューを押し上げ、アルバム・リリースの準備も着々と進められました。

しかし、前評判ほどの結果を残せず、2011年にミックステープ『Eat It Up: The Mixtape』を発表後、徐々にグループの活動はシュリンクしていきました。


Git Fresh (ギット・フレッシュ)

She Be Like (Bom Bom Bom)

ベスト・アルバムは自主リリース

Deep Side時代にアルバムは1枚残せたものの、Git Fresh時代はミックステープのリリースのみでアルバム・リリースは1枚も無し。


本人達も、そんな状況下で『The Best of Git Fresh』という名を付けたアルバムを自主レーベルから発表することに葛藤はあったかもしれませんが、彼らの活動を追い続けたファン達からすれば何も異論はないことでしょう。


長きに渡り活動を続けてきたGit Freshが、グループ活動中に録りためていた楽曲を中心に、これまで世に出る事のなかった未発表曲をメインに収録した内容となりました。


第1弾となる『The Best of Git Fresh, Vol. 1』には、美しいメロディで人気を集めたスロウ"Don't Tell Me It's Over"も収録。


この曲は、Taj Jacksonがソングライティングを担当したことでも知られており、2011年にTaj Jacksonが発表したアルバム『It's Not Over』にて、Taj Jackson本人も歌っていた1曲。


元々はグループの為に用意されていた楽曲だったので、ファンには嬉しいリリースとなったのではないでしょうか。


Git Fresh

The Best of Git Fresh, Vol. 1

Vol.2には豪華ゲスト参加曲が収録

2015年にリリースされたベスト・アルバム第1弾『The Best of Git Fresh, Vol. 1』に続き、翌2016年には第2弾となる『The Best of Git Fresh, Vol. 2』が登場。


Git Freshに改名後すぐの2009年頃に録られたRick Ross, Jamie Foxxを迎えた"Swag Up"や、Rick Rossを迎えた"Tipsy"、Dontae Peepsがソングライティングを担当した"Booty Music 2 feat. Ace Hood"などの計14曲収録。

こちらも自主レーベルからのリリースとなったものの、時の流れの中で確かな評価を受けたグループの貴重な音源が聴ける渾身のベスト・アルバムとなりました。


Git Fresh

The Best of Git Fresh, Vol. 2



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