TLCの幻のメンバーとなったクリスタル・ジョーンズが、グループ脱退の真相を激白。「ペブルスが絶対にダメだと言った」
- R&B SOURCE

- 3月1日
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TLCの幻のメンバーCrystal Jones
アルバムの総売上が全世界で6,500万枚を超え、これまでのキャリアで4度グラミーを受賞したTLCは、以下の3人で結成された史上最高のガールズR&Bグループ。
・T-Boz (Tionne Watkins)
・Left Eye (Lisa Lopez)
・Chilli (Rozonda Thomas)
「Tender Loving Care」というワードと、メンバーのニックネームの頭文字を取って「TLC」と名付けられた彼女たち。
しかし、最後の「C」のパートを担っていたのは、元々ChilliではなくCrystal Jonesという別の人物。
TLCは、当初T-Boz、Left Eye、そしてCrystalの3人でデビューする予定だったものの、Crystalはデビュー前にTLCを脱退し、彼女の代わりにDamian DameのバックダンサーをしていたChilliが加わったという流れ。
何故、CrystalはTLCが始動する前にグループを脱退したのか。
その理由を、Crystal本人が複数のメディアに対して次のようにコメント。
「Pebblesが絶対にダメだと言った」

契約書を家族に確認させることを拒んだPebbles
TLCは、BabyfaceとL.A. Reidが立ち上げた[LaFace Records]に所属し、当時L.A.の妻だったPebblesがTLCのマネージメントを担当。
Pebblesと言えば、'87年にアルバム『Pebbles』でデビューし、BabyfaceとL.A.が手がけた"Girlfriend"などのヒットで知られる女性シンガーで、TLCはPebblesが立ち上げたマネジメント会社[Pebbitone]と制作や出版契約を結ぶことに。
Pebbles - Girlfriend
TLCは、Pebblesの弁護士事務所で契約を交わすことになったものの、当時のT-Boz、Left Eye、Crystalの3人はまだ18歳〜19歳という若さ。
提示された契約書には専門的な用語が並び、彼女達はその場で契約書の内容を理解することが困難だった為、Crystalはこの契約を一度家に持ち帰り、母親にも確認させたいとPebblesに提案。
しかし、Pebblesは「絶対にダメ」と返答したという。
この対応に不信感を覚えたCrystalは、契約書へのサインを拒み、最終的にグループから離れる決断を下すことに。

元々はCrystal Jonesが集めたTLCのメンバー
Crystal Jonesがレコード契約に慎重だったのは、彼女はTLC結成前、既に音楽業界にいたことがその理由。
Crystalは、'89年に[Atlantic Records]からデビューした女性シンガーAnne G.のバックダンサーとして活動していたことから、他のメンバーよりも多少は契約のことを理解していたという。
例えば契約前にPebblesが夕食に誘った際も、「この夕食代は私達のアドバンス(前払金)から出るの?」と尋ねていたというほど。
Anne G.のバックダンサーとして活動後、妊娠したタイミングで地元の米ジョージア州アトランタに戻り、そこで[Ichiban Records]のA&Rを担当していたIan Burkeと出会ったCrystalは、ガールズ・グループを結成するアイデアを思いついたとのこと。
そしてIanのサポートを受け、T-BozとLeft Eyeの二人を加えてガールズ・グループを結成。
この時はTLCではなく、「Second Nature」というグループ名だったという。

時を同じくして、彼女達の拠点だったアトランタの音楽シーンに目をつけたのがBabyfaceとL.A. Reid。
この地に[LaFace Records]の本拠地を構えた彼らは、Pebbles主導でTLCの獲得に着手。
ちなみに、Second Natureというグループ名を気に入らなかったというPebblesは、彼女自ら考案したという「TLC」というネーミングを彼女達に与えることに。
当初はCrystalありきで付けたグループ名だっただけに、彼女がグループを去った後も、代替メンバーのRozonda Thomasに「Chilli」というニックネームを与えてまでグループ名を守り続けた姿勢は、Pebblesの執念すら感じさせるエピソード。
しかし、TLCは元々Pebblesではなく、Crystal主導で結成されたガールズ・グループ。
CrystalがPebblesとの契約にサインしない意志を示した時、T-Boz、Left Eyeの二人も同じ考えに至ると思っていたという。
結果的に、二人はCrystalとは異なった道を進むという決断を下し、これに対して「T-BozとLeft Eyeに忠誠心が無かったことに失望した」と、Crystalは当時を回想。
しかし、後にLeft EyeはCrystalにこのことを謝罪していたようで、一方のCrystalもTLCの活躍を大いに祝福し、誇りに思っていたとのこと。





































