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元々はAriana Grandeではなく、Jordin Sparksのために作られた"The Way"。この曲の元ネタは、'70年代ソウルの隠れた名曲。

  • 執筆者の写真: R&B SOURCE
    R&B SOURCE
  • 4月7日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月17日


Ariana Grandeの名を世界に広めた"The Way"

Ariana Grandeの名を世界に広めた"The Way"


2011年にデビュー・シングル"Put Your Hearts Up"を発表した当時はまだ無名だったものの、2013年のシングル"The Way"のミュージック・ビデオで見せたキュートで弾ける姿が「可愛すぎる」と話題を呼び、一躍世界を代表するポップ・アイコンへと駆け上がったAriana Grande(アリアナ・グランデ)。


この曲は、あなたが望むなら、毎日でもそばにいてあげる。あなたが私を想っていてくれるなら、どこにも行かないわ。だから心配しないで。私はあなたのものだからと、一途な愛を歌うラブ・ソング。


この曲について、Arianaは「Complex」のインタビューで次のようにコメント。

「Macとは本当に長い間、友人同士だったの。彼がTwitterで『一緒に音楽を作ろうよ』って声をかけてくれて、それで彼の家へ遊びに行って、それから親友になったわ。2人でいると、すごく奇妙な音楽を作るの。ただ遊んでいる時に作る曲は、たぶん私のアルバムには一生入らないようなものばかり。本当に変で実験的で、超奇妙だけど楽しくて、そこが大好き。彼はプロデューサーとしても一流なんだけど、意外とみんなそのことは知らないのよね。彼にフィーチャリングしてもらった一番の楽しみは、すでに仲の良い友達だったから、彼が作業している間も一緒に過ごせたことよ。彼が最初のバースに取り組んでいる間、私はキッチンに行ってクッキーを焼いていたの。最初のクッキーが焼き上がる頃には、彼はもうイントロを書き終えていたわ。"The Way"の何が好きかって、聴くと胸ときめくようにドキドキするところ。スタジオでレコーディングしている時、これが特別な曲だって分かったわ。『もしファースト・シングルにするなら、これしかない。もしこれがヒットしないなら、何が良い音楽なのか私には分からないわ』って思ったくらい。それくらい特別な直感があったの」
"The Way"で共演したMac MillerとAriana Grande
Mac Miller Ariana Grande

そんなAriana人気に火をつけた"The Way feat. Mac Miller"は、プロデューサーのHarmony Samuels(ハーモニー・サミュエルズ)によると、元々はArianaではなく、別のアーティストに歌わせる予定だったという。


Ariana Grande - The Way feat. Mac Miller



元々Jordin Sparksの為に作られた曲だった


この曲を手がけたプロデューサーのHarmony Samuelsは、「Billboard」のインタビューにて次のようにコメント。

「当時、俺はJordin Sparksと仕事をしていたんだけど、実はAriana Grandeに提供した楽曲のほとんどは、元々Jordinに提供する予定だったんだ。でも彼女のレーベルと意見が合わず、結局彼女の為に作った曲は行き場を失ってしまった。その後、約1年半ほど時間が経過したんだけど、これらの曲はいつか形になるだろうと思ってはいた。そしてArianaと出会って『この曲歌ってみる?』と聞いたよ。それが"The Way"だったんだ」
Ariana Grandeの"The Way"をプロデュースしたHarmony Samuels
Harmony Samuels

"The Way"は、Ariana Grandeのデビュー・アルバム『Yours Truly』に収録され、この曲を含む以下5曲をHarmony Samuelsがプロデュース。


・Right There feat. Big Sean

・Piano

・The Way feat. Mac Miller

・Almost Is Never Enough with Nathan Sykes

・Better Left Unsaid


これらの曲を元々歌う予定だったJordin Sparks(ジョーダン・スパークス)は、オーディション番組「American Idol」のシーズン6の優勝者として知られ、Chris Brownとのデュエット曲"No Air"は世界的大ヒットを記録。


結果的にJordinが歌うことはなかったものの、彼女はソングライターとして"The Way"の制作に参加。


Jordin Sparks - No Air duet with Chris Brown



"The Way"の元ネタはBrenda Russellの"A Little Bit Of Love"


そしてこの"The Way"には元ネタがあり、それが女性シンガーBrenda Russell(ブレンダ・ラッセル)の"A Little Bit of Love"。


この曲はBrendaが'79年にリリースしたデビュー・アルバムに収録され、シングル・リリースされなかった隠れた名曲。


ちなみに、"A Little Bit Of Love"をサンプリングするというアイデアは、Ariana GrandeではなくHarmony Samuelsのものだったという。

「サンプリングは私も納得のいく大好きだったものだけど、私が決めたわけじゃないの。Harmony Samuelsが制作して私に渡してくれた時、『これよ!』っていう感じだった。本当に特別な予感がして、レコーディング中はずっと満面の笑みだったわ」

Brenda Russell - A Little Bit Of Love

その後、数多くのアーティストがサンプリングしたことにより再評価され、中でもBig PunとJoeによる"Still Not a Player"がその代表例。


今回の"The Way"はその流れを汲み、"Still Not a Player"からインスピレーションを受けて制作された、'90年代の雰囲気を強く感じさせる楽曲。


Big Pun - Still Not a Player feat. Joe




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