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「I'm So Into You」を手掛けたプロデューサーが振り返る。「もしこの曲が無かったら、俺やSWVは存在しなかった」

  • 執筆者の写真: R&B SOURCE
    R&B SOURCE
  • 6月12日
  • 読了時間: 4分

SWVのブレイクスルーとなった名曲「I'm So Into You」

「この曲が無かったら、俺やSWVは存在しなかった」


SWVが'92年に発表したデビュー・シングル「Right Here」は、全米シングル・チャート最高92位に伸び悩み、当時はまだ大きな注目を集めるまでには至らず。


しかし、翌'93年にリリースされたセカンド・シングル「I'm So Into You」がその状況を一変。


この曲は同チャート最高6位まで上昇し、彼女たちにとって初の全米チャートTop 10入りを記録。


また、'93年のビルボード年間シングル・チャートでも20位にランクインするなど、SWVの快進撃はこの曲から始まったと言っても過言ではない、彼女達の出世曲。


Billboard Year-End Hot 100 singles of 1993

1. I Will Always Love You - Whitney Houston

11. Nuthin' but a 'G' Thang - Dr. Dre

12. In the Still of the Nite - Boyz II Men

13. Don't Walk Away - Jade

14. Knockin' da Boots - H-Town

15. Lately - Jodeci

16. Dazzey Duks - Duice

17. Show Me Love - Robin S.

18. A Whole New World - Peabo Bryson and Regina Belle

19. If - Janet Jackson

20. I'm So Into You - SWV


SWV - I'm So Into You

「I'm So Into You」を手掛けたのは、「Weak」「Right Here」「Anything」など、SWVのデビュー・アルバム『It's About Time』の主要曲をプロデュースしたBrian Alexander Morgan(ブライアン・アレクサンダー・モーガン)。


彼はこの曲に対する思いを「YouKnowIGotSoul.com」のインタビューにて次のようにコメント。

「この曲をリリースした時、TLCやEn Vogueは大成功していた。オリジナルの'Right Here'がSWVのデビュー曲だったけど、それほど大きな成功には至らなかった。もし'I'm So Into You'が無かったら、俺やSWVは存在しなかったと思う」

Usher、Lalah Hathawayなど、R&Bアーティスト達の楽曲を数多く手掛けてきた「R&Bプロデューサー」として知られているBrian。


そんな彼は大のヒップホップ好きとのことで、「I'm So Into You」の初期のデモ音源は、ヒップホップ寄りのかなりハードコアなサウンドだったという。


しかし、SWVのマネージャーであるKenny Ortiz(ケニー・オルティス)がこのデモ音源に対し俺は彼女達にこのサウンドをやらせたくないと言われ、どうすればラジオ受けする曲に出来るかを考えた結果、Betty Wright「Clean Up Woman」のギターを切り刻んで小さなブレイクを加え、「I'm So Into You」の新しいパーツにしたとのこと。


Betty Wright - Clean Up Woman

「I'm So Into You」制作時の様子を、Brianは「COMPLEX」のインタビューにて次のように回想。

「俺はラッパーのEric Sermonと一緒に過ごした時期があって、彼がRedmanやその他のラッパー達とやっていたことに感銘を受けたんだ。俺は彼らが表現していたファンク・モブ・サウンドが好きだった。多くの人は知らないと思うけど、俺は実際にはヒップホップが大好きなんだ。その後に『Eric Sermon風の曲をやりたい』と思って、'Im So Into You'のデモを作ったんだけど、初期のバージョンは本当にハードコアなサウンドだった。でも、SWVのマネージャーKenny Ortizがこのデモ音源を嫌ったから、ラジオ受けするように作り変えた。俺にとってこのレコードは重要だった。それは、ニュー・ジャック・スウィングからスウィングしないストレートな16ビートへの明確な移行を意味していたからね。この曲はハイハットを除いて、全くスウィングしていない。'I’m So into You'は完全に東海岸スウィングのレコードとは異なるサウンドで、突然現れたような感じだったから、この曲は何か違うという印象を与えられた。友人のB. Sladeから『今振り返ってみると、君が架け橋だったことに気付いているか?BabyfaceとL.A. Reid、Jimmy JamとTerry Lewis、Teddy Rileyがいて、そして君がいる。Timbalandが登場する前の間にね』と言われた。ちなみにJimmyとTerry本人たちからも同じことを言われた。'Weak'ではなく、'I'm So into You'がSWVのブレイクスルーになって良かったよ。なぜなら、彼女たちを『バラードのグループ』と思う人も出てきたからね」

一般的には、ニュー・ジャック・スウィングにカテゴライズされることも多い「I'm So Into You」


当時レコード会社は、SWVを「ニュー・ジル・スウィング(女性アーティストによるニュー・ジャック・スウィングの歌い手)」と名付けてプロモーションを展開。


しかしBrianは、ニュー・ジャック・スウィングとは異なるサウンドを目指して制作していたため、この扱いにはかなり不満を抱いていたという。

SWVのヒット曲「I'm So Into You」のプロデュースを担当したBrian Alexander Morgan
Brian Alexander Morgan


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