- R&B SOURCE編集部
Bobby Brown▶︎▶︎「"Every Little Step"の一部は、ラルフが歌った」元マネージャーが激白。
最終更新: 2020年12月22日

"Every Little Step"の一部は、Ralph Tresvantが歌っていた
軽快なステップを踏みながら、ストレートな愛を歌う痛快なラヴ・ソング。
Bobby Brownの名曲であり、ニュー・ジャック・スウィングの名曲"Every Little Step"。
実はこの曲のレコーディングの際、Bobby Brown友人のRalph Tresvantが一部歌っていたと、Bobby Brownの元マネージャーMarty Machatが英Dazed誌のインタビューに激白。
「"Every Little Step"には、2人のヴォーカリストがいる」
Bobby Brownは、薬物中毒だった
"Every Little Step"にはRalph Tresvantの名前はクレジットされていませんが、Marty Machatは以下のように語っています。
「"Every Little Step"は、当時[RCA Records]のA&RだったLouis Silas([Silas Records]のファウンダー)が、BabyfaceとL.A. Reidに依頼して制作された楽曲だった。
この曲を仕上げようとしていた時、Bobbyはスタジオに現れなかった。
Bobbyは薬物を使用していて、レコーディングする際に時々スタジオに現れる程度だったんだ。
BabyfaceとL.A. Reidが帰ろうとした際、スタジオにいたRalphが急遽一部のパートを歌うことになった。
"Every Little Step"には2人のヴォーカリストがいる。Bobby BrownとRalph Tresvantだ」
実際に"Every Little Step"を聴いてみると、どのパートがRalph Tresvantのヴォーカルかが分かりませんが、Ralph Tresvantのヴォーカルのトーンとピッチを合わせるために、ヴォコーダーのエフェクトをかけて調整されたからではないかという意見もあります。
結果的には、Ralph Tresvantのヴォーカルによって"Every Little Step"が仕上がった、ということになりますね。
Bobby Brown (ボビー・ブラウン)
Every Little Step
Bobby Brownは、"Every Little Step"を嫌っていた
様々な事情を抱えながら完成した"Every Little Step"ですが、実はBobby Brown本人は"Every Little Step"を好んでいなかったと、「ESPN」が所有するカルチャー・ウェブ・サイト「The Undefeated」にてBobby Brownが語っています。
「"Every Little Step"は全然好きじゃなかった。New Editionの"Candy Girl"っぽく聴こえてね。
本当は歌いたくなかったけど、結果的にはヒットしたよ」
結果的には全米シングル・チャート最高3位を記録する大ヒット、後に多くのアーティスト達がカヴァーし続けるR&Bクラシックとなりました。
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