AALIYAH|謎多き事故死にまつわる陰謀説。彼女は、あの秘密結社に殺されたのか?
- R&B SOURCE
- 8月22日
- 読了時間: 17分

22歳でこの世を去ったAaliyah
若干15歳という若さで、「年齢なんてただの数字」というメッセージを込めたアルバム『Age Ain't Nothing But a Number』でデビューしたAaliyah。
Aaliyah|Age Ain't Nothing But a Number
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BeyonceやBrandyといった同世代のシンガー達も憧れるほど、デビュー時から他のアーティストとは一線を画する圧倒的なオーラを纏っていたカリスマだったものの、彼女の人生に突然ピリオドが打たれてしまったのが2001年8月25日。
当時、Aaliyah一行は"Rock the Boad"のMVを撮影をする為にバハマ諸島のアバコ島に滞在しており、次の目的地である米フロリダ州マイアミに移動する為に、小型セスナ機「Cessna 402」に搭乗。
この飛行機が離陸直後に墜落し、Aaliyahを含む以下9名の搭乗者が犠牲に。
・Aaliyah
・Scott Gallin (ボディーガード)
・Keith Wallace (マネージャー)
・Anthony Dodd
・Gina Smith ([Blackground Records]役員)
・Christopher Maldonado
・Eric Foreman (メイクアップ・アーティスト)
・Douglas Kratz (ビデオ・ディレクター)
・Luis Morales (パイロット)
Aaliyahは22歳という若さでこの世を去ることに。
この飛行機事故に関して、事故機のパイロットを務めていたLuis Moralesが薬物中毒だったという疑いや、また機体の整備不良や積載オーバーなどが事故の原因ではないかと言われており、「New York Post」を含む複数の報道機関が、出発前に積載する荷物や機材の量について、パイロットとAaliyahのチームが口論していたと報道。
そしてこの事故には、他にも様々な不可解な点が。
Aaliyah|Rock the Boat
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Lenny KravitzがAaliyahの為にプライベートジェットを用意していた?
Aaliyahの死から約2週間後の2001年9月11日に、アメリカ同時多発テロが発生したこともあり、「何故Aaliyah一行が乗った飛行機の離陸が許可されたのか?」など、その詳細がうやむやにされてきたこの飛行機事故。
この事故には不可解な点がいくつかあり、その内の1つがAaliyah一行が搭乗したCessna 402が、機体の最大重量制限をオーバーしたまま離陸してしまったという点。
事故後の調査によると、バハマ当局は最大重量を約5,500ポンド(約2,500キロ)も上回っていたと発表しており(しかもこの数値には死亡した9人の体重は含まれていないとのこと)、その結果、機体に対して重量が均等に分配されず、この状態で飛行すると航空機は空中でバランスを制御することが困難となり、恐らくこれが原因で機体は墜落。

では、過重だったことは明らかだったものの、何故この飛行機はそのまま離陸してしまったのか?
ここで浮上するのが、事故機のパイロットだったLuis Moralesの存在。
「Miami Herald」が報じた内容によると、Luis Moralesは事故の12日前に、コカイン所持を含む計4件の容疑で出廷しており、このため飛行免許を剥奪されるかもしれなかったという人物で、事故当日の飛行において正式な許可を得ていなかったとのこと。
また、Cessna 402を所有していた「Blackhawk International Airways」には、事故当日から遡ること過去4年間に4回もの出頭命令が出されており(その内の1件は安全基準違反によるもの)、当該機はチャーター便として1名の登録パイロットによる飛行のみを許可する「エアタクシー認定」を受けてたものの、登録されていたパイロットはLuis Moralesではなかったという事実も。
そして事故後の司法解剖結果によると、Luis Moralesの体内からコカインとアルコールが確認されていたという。
これらの事実を踏まえると、パイロットのLuis Moralesが通常の判断が出来ない状態ながら、彼が独断で操縦可能だと判断し、そして重量オーバーのまま離陸した結果、あの悲惨な事故を起こしてしまったという流れ。
しかし一方で、実は事故当時にグラミー受賞アーティストLenny Kravitzが、Aaliyahの為にプライベートジェットを用意していたという話も。

Aaliyahは睡眠薬で眠らされていた
事故当日、Lenny KravitzがAaliyahの為にプライベートジェットを用意していたという話をしたのは、当時Aaliyahと交際していたDamon Dash(Jay-Zと共に[Roc-A-Fella Records]を立ち上げた人物)。
Damon Dashは、「Entertainment Tonight」のインタビューで次のようにコメント。
「Aaliyahが実際にあの飛行機を見たとき、彼女は『この飛行機は嫌い』とメールを送ってきた。だから俺は『じゃあ、乗らない方が良い』と伝えたんだ。そしたら彼女は『まだ仕事があるから乗らないといけない』と伝えてきた。彼女は常に飛行機に対して深刻な恐怖心を抱いていたから、飛行機に乗る度にその恐怖心を克服しなければならなかった。でも、俺が本当に腹が立ったのは、Lenny Kravitzが彼女にプライベートジェットを提供したと聞いていたんだけど、その飛行機をHype Williamsが使ってしまったということ。だから、その状況について聞いた時に本当にムカついた。この件に関しては直接彼に聞いてみてくれ」

Hype Williamsは、"Rock the Boat"のMVの監督を務めていた人物で、これまでにTLC"No Scrubs"、Blackstreet"No Diggity"といった、歴史的大ヒット曲のMVを手がけてきた巨匠。
Lenny Kravitzが「個人的にプライベートジェットを手配した」という話自体はある程度確認されているものの、それは事故後に関係者を支援するための手配だったとも言われており、Aaliyah本人が乗る予定だったとは断定できず、あくまでこの証言はDamon Dashの個人な主張。
また、Hype Williams側から直接のコメントや反論も一切ない状態。

そしてこの飛行機事故の最も不可解とされるポイントが、重量オーバーした飛行機を強行的に離陸させたのが、「本当にパイロットのLuis Moralesだったのか?」という点。
この事故の詳細に迫った人物がおり、それが2021年にAaliyahのキャリアを追求した書籍「Baby Girl: Better Known as Aaliyah」を書き上げた音楽ジャーナリストのKathy Iandoli。
鍵となったのがKingsley Russellという人物の証言。

Kingsley Russellは、"Rock the Boat"の撮影地アバコ島に住んでいた当時13歳の少年。
彼の家族がこの地でタクシーやホスピタリティ・ビジネスを営んでおり、彼の叔母Annie RussellがMV撮影地のスカウトを担当し、また母親がAaliyah滞在中のドライバーを担当したりと、家族でAaliyah一行のサポート。
そのため、Kingsley Russellも事故当日、Aaliyahチームの荷物持ちとして働き、常に彼女の周辺にいたとのこと。
「Baby Girl: Better Known as Aaliyah」の著者Kathy Iandoliが、Kingsley Russellに事故当日の様子をインタビューしたところ、この日は飛行機が2時間も遅れており、到着した飛行機を見て、撮影に使う全ての機材、そしてAaliyahを含む計8人の乗客(Aaliyahのボディガードの体重は約135キロ)を乗せるにはあまりにも重すぎると主張していたのが、なんとパイロットのLuis Moralesだったとのこと。
Kingsley Russellは、「Baby Girl: Better Known as Aaliyah」の中で「空港のスタッフとAaliyahは、飛行機が過重であることを理解していた」と語っており、この時Aaliyahは頭痛を訴えてタクシーに乗り込み、次のように繰り返し訴えていたという。
「この飛行機には乗りたくない」

表向きの報道では、パイロットのLuis Moralesが薬物を摂取していたことや、健康状態に問題があったとされているものの、Kingsley Russellの証言が事実であれば、真実はそれとは逆だということに。
更にKingsley Russellが主張した内容によると、なんとAaliyahのチームのメンバーが睡眠薬を持ち出し、それをAaliyahに投与し、眠っている間に飛行機に無理やり乗せたとのこと。
「Baby Girl: Better Known as Aaliyah」の中で、Kingsley Russellは次のようにコメント。
「彼らはAaliyahをタクシーから連れ出した。彼女は、自分が飛行機に乗せられていることすら知らなかった。彼女は、飛行機に乗った後も眠っていた」

この事故には黒幕がいたのか?
Kingsley Russellが主張した内容を簡単にまとめると、「空港スタッフ、パイロット、そしてAaliyahは重量オーバーを理解していたものの、Aaliyahのチームがその警告を無視して飛行を強要した」という流れ。
冒頭に記した通り、「『New York Post』を含む複数の報道機関が、出発前に積載する荷物や機材の量について、パイロットとAaliyahのチームが口論していた」と報じており、つまりKingsley Russellの言い分が正しいと仮定した場合、当初の立場が逆転することになり、事故を正当化する為にパイロットのLuis Moralesが濡れ衣を着せられた可能性も。
(誤) 薬物摂取していたパイロットがフライトを強行
(正) フライトを強行したかったのは、睡眠薬を持ち出したAaliyahのチーム
しかし、もしAaliyahのチームがスケジュールを押したくないなど、何らかの理由で離陸を強行したかったとしても、搭乗していたメンバーは自爆テロ犯ではなく、Aaliyahのキャリアをサポートしていたチームだったことは事実。
重量オーバーだと分かっていた飛行機に乗れば、墜落して自らの命も犠牲になることは想像に難くないゆえ、例えば搭乗者や荷物を複数の飛行機に分けて飛ばすとか、予備の飛行機が無ければ日程をずらすなど、安全を最優先にする方法はいくらでもあったはず。
もしそう考えるのが自然だとすれば、過去に問題を起こしていた「Blackhawk International Airways」の小型セスナ機「Cessna 402」を使い、明らかな重量オーバーで飛ばすことにこだわったのは、命を落としたAaliyahチームのメンバーではなく、この事故を意図的に起こしたかった、別の人物が関与していた可能性も否定できず。
そしてこの事故の「黒幕」ではないかと囁かれているのが、Aaliyahの叔父Barry Hankerson。

Barry Hankersonの黒い噂
Barry Hankersonは、Gradys Knightの元夫で、Aaliyahの叔父にあたり、そしてAaliyahが所属していたレーベル[Blackground Records]を設立した人物。
また、R. Kellyの才能を見出したのもこのBarry Hankersonで、Public Announcementを迎えたR. Kellyのデビュー・アルバム『Born Into the 90's』は、Barry Hankersonの協力を得て完成したアルバム。
R. Kelly|Born Into the 90's
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R. Kellyのデビューを成功させた後、Barry Hankersonは姪っ子のAaliyahをデビューさせるべく、メジャー・レーベルに売り込んだものの失敗し、この後の'93年に自ら[Blackground Records]を設立(当初の名前は[Blackground Enterprises])。
そして翌'94年、Aaliyahのデビュー・アルバム『Age Ain't Nothing But a Number』が発表されたものの、このアルバムが[Jive Records]([Sony Music]の傘下レーベル)からメジャー流通できたのは、R. Kellyのアルバム『Born Into the 90's』が同レーベルから流通していたこと、そして『Age Ain't Nothing But a Number』の全面プロデュースをR. Kellyを行ったことが大きく影響。
つまり、R. Kellyの実績と信用があったからこそ成し得た結果。
その後、R. Kellyは当時まだ未成年だったAaliyahと恋仲になり、Aaliyahは15歳の時にR. Kellyの子を妊娠。

Aaliyahが育った米ミシガン州では、大人が未成年と性行為をすることは違法であり(13歳以上16歳未満の者に対する性的接触で,行為者が被害者の5歳以上年長者である場合を第四級性犯罪)、中絶するにも結婚許可証が必要だったことから、Aaliyahの年齢を18歳と偽り、R. Kellyとの婚姻届を出すも不受理になってしまったことは有名なエピソード。
しかし、この一連のスキャンダルを揉み消そうとし、「R. Kellyのキャリアを守ろうとした」とされるのが、実はBarry Hankersonではないかという話。

家族関係である姪、しかも当時未成年だったAaliyahに手を出したR. Kellyとの関係を、Barry Hankersonがこの直後に断ち切っていたとしても不思議ではない状況。
しかし、その後もBarry HaknersonはR. Kellyとの仕事を継続。
というのも、当時R. Kellyは[Jive Records]の看板アーティストとしてヒット曲を量産し、AaliyahとR. Kelly双方のマネージメントを担っていたBarry Hankersonにとって、R. Kellyの仕事が収益の大部分を占めていたとしたら、「稼ぎ頭だったR. Kellyの逮捕だけは何としても避けたかった」とBarry Hankersonが考えていたとしても、不思議ではない話。
R. KellyはBarry Hankerson自身が発掘した才能であり、今後も永続的な収益源となってもらうように、R. Kellyにとっての心配事を減らして曲作りに専念させる為、表向きにはAaliyahとの破局を装い、両者を引き離した上で、「秘密裏に何らかの計画を進めていたのではないか」という噂も。
これらの仮説が事実だった場合、Barry Hankersonは金銭的利益を最優先し、「姪であるAaliyahを切り捨て、収益を生むR. Kellyとの関係を保持する道を選んだ」とも解釈できる。
現に、Barry Hankersonは[Blackground Records]に所属していたToni Braxton, JoJoから訴訟を起こされていたり、元妻Gradys Knightから「邪悪で支配的な男だった」と言われていたりと、何かと黒い噂が囁かれている人物。
また、約15年間「Chicago Sun-Times」でポップ・ミュージック評論家を務め、Barry Hankersonと定期的に話をした数少ない報道陣の1人である音楽ジャーナリストJim DeRogatisは、「Complex」の記事でBarry Hankersonについて次のようにコメント。
「まるでZeligのような人物だ(映画「Chameleon Man」のヒーローLeonard Zeligのこと。神出鬼没なカメレオンのような人を指す比喩)。この男についてはほとんど何も知らされていない」

そしてAaliyahの死後20年が経過した2021年に、これまでストリーミングが解禁されていなかったAaliyahの過去の作品が一斉にオープンになった際、Aaliyahの遺産管理法人の弁護士Paul LiCalsiは次のような声明を発表。
「2000年代初期以降、ストリーミングで視聴可能だったのはデビュー・アルバムの『Age Ain't Nothing But a Number』だけでした。[Blackground Records]との契約書により、大手レコード会社がこの作品の販売権を所有していたためです。このアルバムを除き、残る彼女の作品はどういうわけか、[Blackground Records]が公表を差し控えてきました」
この時、Barry Hankersonは「Billboard」のインタビューで次のようにコメント。
「Diane(Aaliyahの母で、Barry Haknersonの妹)が『楽曲を公表したくない』という話は確かにした。妹に言われたことは、なんでも望み通りかなえようと努めてきた。子を持つ親としては、公表したくない妹の気持ちも分かる。亡くなった娘の声を聴きたいと思うかい? だから妹からそういわれた時、『OK、公表はしないよ。具体的にいつになるかはわからないが、もっと先にしよう』と伝えた。それで文字通り全て封印して、他のことに専念したんだ」
しかしここで不可解なのは、Barry Hankerson自身が「亡くなった娘の声を聴きたいと思うかい?」と言っているにも関わらず、何故デビュー・アルバム『Age Ain't Nothing But a Number』だけは、これまでストリーミングが解禁され続けていたのか?
それは、このアルバムが「R. Kellyが手がけた作品だったから」という事実を考慮すれば、辻褄が合う話。
ちなみに、既述の音楽ジャーナリストJim DeRogatisも、何故『Age Ain't Nothing But a Number』以外の作品がこれまでストリーミングでオープンにならなかったのか、その理由を何度も求めていたものの、Barry Hankersonはこの質問を頑なに拒否していたとのこと。
Aaliyah|Age Ain't Nothing But A Number
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Aaliyahは、あの秘密結社に殺されたのか?
Barry Hankersonが、R. Kellyと何か特別なインセンティブ契約を結んでいたのかは定かではないものの、Aaliyahとの関係を断ち切った後も、「R&B界のキング」の名に恥じない快進撃を続け、大ヒット曲を量産し続けたR. Kelly。
しかし、その後R. Kellyの性癖を暴いたドキュメンタリー「Surving R. Kelly」が2019年に公開されたことにより、彼の信頼は一気に失墜し、お払い箱になったR. Kellyから入れ替わるように、2021年にAaliyahの過去作をストリーミング解禁。
この一件もAaliyahの遺族や遺産管理団体の快諾を得ず、半ばBarry Handersonが強引に進めてしまいトラブルになり、そしてR. Kellyのセックス・テープをリークさせたのが、他でもないBarry Hankersonではないかという説も。

'98年に発表されたR. Kelly4枚目のアルバム『R.』まで、R. Kellyの作品でエグゼクティブ・プロデューサーを務めていたBarry Hankerson。
しかし、Aaliyahとのいざこざがあったこともあり、2000年頃にはR. Kellyとの関係が断ち切られていたとされていたものの、もしかすると2人は裏でそのまま繋がっていたのかもしれず、そしてやはりR. Kellyが手がけた『Age Ain't Nothing But a Number』だけが、まるで野放しになっていたかのようにストリーミングされ続けていたのは、どうしても不自然。
Aaliyahのファン達の中には、「莫大な収益を得続ける為に、これらは全てBarry Hankersonが長年に渡って欺瞞的に計画したものではないか?」と主張する声も少なくない。
真相は不明ながら、もしBarry Hankersonが秘密裏に計画を練ったいたとした場合、その裏には「秘密結社イル◯ナティが関与していたのではないか?」という都市伝説も。
イル◯ナティには様々な噂が流れ、「音楽業界のトップ・アーティスト達はこの秘密結社に所属している」というのは有名な話。
その筆頭がJay-ZとBeyonceの夫婦で、この組織のメンバーであることを示す「両手でピラミッドの形を表すハンド・サイン」を、両者は公の場で度々披露。

そもそもイル◯ナティとは、金融、政治、マスコミなどをコントロールし、「世界を裏で操っているのではないか?」と言われている組織。
音楽業界も例外ではなく、影響力があるアーティスト達はこの組織にリクルートされ、メンバーに加わればキャリアの成功を約束する代わりに、「組織の広報的な役割として従事しているのでは?」という噂。
では、なぜ「イル◯ナティがAaliyahの死に関与していたのでは?」という噂が流れたのか。
これも完全な推測ながら、「イル◯ナティには生贄の儀式があるから」という話。
女優のAngelina Jolieが、過去にイル◯ナティの生贄儀式を認めた発言をしており、Barry Hankersonがイル◯ナティから特別なインセンティブを受け取る為に、「Aaliyahを生贄を捧げることが条件」だったとしたら。
というのも、Aaliyahは[Virgin Records]から流通したサード・アルバム『Aaliyah』の発表前に、叔父であるBarry Hankersonのもとを離れ、恋人Damon Dashのレーベル[Roc-A-Fella Records]に移籍する意向を示していたとも言われている。
Aaliyahの心変わりを裏切りと見なし、Barry Hankersonはこのタイミングを逃さないように、報復として悪策を練っていた可能性も否定はできない。
この辺の考察は、いくら掘り下げても結局は推測の域を出ることはなく、しかしAaliyahが晩年に使用していたアーティスト・ロゴは、イル◯ナティのシンボルマークとされている「ピラミッドに目」をモチーフにしたロゴを使用(米1ドル札の裏にもこのマークは使用され、イル◯ナティの息がかかったあらゆる箇所にマーキングされているという、通称「プロビデンスの目」)。


Aaliyahをイル◯ナティに迎え入れる為に、ピラミッドに目をモチーフにしたロゴを使用したのか。
それとも、リクルートに失敗した結果、意図的に飛行機事故が起きるように仕向けたのか。
もしくはこのロゴを使用した時点で秘密裏の契約が完了し、Xデーへのカウントダウンがスタートしてしまっていたのか。
Barry Hankersonが金の為なら手段を選ばない人間だとするならが、あらゆる推測のどれもが否定出来ないかもしれず、そしてAaliyahが亡くなった日付が「25日」だっというのも、不審な事故として捉えられてしまう要因の1つ。
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Jay-ZとDiddyはAaliyahに嫉妬していたのか?
そして、Aaliyah没後にイル◯ナティに加入したとされるのがBeyonceで、Destiny's Childの大成功、ソロ転向後も破竹の勢いで活躍し続けているのは周知の通りで、「BeyonceはAaliyahの計画が上手くいかなった時の予備計画だった」という説も。
事実、「Beyonceはスタジオに来て、Aaliyahの曲作りを手伝ったことがある」とBarry Hankersonは語っており、この時点でBeyonceの才能の高さに気付いていたのであれば、第2オプションだったBeyonceを迎えるという方向に変え、組織ぐるみでAaliyahの飛行機事故を策略したのか。
また、後にBeyonceと結婚するJay-Zも、当時Aaliyahに恋心を抱いていたとされており、しかし当時のAaliyahのボーイフレンドは、Jay-Zと共に[Roc-A-Fella Records]を立ち上げたパートナーDamon Dashだったことから、この飛行機事故には嫉妬心も絡んでいたのかもしれず。

そしてJay-Zの同志であるDiddyも、この事故に関与しているのではないかと囁かれている1人。
Diddyは当初、Aaliyahのセカンド・アルバム『One in a Million』にプロデューサーとして参加する予定で、約1週間Aaliyahとレコーディング・セッションをこなしたものの、結果的にDiddyの楽曲は1曲もアルバムには採用されず、Diddyはこのことを根に持っていたのか。

どこまでいっても真相は不明ながら、Jay-Z, Diddy, Barry Hankersonが、Beyonceのキャリアを前進させる為に、邪魔者となったAaliyahを排除したのか。
ちなみに、Diddy, Jay-Z, Beyonceの3人にはある共通点があり、それは3人とも同じ4日生まれという偶然の一致。
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そしてあの女性シンガーも、この事故に関してコメント。

Mary J. Bligeの意味深なコメント
Aaliyahが巻き込まれた飛行機事故に対して口を開いたのが、あのMary J. Blige。
彼女は、2005年に行われた「The Guardian」のインタビューにて次のようにコメント。
「私にとってAaliyahは親しい友人ではなかった。でも彼女が亡くなった時に、次は自分の番だと悟ったわ。いつ、どのように死ぬかは分からないけど、次は私だと。どんな不慮の事故に巻き込まれるのか、どんなヘロインの過剰摂取を仕組まれるのか知らないけど、最終的には自分の番が来ると思ったからとても怖かった」
当時、Mary J. Bligeは心身の不安を紛らわす為に、アルコールとドラッグを摂取しており、しかしAaliyahの事故死をきっかけに、それらをキッパリとやめたとのこと。
一見、Aaliyahが巻き込まれた事故から、自身のライフスタイルを見直しただけに思えるものの、不可解なのが「どんな不慮の事故に巻き込まれるのか」という発言。
この発言の真意はMary J. Blige本人にしか分からないものの、彼女は同インタビューで「私のように歌う別の子が、毎年次々と出てくるから、多くの関係者から『Mary J. Bligeはもう既に死んだも同然』と思われていたと感じた」と語っており、この発言をそのままAaliyahに当てはめると、「Aaliyahの代役が見つかったから、Aaliyahは意図的に葬られた」ということを暗示しているかのような言い回し。

色々と自由に書き綴ってしまいましたが、Aaliyahが巻き込まれた飛行機事故はただの事故だった可能性は十分あり、もし誰かがAaliyah◯害計画を企てていたとしても、その黒幕がR. Kellyと仕事を続けたかったBarry Hankersonであるという決定的な証拠も無く、またBeyonceがイル◯ナティの広告塔に起用されたとしても、それがAaliyahを葬る直接的な理由である証拠もまた無く、そもそもイル◯ナティは全く関与していないかもしれず、しかしAaliyahが色々と不可解な点を残した飛行機事故で命を落としたことは紛れもない事実。
繰り返しになりますが、正直どの説が正しいのかは全く不明ですし、この記事に記した内容はあくまで一個人の考察であり、また根拠のないただの都市伝説です。
真実が明らかになったとしても、残念ながらAaliyahが生き返ることはありませんが、生前に素晴らしい楽曲を残してくれたAaliyahのご冥福をお祈りいたします。
Aaliyah|Miss You
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