Foxy Brown「Get Me Home」をサンプリングしたLola Brookeの「You」。名曲に挑んだ覚悟を語る。「オリジナルの価値を落とすような、ダサい真似はしたくないのよ」
- R&B SOURCE

- 7月28日
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Foxy Brownの名曲「Get Me Home」をサンプリングした「You」
全米アルバム・チャート最高7位を記録したFoxy Brownのデビュー作『Ill Na Na』からシングルカットされた「Get Me Home」
'80年代R&Bの名曲、Eugene Wildeの「Gotta Get You Home Tonight」をサンプリングし、さらにTeddy Riley率いるR&BグループBlackstreetをボーカルに迎えたこの曲は、多くのR&Bファンからも支持を集めた'90年代ヒップホップの名曲。
Foxy Brown - Get Me Home
そんなFoxyの代表曲「Get Me Home」への敬意を込めたオマージュとして注目を集めたのが、女性ラッパーLola Brookeが2023年に発表した「You」
Lola Brooke - You feat. Bryson Tiller
FoxyとLolaには共通点があり、それは2人とも米ニューヨークのブルックリン出身であること。
地元のストリートで培われたタフな精神性と、荒々しくも堂々とした存在感は、2人の音楽性やビジュアルに共通して流れる大きな魅力。
また、重厚でハスキーな声質も、2人を比較するうえで最も象徴的な共通点。
一般的な女性ラッパーの鋭く高い声とは一線を画す、低くハスキーで重厚感のあるボーカル・トーンは驚くほどよく似ており、ダミ声を交えた迫力あるラップ・スタイルこそ、Lolaが「Foxyの正統後継者」と称される最大の理由。

このような背景から、周囲はLolaにFoxyを彷彿とさせるスタイルをたびたび提案してきたという。
しかし、Lolaはそのアイデアを取り入れることには慎重で、「Forbes」のインタビューで次のように持論を展開。
「みんな私に、Foxyっぽいビートをよく持ってくるの。でも私は普段そういう曲には簡単に手を出さない。彼女は私の地元のレジェンドだから、それを『いつ、どんな形でやるか』は自分で決めたいのよ。でも、あのトラックを聴いた瞬間、『今がそのタイミングだ』って感じたわ。私はFoxyを心から愛しているから、この曲に対しては自分自身にすごく厳しく向き合った。サンプリングをやるなら、オリジナルの価値を落とすような、ダサい真似はしたくないのよ。Brysonも最高のフックを書いてくれたし、この曲やMusic Videoも本当に前向きに協力してくれたわ」
また、「ESSENCE」のインタビューでは次のようにコメント。
「私がFoxyと比較されるのは当然だし、彼女の存在は私の中に刻み込まれているわ。私達は今の自分になることを自ら選んだわけではなく、環境がそうさせたの。私は環境の産物であり、だからこそ彼女に共感するのよ。彼女は私に、自分が誰であるかを気づかせてくれて、もしその事実を変えたくても変えることは出来ない。だって、私はブルックリンの女だから」
この曲のプロデュースは、SZA「Snooze」を手がけたKhristopher Riddick-Tynes、そしてMegan Thee Stallionのヒット曲を多数手がけたLilJuMadeDaBeatの2人が担当。
そしてLolaは、この曲を制作した時の状況を、「Rated R&B」のインタビューで次のように回想。
「ブルックリン流に大胆にやるしかなかったわ!捻りをきかせて、自分の中の優しい女の子を表現したの(笑)。でもそのバランスが必要だったわ。Foxyは私のような女子達に道を切り開いてくれた人だから、そのことを知っているとこの曲の特別さが増すわ。そしてこの曲でBrysonと一緒に仕事ができたのは素晴らしい経験だった。私も彼のファンなので、この曲は時代を一周して完成したような気分。私達の曲はとても好評みたいだから、素直に嬉しいわ」





































