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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Joe▶︎▶︎「吃音」を巧みに使用して悪女を拷問する"Stutter"は、テディ・ライリーがブラックストリートに歌わせようと考えていた。


元々はBlackstreetに歌わせようとしたJoeの最高傑作"Stutter"

Blackstreetに歌わせようしたJoeの最高傑作


Joeの代表曲と言えば、"I Wanna Know"や"All the Things (Your Man Won't Do)"といった、タイムレスな王道のスロウ・バラード。


しかし、Joeのシグネチャー・サウンドとも言えるこれらの名スロウ・バラードですら達成できなかった、全米シングル・チャート1位という快挙を唯一達成した曲が、2001年リリースの"Stutter"でした。


Stutter

Joe

「Stutter」とは、「す、す、すみません」といった具合に言葉が滑らかに発音出来ず、吃って(どもって)しまう「吃音 (きつおん)」を意味し、Joeが歌う"Stutter"の内容は、浮気を隠している彼女に「嘘ついてるだろ、だってお前が返事する時はいつも吃ってるんだよ」と詰め寄る拷問ソング。


Joeのサード・アルバム『My Name Is Joe』に収録されたこの"Stutter"は、Teddy RileyとRoy "Royalty" Hamiltonがプロデュースを担当し、2Pac"Changes"のコーラスを担当したR&BグループTalentのメンバーEarnest Dixonがソングライターとして参加。



「Stereogum」の記事によると、吃音を使用するという発想はEarnest Dixsonがドライブ中に思いついたアイデアだったようで、その後Roy "Royalty" HamiltonとEarnest Dixsonの2人が"Stutter"のデモ音源を作り、これをTeddy Rileyに提案。


Teddy Rileyは、当初この曲をBlackstreetに歌わせようと考えたものの、当時Blackstreetはアルバム制作を行なっていなかった為に断念し、Roy "Royalty" Hamiltonは"Stutter"の歌い手を探すことに。

その後、Roy "Royalty" Hamiltonは[Jive Records]の創始者Clive Calderに"Stutter"をプレゼンした結果、Clive Calderがこの曲を気に入り、同レーベルに所属していたJoeが歌うことになったというのが大まかな経緯。


ちなみに、全米シングル・チャート1位を達成したのはオリジナル・バージョンではなく、ラッパーMystikalが参加したリミックス・バージョンで、吃音を多用したのもこのリミックス・バージョン。


Stutter (Double Take Remix) feat. Mystikal

Joe

「T-T-T-Talk to me, tell me where you were? (Late last night)

は、は、は、話せよ、お前どこにいたんだよ? (昨日の夜)


Y-Y-Y-You told me, "With your friends, hangin' out" (Late last night)

お、お、お、お前言ったよな、"友達と遊んでるって" (昨日の夜)


Y-Y-Y-You're lying 'cause you're stuttering」

お、お、お、お前嘘ついてるな、だってお前は吃ってるんだよ」


吃音を意味する「Stutter」という曲名の通り、Joeが浮気を疑う女性に対して、吃音を巧みに使って挑発的に歌う様が実に印象的ですね。


このリミックス・バージョンのMVは、浮気の疑いがある彼女をラッパーのMystikalが尾行し、浮気現場を目撃した後に車で追い込みをかけるという内容ですが、実は浮気をしていたのは双子の姉妹だったというオチ。


そんなJoe唯一の全米シングル・チャート1位を達成した"Sutter (Double Take Remix) feat. Mystikal"は、ヒップホップ・ユニットThe Pharcydeの"Passin' Me By"をサンプリングした内容でも話題となりました。


Passin' Me by

The Pharcyde


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