Jimmy Jamが語るTerry Lewisの才能。「私が長々と話したことを、たった3語くらいで言い表してしまうんです」
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Jimmy Jamが語るTerry Lewisの才能
これまでに数々の名曲を残してきた、Jimmy JamとTerry LewisによるR&B界屈指の名プロデューサー・チームJam & Lewis。
彼らはそれぞれ得意分野を分担しており、Jimmyは主にメインのメロディ・コード進行作成、鍵盤楽器の演奏、アレンジを担当。
音楽理論に強く、楽曲の音楽的な骨組みを作るリーダー。

そしてTerryは、作詞、ベースの演奏、ボーカル・ディレクション、全体の進行管理を行い、アーティストの感情を引き出す歌詞選びや、現場の雰囲気をまとめる役割を担当。

2人はそれぞれの強みを生かしながら、数々のアーティストの楽曲をプロデュース。
そんな中、JimmyはTerryの「ある才能」を特に高く評価しており、「Red Bull Music Academy」のインタビューで次のようにコメント。
「例はいくらでもあるんですが、いつも真っ先に思い浮かぶ話をひとつしましょう。私はすごく話が長くなるタイプなんです。何かを伝えるのに時間がかかる。でもTerryは、私が長々と話したことを、たった3語くらいで言い表してしまうんです。それが彼の才能のひとつなんですよ。Janetと『Rhythm Nation』を制作していたときのことです。ある曲のコンセプトがあって、それは『彼らが作ったわけではない世界で生きている(Livin' in a World They Didn't Make)』というものでした。当時、CNNを見ていたら学校で銃乱射事件が起き、多くの子どもたちが命を落としたというニュースが流れていました(ストックトン銃乱射事件)。
私たちは『これはレコードで語らなければならない。向き合わなければいけない』と思ったんです。その頃は最初の[Flyte Tyme Studio]で制作していましたが、同時にもっと大きな新スタジオも建設中でした。その時、Janetはずっと、『Terryが必要よ。Terryを呼んで!』と言っていました。私も『そうだ、彼が必要だ』と言いました。そこへTerryがやって来たんですが、手には新スタジオ用のカーペットのサンプルやら何やらを抱えているんです。彼は『Janet、このカーペットどう思う?』という感じだったので、私たちは、『Terry、違う。それじゃない。今必要なのは歌詞なんだ!』すると彼が、『で、コンセプトは?』と聞くので、私はこう説明し始めました。『学校で子どもたちが殺された。でも悪いのは子どもたちじゃない。大人たちの責任なんだ。僕ら大人が間違いを犯している。そのツケを子どもたちが払わされている。つまり…』そんなふうに私とJanetで延々と話していたんです。するとTerryが一言、『Livin' in a world they didn't make(彼らが作ったわけではない世界で生きている)」と言いました。私たちは2人同時に『それだ!』と直感しました。その10分後には、彼は歌詞を書き上げて私たちに『はい、できたよ』と渡してきたんです。それで完成しました。あの曲は、今の世界情勢を見てもまったく色褪せていません。私にとって、それこそがTerryの持つ歌詞の才能なんです」
「子どもたちは、自分たちが作ったわけでもない世界で生きている。
憎しみに満ちた世界で生きている。
大人たちが平気でルールを破る世界で生きている。
自分たちには責任のない世界で生きながら、大人たちの犯した数え切れない過ちの代償を払わされている」





































