"Brokenhearted"は、遊園地に行きたがっていた14歳のブランディが、ほぼワンテイクで録音した楽曲。
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14歳のBrandyが、ほぼワンテイクで録音した"Brokenhearted"
Brandyのデビュー・アルバムから最後にシングルカットされた"Brokenhearted"は、彼女のヒット曲"I Wanna Be Down"、"Baby"を手がけたKeith ClouchとKipper Jonesの二人がプロデュースしたスロウ・ジャム。
この曲のレコーディング当時、Brandyはまだ14歳。
音楽制作よりも遊びに気持ちが向いてしまう年頃だった彼女は、当時のエピソードを「SoulTracks」の取材で次のようにコメント。
「"Brokenhearted"のレコーディングには、ちょっと笑えるエピソードがあるの。私はどうしても『Six Flags Magic Mountain』(米ロサンゼルス郊外にある遊園地)に行きたくて仕方なかったんだけど、プロデューサーたちはずっと『レコーディングが終わってからね』って言うのよ。だから、もう全力で歌ったわ。とにかく早く遊びに行きたかったから(笑)。あの時の情熱は、きっと歌声から伝わると思う。だから、ワンテイクで終わらせたわ」
Brandy - Brokenhearted
この曲のプロデューサーであるKipper Jonesも、「The Reckoning」の記事で当時を次のように回想。
「Brandyは友達と遊園地に遊びに行きたがってたんだ。友達はみんな行く予定で、彼女だけスタジオに来なきゃいけなかったから、かなり不機嫌だったよ(笑)。でも、あの子は一発で歌った。もちろん、俺がボーカル・プロデュースしたから、細かい修正は少ししたけどね。基本的には、あれはワンテイクの歌だよ」

この曲は、当時Brandyが所属していた[Atlantic Records]のトップSylvia Rhoneが、"I Wanna Be Down"と"Baby"を評価し、KeithとKipperに制作を依頼した楽曲。
しかし、締切に追われるプレッシャーの中で、Kipperは当時スランプに陥っており、当時の心境を次のようにコメント。
「あの時は、正直何も浮かばなかった。本当に追い詰められていたよ。イライラしすぎて、泣いていた。締切があると、誰も作り手の気持ちなんて気にしない。間に合わなければ降ろされて、別の誰かがやるだけだ。車で走り回ったけど、それでも何も浮かばなかった。家に戻って、ドライブウェイに車を止めた瞬間、もう崩れ落ちてしまって。『神様、どうか降りてきてくれ』って祈ったよ。それでもう一度、自分のプロセスを最初からやり直すしかなかった」
原点に立ち返ったKipperは、Brandyが14歳であるということを改めて認識し、「14歳の女の子はどんな話をする?男の子のことだ。それしかない」という発想から、「失恋をしても、乗り越えていける」というテーマを軸に、"Brokenhearted"を書き上げることに。
「私はまだ若い。
でも、分かっている。
恋は一晩で始まるものじゃないってことを。
だから時間をかければ、きっと恋はうまくいくと思っていた。
でも目を閉じたその瞬間、私は恋に「さよなら」を告げていた。
私はただ、胸が張り裂けただけ。
人生が終わったわけじゃない。
またやり直せる。
孤独で心は傷ついている。
けれどそれを乗り越えるのは、とても痛みを伴うこと」
そしてデビュー・アルバムのリリース後、Brandyは約2か月にわたり、Boyz Ⅱ Menのツアーでオープニングアクトを務め、ツアー中の移動の飛行機の中で彼女のアルバムを手に取ったのが、Boyz Ⅱ MenのメンバーWanya Morris。
アルバムを聴いた彼は、「よし、この曲でデュエットをやろう」と提案し、"Brokenhearted"のリミックスに参加することに。
このリミックスを手がけたのは、Monicaの"Before You Walk Out of My Life"などで知られる Soulshock & Karlinで、ミュージック・ビデオに使用されたのも、このデュエット・バージョン。
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ちなみに当時、二人は実際に恋人関係へと発展しており、Brandyは後に、Wanyaが自身の初恋の相手だったことを告白。




































