Ultimate Kaos - Casanova|LeVertの名曲をカバーしたUK R&Bクラシック


LeVertの名曲「Casanova」をカバーしたUK R&Bクラシック
Gerald Levert、Marc Gordon、Sean Levertからなる男性ボーカル・グループLeVertが、'87年に発表した「Casanova」は、弾むようなビートとキャッチーなメロディを融合させた、ニュー・ジャック・スウィングが台頭していた時代を象徴するサウンドのひとつ。
Midnight Starの創設メンバーとして知られ、また弟のVincentと共に兄弟デュオCallowayとしても活躍した、Reggie Callowayが手がけたこの曲は、全米シングル・チャート最高5位、そして全米R&Bチャートでは1位を獲得し、さらに全英シングル・チャート最高9位を記録。
LeVertにとって、ポップ・チャートでも大きな成功を収めた代表曲。
ちなみに、Marcが「rnbjunkieofficial.com」のインタビューで語ったところによると、この曲はGeraldがプロデューサーの求める仕上がりにたどり着くまで、何度も歌い直した楽曲だったという。
「'Casanova'が生まれたのは、俺たちが[Atlantic Records]に所属していた頃のことだ。当時、レーベルの幹部だったSylvia Rhoneが、2曲ほど作ってもらうためにCalloway兄弟を俺たちのところに呼んでくれたんだ。彼らは当時、数多くのヒット曲を書いていたからね。彼らはMidnight Starのメンバーで、俺たちと同じオハイオ州出身でもあった。そんな彼らがこの曲を持ってきて、俺たちは『これだ』と感じたんだ。そして、実際にそのとおりの曲になった。おそらく、Geraldにとって歌うのが最も難しい曲のひとつだったと思う。プロデューサーというのは、曲をどんな仕上がりにしたいか、明確なイメージを持っているものだからね。この曲は、求める仕上がりにたどり着くまで、Geraldが何度も何度も歌い直さなければならなかった曲のひとつなんだ。でも、結果的にはそれがいい方向に働いたんだよ」
LeVert - Casanova
その約10年後、この名曲をカバーしたのが、UKのボーイズ・グループUltimate Kaos。
彼らは、「Pop Idol」や「The X Factor」などのオーディション番組で世界的に知られるようになるSimon Cowellが手がけたグループで、彼がテレビで名を上げる以前から手がけていた若手グループのひとつ。
Ultimate Kaos版の「Casanova」は'97年にシングル・リリースされ、全英シングル・チャート最高24位を記録。
一方、フランスで4位、ベルギーで6位、そしてオランダでは最高2位を記録するなど、母国以上にヨーロッパ各国で支持を集めた1曲。
このカバーは、Kylie Minogue、Rick Astleyらの楽曲を手掛けたことで知られ、'80年代のUKポップ・ミュージックを語るうえで欠かせないソングライター/プロデューサーのMike StockとMatt Aitkenがプロデュースを担当。
R&B専門のプロデューサーではなく、耳に残るメロディと洗練されたダンス・ポップの制作を得意としていた彼ら。
ポップな魅力を持つLeVertの原曲を、UKポップ界のヒットメーカーがさらに若々しくキャッチーなアレンジに仕上げた、'90年代のUK R&Bシーンを代表する1曲。
Ultimate Kaos - Casanova
また、Craig Davidら数々のアーティストのリミックスを手がけてきたFull Crewによるリミックスも制作され、こちらは原曲のポップな雰囲気を抑え、よりスタイリッシュなサウンドに仕上げられたバージョン。



































