Marques Houston - Pop That Booty|少年R&Bスターのイメージを脱ぎ捨てた、セクシーな大人のクランクR&B


Jermaine Dupriを迎えた「Pop That Booty」
キッズ・グループImmature(IMx)のメンバーとして活動してきたMarques Houstonは、2003年にソロ・デビュー・アルバム『MH』をリリース。
このアルバムは、少年時代から音楽活動を続けてきた彼が、大人のR&Bシンガーとして新たな一歩を踏み出した作品。
Marquesは、「YouKnowIGotSoul.com」のインタビューで、当時の状況について次のようにコメント。
「あのアルバムで1番印象に残っているのは、IMxの仲間たちがいないスタジオで、1人でレコーディングしていたことだね。グループとは違う、自分自身のサウンドを作りたかったんだ。それに、スタジオに1人でいて、曲が自分1人だけの歌声で完成していくのは、なんだか不思議な感覚だったよ。ソロ・アルバムなんだから、グループの作品とは違うわけだからね。グループで活動していると、曲はそのグループに合わせて作られる。でも、ソロになれば、グループでは歌えなかったようなことも自由に表現できるようになる。1人のアーティストとして活動しているわけだから、自分自身のことを歌えるんだ。グループからソロへ。その移行の過程こそが、あのアルバムについて今でも印象に残っていることだね」
Marques Houston - MH
アルバムからシングルとしてリリースされた「Pop That Booty」は、当時勢いを増していたクランクを取り入れた、クラブ志向の強いアップテンポR&B。
プロデュースを手がけたTony Scottらによるビートに、Marquesのセクシーな歌声とJermaine Dupriのラップが絡み合ったセクシーな1曲で、女性を口説きながら、クラブでの遊びを楽しむ男性の姿を描いた楽曲。
しかし当時、Marquesの年齢は20代前半で、少年グループのメンバーから、大人のR&Bシンガーへと移行していく時期。
アーティスト自身が成長し、音楽性を変えたからといって、聴き手のイメージもすぐに変わるわけではなく、「AllHip-Hop」のインタビューでは、かつての少年スターというイメージで見られてしまう苦労について次のようにコメント。
「最初は、少しもどかしかったよ。若い頃から芸能界で活動していたせいで、人々の頭の中にはその頃のイメージが焼きついてしまっていて、なかなか手放してくれないんだ。例えば、Immature時代のBatmanとかね。そういうイメージがあるから、実際の年齢よりも若いと思われてしまう。最初の頃は、『最初から大人の男としてこの業界に入れたらよかったのに』って思っていたよ。でも、いろいろなことに挑戦しながら、自分自身を何度も新しく作り変えていくことで、世間の人たちの見方を変えていくんだ」
少年R&Bスターとして知られてきたMarquesが、大人の男性としてのイメージを打ち出そうとする過渡期の1曲だったこともあり、全米R&Bシングル・チャートは最高76位、そして全米R&Bシングル・チャートは最高34位と、大きな成功を収めるには至らず。
Marques Houston - Pop That Booty feat. Jermaine "JD" Dupri
一方、当時のMarquesは音楽活動だけでなく、俳優としても活躍し、Marques自らが結成に携わったB2Kと共演したダンス映画『You Got Served』も、2004年初頭に公開。
音楽だけでなく、ダンスや映像を通じても、若い世代にその存在をアピールしていくことに。



































