B2Kのアルバム収録候補だった"That Girl"
R&BグループImmatureのメンバーとして'90年代にデビューしたMarques Houstonは、2000年代に入るとソロ活動をスタートさせ、2003年リリースのシングル"That Girl"でソロ・デビュー(英国でのデビュー・シングルは"Clubbin'")。
「もし、俺があの子を自分のものにしたいなら、俺はあの子と一緒になるよ。
でも俺が必要なのはあの子じゃない。あの子は素敵だけど、あの子が何をしてもお前以上の存在にはなれない」
デート中に、すれ違った女の子を見たら彼女に怒られ、「俺があの子を気になっているわけがない、本命はお前だけ」という内容を歌った1曲で、2000年代のR&Bシーンを代表するスムースR&Bの傑作。
実はこの"That Girl"は、当初B2Kのアルバム収録候補だったとのこと。
That Girl
Marques Houston
iTunes: https://apple.co/3wvW9yr
"That Girl"は、デビュー前のNe-Yoがソングライターとして制作に参加した楽曲で、当時[Columbia Records]と契約していたNe-Yo本人が、この"That Girl"でデビューする予定だったというのは有名な話。
しかし、[Columbia Records]時代はNe-Yoの才能が開花せず、Ne-Yoが歌う"That Girl"のデモ音源は残されたものの、結局Ne-Yo名義でのリリースは白紙に。
Ne-Yoの手から離れた"That Girl"は、その後B2Kが歌うという計画になり、B2Kのアルバム収録候補に選ばれたものの、結局アルバムの内容にフィットしないということで、こちらの計画も白紙に。
最終的に、"That Girl"を気に入ったというMarques Houstonが歌うこととなり、後にMarques Houston自身も「とてもラッキーだった」とコメント。
そんな"That Girl"は、全米シングル・チャート最高63位という記録を残し、また"That Girl"を収録したMarques Houstonのデビュー・アルバム『MH』は、全米アルバム・チャート最高18位という記録を残しました。
MH
Marques Houston
iTunes: https://apple.co/2XzD7uQ