N-Phase「Spend The Night」|R. Kellyが手掛けた、過小評価されている'90年代R&Bのスロウ・ジャム


R. Kellyが手がけた'90年代R&Bの隠れたスロウ・ジャム
Madonnaが設立したレーベル[Maverick]から、'94年にデビューした男性R&Bグループ、N-Phase。
彼らのデビュー・アルバム『N-Phase』からシングルとしてリリースされた「Spend The Night」は、R&B黄金期の'90年代にリリースされた、隠れた名スロウ・ジャム。
N-Phase - Spend The Night
この曲を手掛けたのは、当時のR&Bシーンで最も勢いがあったヒットメイカー、R. Kelly。
前年の'93年に発表したアルバム『12 Play』が大ヒットを記録し、中でも「Bump N' Grind」が全米シングル・チャート1位に輝くなど、官能的なスロウ・ジャムの名手としての地位を確立しつつあった彼。
R. Kelly - 12 Play
また、自身の作品に加え、Aaliyahをはじめとする他のアーティストの楽曲制作にも携わり、プロデューサーとしても存在感を強めていた時期。
そんな彼が手がけた「Spend The Night」は、冒頭の語りかけるようなボーカルから、甘く滑らかなメロディ、そして夜の親密な空気を演出するサウンドへと展開し、R. Kellyが得意とするセクシーでメロウな世界観を、N-Phaseの歌声を通して味わえる1曲。
当時のR&BシーンをリードしていたR. Kellyが手がけた楽曲だけに、「Spend The Night」は全米R&Bシングル・チャートで最高23位を記録。
この曲のつながりで、N-PhaseはR. Kellyのライブで前座を務めたこともあるものの、結果的にセカンド・アルバムをリリースすることなく、グループとしての活動は次第に途絶えていくことに。
R&Bチャートでは一定の成果を残したものの、大きな成功を手にすることはできず、'90年代のR&Bシーンを振り返る際に名前が挙がることは少なかった彼ら。
しかし、R. Kellyが手がけたクオリティは色褪せることなく、SNS時代には再評価される機会が増え、リリース当時のチャート成績や知名度だけでは測れない、'90年代R&Bの豊かな音楽性と奥深さを改めて感じさせてくれる1曲と言えそう。



































