「俺の曲を歌っているこの男は誰なんだ?」Stevie Wonder本人も認めた、Introによる「Ribbon In The Sky」の最高傑作カバー。
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Stevie Wonder本人が認めた「Ribbon In The Sky」の傑作カバー
'90年代R&B黄金期に活躍した、3人組男性ボーカル・グループIntro(イントロ)。
彼らが'93年のデビュー・アルバム『Intro』で披露した、Stevie Wonder「Ribbon In The Sky」のカバーは、多くのファンから「最高傑作」と呼ばれる、'90年代R&Bを代表する名カバーのひとつ。
Intro - Intro
このカバーが、多くのファンを魅了し続ける最大の理由が、Introの圧倒的なボーカル・ワーク、そしてグループのフロントマンだった故Kenny Greeneによる、完璧とも言えるボーカル・アレンジ。
Stevieによるオリジナルは、'82年にリリースされた壮大で美しいラブ・ソング。
Stevie Wonder - Ribbon In The Sky
しかしIntroは、原曲をそのまま忠実に再現する道を選ばず、楽曲が持つ美しさを残したまま、それを'90年代R&Bのボーカル・グループならではの表現へと完全に作り替えることに。
その中心にいたのが、他でもないKenny Greene。

原曲が持つソウルフルで荘厳な美しさを土台にしながら、Introはそこへ当時のR&Bらしい洗練されたプロダクションと、濃密なボーカル・ハーモニーを注入。
そして、エグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねたのは、当時のヒップホップ/R&Bシーンで活躍していたDJ Eddie F。
そのサウンドは、もはや「カバー」という言葉だけでは説明できないほど、圧倒的な完成度を誇る再構築。
そして、この曲を語るうえで外せないのが、Music Videoの冒頭。
そこには、Stevie本人が登場し、Introのパフォーマンスを次のように称賛。
「『俺の曲を歌っているこの男は誰なんだ?』って言ったんだ。初めて聴いた時、『これだよ...そう、これなんだ』って思ったよ。自分が作ったものを誰かに表現してもらうこと以上に、素晴らしい愛の表現は他にあるだろうか?」
もちろん、偉大なアーティストの楽曲をカバーすること自体は珍しいことではないものの、その楽曲を生み出した本人が、再解釈された楽曲を直接称賛するというのは、やはり特別な意味を持ち、Introによるカバーがいかに特別な作品であるかを象徴するシーン。
優れたカバーとは、原曲を忠実に再現することだけではなく、原曲への敬意を持ちながら、そこに自分たちにしか生み出せない新しい価値を加えること。
そういった意味で、Introの「Ribbon In The Sky」は、カバーという表現の理想形に限りなく近い、まさに最高傑作と言える1曲と言えそう。



































