日本の2020年代R&B 22選|多様なサウンドを融合して進化を続けるJ-R&B


日本の2020年代R&B
USの現行R&BやオルタナティブR&Bの潮流を取り込みながら、ヒップホップ、ネオ・ソウル、エレクトロニック・ミュージック、ポップスなどを横断するスタイルへと広がっている2020年代のJ-R&Bシーン。
R&Bというジャンル自体の細分化に加え、ヒップホップやポップスとの境界も曖昧になっている背景があるため、単一のサウンドで2020年代のJ-R&Bを定義することは難しく、むしろ、さまざまな音楽的ルーツを個々の感性で融合させ、表現の幅を広げていることこそ、この時代の大きな特徴のひとつ。
VivaOlaらが展開するオルタナティブR&Bや、SIRUPのようにR&Bを軸にヒップホップやポップスを自在に行き来するアーティストは、こうした音楽性の広がりを感じさせる存在。
また、藤田織也やaimiのように、2000年代のR&Bを制作のインスピレーションとし、そのサウンドを現代的な感覚で再解釈するアーティストも登場。
さらに、ストリーミングやSNSの普及によって、アーティストが自身の作品をリスナーへ直接届ける機会が増え、メジャーとインディペンデントの境界も以前より流動的に。
この記事では、2つのカテゴリーに分けて、2020年代のJ-R&Bを厳選。
※本ページはプロモーションが含まれています。
INDEX|目次
⸻ カテゴリー1
多彩な音楽性を取り込み、新たな表現を切り拓く男性シンガーたち
メロウな歌声で聴かせる楽曲から、ヒップホップの要素を取り入れた作品まで、そのスタイルは実に多彩。
長年培ってきた歌唱力や音楽性を発揮するベテランから、独自の感性で新たなサウンドを生み出すアーティストまで、2020年代のJ-R&Bを彩る男性シンガーたちの楽曲を厳選。
1. 林 和希 - 東京 (2024)
DOBERMAN INFINITYのメインボーカルであり、圧倒的な歌唱スキルと艶やかな美声を持つ林 和希。
自身が影響を受けた'90年代〜2000年代のクラシックR&Bのスタイルを基調に、都会の夜景とともに、過ぎ去った日々やもう戻れない恋への思いを歌い上げるメロウな1曲。
2. エス・ティ・ワイ - 夢のつづき (2021)
三代目J SOUL BROTHERSの「R.Y.U.S.E.I.」をはじめ、数々のメガヒットを手がけてきた日本最高峰のプロデューサーSTY。
'80年代風のレトロなサウンドの上に、「孤独な夜の街」をコンセプトに内省的な世界を描いた1曲。
3. 藤田織也 - REAL U (2022)
世界基準のサウンドを鳴らすヒップホップ/R&BユニットBleecker Chromeのメンバーとして活動する藤田織也。
Matt CabとJAY’EDをプロデューサーに迎え、Ne-Yo、Omarionらを思わせる2000年代のR&Bの魅力を、現在のサウンドと感覚で再構築したスムースR&B。
4. Bleecker Chrome - Four Seasons (2022)
藤田織也(KENYA)と、ラッパーのXINによるヒップホップ/R&BユニットのBleecker Chrome。
短い夏の夜を表す日本語の「短夜」など、言葉の響きや意味を掘り下げた表現が印象に残る、'90年代テイストのメロウR&B。
5. SIRUP - Need You Bad (2020)
ネオ・ソウルやヒップホップをJ-POPにシームレスに落とし込み、2010年代末からのシティ・ソウル・ブームの立役者となったSIRUP。
日常の風景に優しく寄り添いつつも、耳の肥えた音楽リスナーを唸らせるハイクオリティなポップスへと昇華させた1曲。
6. NOA - TAXI feat. tofubeats (2020)
韓国の大手事務所[YG Entertainment]で日本人初の練習生として6年間を過ごし、高度なダンス、歌、作詞作曲スキルを培ったマルチアーティストNOA。
彼の記念すべきデビュー曲となった「TAXI」は、プロデューサーにtofubeatsを迎えた、都会的な雰囲気の洗練された1曲。
7. Daiki Blunt - All Night Long (2023)
愛知県出身、東海エリアのR&Bシーンで高い評価を得る実力派シンガーソングライター。
夏の開放的な空気の中で偶然始まった恋を描き、甘さと軽やかなグルーヴが印象的なサマーR&B。
8. 久保田利伸 - the Beat of Life (2025)
'80年代から日本に本場のブラック・ミュージックを持ち込み、J-R&Bの礎を築いた不滅のパイオニア久保田利伸。
うねるようなベースライン、抜群のリズム感、そして唯一無二のソウルフルな歌声が融合した、J-R&Bシーンのキングならではのタフな1曲。
9. DOBERMAN INFINITY - The other story (2024)
ヒップホップとR&B、そしてJ-POPの熱量をハイブリッドに融合させ、力強いライブ・パフォーマンスでファンを魅了し続ける5人組グループ。
ラッパー陣のメロディアスなフロウと、圧倒的な実力を持つシンガー林和希の艶やかな歌声が美しく交錯する、ドラマチックなミッドR&B。
10. 01sail - Leave Me In The Dust feat. ZIN (2024)
東京発のレーベル[w.a.u]に所属するプロデューサー01sailが、Soulflexのメンバーとしても知られる実力派シンガーZINを迎えた1曲。
ネオンが煌めく夜景が浮かぶような、ノスタルジーな響きの極上スロウ・ジャム。
11.[Meteor]- My Dear Love (2022)
素性を明かさない覆面スタイルでありながら、確かな音楽性とボーカル・スキルでコアなR&Bファンたちの注目を集めた3人組R&Bグループ。
US R&Bの王道を感じさせる、メロウで本格的なスロウ・ジャム。
12. FUGA - Starlight feat. KAHOH (2024)
次世代を担う新鋭シンガーFUGAが、同世代の歌姫として抜群のセンスと歌唱力を誇るKAHOHを迎えた都会的なデュエット・ソング。
夜空の星たちを連想させる煌びやかで浮遊感のある現代的なトラックの上で、2人の瑞々しくも色気のあるボーカルが美しく掛け合うスロウ・バラード。
13. 笠原瑠斗 - Walking Man (2023)
札幌から全国へ、確かな歌唱力とリズム感で注目を集める笠原瑠斗。
grooveman Spotのプロデュースによる「Walking Man」は、単なるジャンルの模倣ではない、「日本独自のソウル・ミュージック」の理想形とも言える1曲。
⸻ カテゴリー2
独自の感性と多彩なサウンドで、J-R&Bの可能性を広げる女性シンガーたち
現代的なビートや浮遊感のあるサウンドを取り入れた楽曲から、ソウルやファンクのルーツを感じさせる作品、英語と日本語を巧みに織り交ぜた歌詞まで、その表現は実に多彩。
長年培ってきた個性を発揮するベテランから、新たな感性でR&Bの可能性を広げるアーティストまで、2020年代の女性アーティストの楽曲を厳選。
14. iri - Sparkle (2020)
ヒップホップ的なリリック・センスと、唯一無二のスモーキーかつディープな低音ボイスを武器にシーンの最前線を走るiri。
[origami PRODUCTIONS]所属のKan Sanoがプロデュースを担当した、スペーシーなシンセサイザーと生音が弾けるきらびやかで開放的なサウンドが特徴。
15. VivaOla - Over The Moon feat. Sagiri Sól (2021)
バークリー音楽院でソングライティングを学び、セルフ・プロデュースで現行R&Bを追求するVivaOlaのファースト・アルバム『Juliet is the moon』収録曲。
学生時代からの音楽仲間であるSagiri Sólを客演に迎え、無駄な音を削ぎ落としたスタイリッシュなオルタナティブR&B。
16. DaBook & JASMINE - Don't wanna go Back home (2024)
東京のクラブシーンを牽引する敏腕DJのDaBookと、日本のR&Bシーンを牽引してきた実力派JASMINEによる強力なコラボレーション。
ダンス・ミュージックとJ-R&Bの本質的な心地よさを知り尽くした2人だからこそ成し得た、'90年代テイストのスムースR&B。
17. RIEHATA - Catch The Vibe (2021)
Chris Brownをはじめ、世界的なトップ・アーティストたちから絶大な信頼を得る振付師であり、ダンサー、そしてアーティストとしても規格外の才能を発揮するRIEHATA。
卓越したリズム感と、'90年代を思わせるカラフルなサウンドが印象的な、本格派のアップテンポR&B。
18. SARA-J, Kona Rose, EMI MARIA, FOFU & MadeinTYO - CrazySexyCool (2024)
世代や国境を超えた実力派女性シンガーたちが集結し、USのラッパーMadeinTYOを迎えた豪華なグローバルR&Bプロジェクト。
2000年代のJ-R&B黄金期へのリスペクトを宿したキャッチーなメロディと、現行の洗練されたビートが見事に融合したハイセンスな1曲。
19. mi-rai - Myself (2024)
関西のダンスシーンやストリートをバックグラウンドに持ち、キャッチーなポップセンスと確かなR&Bのフロウを併せ持つ実力派女性シンガー。
DJ B=BALLが手がけたビートに乗せ、「ありのままの自分を信じる」という等身大のポジティブなメッセージを、シルキーかつ芯のある歌声で瑞々しく歌い上げたスムースR&B。
20. AMAYA - Stay with me (2025)
大阪を拠点に活動し、現行のクラブ・シーンでも高い注目を集めるR&B女性シンガーAMAYAによる、甘くほろ苦いミディアム・ソング。
「夜が明けるまで隣にいてほしい」という切実な想いを綴ったリリックを、彼女の強みである艶っぽく滑らかなソウルフル・ボーカルで情感豊かに歌い上げた隠れた名曲。
21. aimi - Chosen One (2022)
R&Bイベントの主宰や海外プロデューサーとのコラボなど、精力的にシーンを活性化させているR&Bシンガーaimi。
'90年代〜2000年代のクラシックなR&Bへの深い愛を土台にしながら、現代の洗練されたオルタナティブなビートへと昇華させたスタイリッシュな1曲。
22. MALIYA - Private (2025)
確かな歌唱力とソングライティング能力を兼ね備え、J-R&Bシーンにおける重要コレクティブ「Soulflex」のメンバーとしても躍動するMALIYA。
彼女の真骨頂であるシルキーでスモーキーな歌声が、洗練された都会的なトラックに美しく溶け込んだ、大人向けのラブ・ソング。



































