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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Keyshia Cole▶︎▶︎ビギーの"Juicy"にオマージュを捧げた"Let It Go"は、元々ファンテイジアのセカンド・アルバム用に作られた曲だった。


keyshia cole let it go
元々はFantasiaの為に作られた"Let It Go"

Mary J. Bligeが確立した「ヒップホップ・ソウル」のスタイルを継承し、2000年代を代表する女性R&Bシンガーとして活躍したKeyshia Cole。


"Love"、"Shoulda Let You Go feat. Amina"など、2000年代のR&Bシーンを盛り上げたヒット曲を数多く残してきた中、Keyshia Coleの最高傑作として絶大な人気を集めたのが、全米シングル・チャート最高7位を記録した"Let It Go feat. Missy Elliott, Lil' Kim"。


Let It Go feat. Missy Elliott, Lil' Kim

Keyshia Cole

Missy Elliottがプロデュースを担当したこの"Let It Go"は、「彼氏に尽くしたって、男なんて言うこと聞かないんだから、そんなの手放しちゃえば?」と、自立系女子達が異性関係での悩みに立ち向かう様を歌った1曲。


そんな"Let It Go"は、The Notorious B.I.G."Juicy"のファースト・バース「It Was a All Dream」を引用した「Biggieの"It Was a All Dream"とミックスすれば超ホットよ」とMissy Elliottがラップしたり、"Juicy"の元ネタであるMtume"Juicy"をサンプリングしたりと、"Juicy"にオマージュを捧げる演出は、いかにも'90年代にデビューしたMissy Elliottらしいアイデアですが、元々この"Let It Go"は女性シンガーFantasiaの為に作られた曲だったとのこと。


Juicy

The Notorious B.I.G.

「Rolling Stone」の記事によると、Missy Elliottは当初Fantasiaのセカンド・アルバム用の曲として"Let It Go"を作ったものの、Fantasiaは"Let It Go"のオファーを拒否。


その後、Missy ElliottがKeyshia Coleの制作を担当することになり、その際に"Let It Go"を含むいくつかの曲をKeyshia Coleに聴かせ、しかし"Let It Go"は気に入らないだろうと思って直ぐにスルーしようとしたところ、コードが流れた瞬間に待って、待って!止めて!とKeyshia Coleが予想以上の反応を示し、最終的に"Let It Go"はKeyshia Coleが歌うことになったようです。


ちなみに"Let It Go"が残した全米シングル・チャート最高7位という結果は、Keyshia Coleの全シングルの中で最高位で、また"Let It Go"を収録したセカンド・アルバム『Just Like You』も、Keyshia Coleの全アルバムの中で最高位となる全米アルバム・チャート2位を記録しています。


もしあの時にFantasiaが"Let It Go"を歌うという決断を下していたら、Keyshia Coleを取り巻く環境が大きく変わっていたのかもしれませんね。


Just Like You

Keyshia Cole



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