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デモの裏側に残っていた「消し忘れたオリジナル曲」がきっかけで、チャッキー・ブッカーはレコード契約を獲得。

  • 執筆者の写真: R&B SOURCE
    R&B SOURCE
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

シンガーとして売り込む気はなかったChuckii Booker


ポップ・ミュージックに詳しかったという母の影響で、幼少の頃から楽器に触れてきたというChuckii Booker。


’80年代後半、プロデューサーとして頭角を現したChuckiiは、’84年にBarry Whiteのプロダクションと契約し、本格的なレコーディング活動を開始。


その後、[Epic Records]に所属していたバンドTeaseで、キーボーディストして約3年間活動。


Tease - Baby Be Mine

バンドでの活動を経たChuckiiは、自身を売り込むためにサックス奏者Gerald Albrightのマネージャーに、デモテープを渡すことに。


当時のChuckiiは、シンガーではなく、プロデューサーや演奏家として売り込もうと考えていたという。


しかし、渡したデモのB面に自分のボーカルが入ったオリジナル曲を消し忘れており、そしてこの音源が[Atlantic Records]の幹部の耳に届き、プロデュース能力以上にChuckiiの歌声とソロ・アーティストとしてのポテンシャルに惚れ込んだ結果、即座にソロ契約を獲得することに。


ちなみに、このデモに入っていたオリジナル曲こそ、Chuckiiが初めて全米R&Bチャート1位を獲得した"Turned Away"だったという。


Chuckii Booker - Turned Away



Janet Jacksonが惚れ込んだ才能


デモテープの偶然がきっかけで、メジャー・レーベルとの契約を獲得したChuckii Bookerは、'89年にアルバム『Chuckii』でデビューし、全米R&Bアルバム・チャート最高18位を記録。


Chuckii Booker - Chuckii

デビュー・アルバム発表の数年前、スタジオでJanet Jacksonと出会っていたChuckiiは、彼女の長編ビデオ『Rhythm Nation 1814』のプレミアに招かれ、スターたちとの交流を楽しむ軽い気持ちで参加。


そして、上映後のパーティーでJanetに声をかけられ、ワールドツアーの音楽監督を務めないかと打診されたという。


当時、Chuckiiはまだ24歳という若さ。


この時の様子を、Chuckiiは「The Boston Globe」のインタビューで次のように回想。

「Janetとは以前から面識はあったけど、軽く挨拶を交わす程度の関係だったんだ。そして彼女にロサンゼルスで開かれた『Rhythm Nation』のパーティーに招待されてね。『本当に楽しみにしてるよ』って伝えたんだ。すると彼女が『それでね、あなたに音楽監督をやってほしいの』って言ったんだよ。思わず振り返って、誰か別の人に言ってるのかと思ったくらいさ。本当に信じられなかった。でも後で知ったんだけど、彼女はJimmy JamとTerry Lewisに相談していて、彼らが僕を推薦してくれていたんだ」
Chuckii Booker Janet Jackson
Chuckii Booker Janet Jackson

そして、ChuckiiはJanetのツアー中に、時間を見つけては各地のスタジオに入り、'92年にセカンド・アルバム『Niice 'n Wiild』をリリース。


Chuckii Booker - Niice 'n Wiild

このアルバムからのファースト・シングルとしてリリースされたのが、Gerald LeVertがソングライティングを担当した"Games"。


楽曲後半のブリッジの部分、「Why-why-why-why-why you」の後に「Chuckii」と繰り返し呼ぶ声は、Janetによるもの。


これは、音楽監督としてJanetのビジョンをステージで具現化したChuckiiへの、彼女なりのリスペクトと友情の証であり、またクレジットには載らない形での「友情出演」という点も、当時の彼らの親密さを物語っているエピソード。


Chuckii Booker - Games




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