112のメンバーは、デビュー曲"Only You"のコンセプトに反対していた。「このアイデアは芸術性を奪う」
- R&B SOURCE

- 4月1日
- 読了時間: 2分
更新日:4月2日

「このアイデアは真の芸術性を奪うだろう」
Mary J. Blige、Jodeciらを育てたSean "Puffy" Combsが、'96年に自身のレーベル[Bad Boy Records]から送り出したR&Bグループ112。
そんな彼らの代表曲のひとつが、「君と一緒にいたいんだ。他の誰でもなく、君だけと」とストレートな愛を歌ったデビュー・シングル"Only You"。
112 - Only You (Remix) feat. The Notorious B.I.G., Mase
当時、人気絶頂だったレーベルメイトのThe Notorious B.I.G.を迎えたことで注目は一気に加速。
さらに、PuffyによるヒップホップとR&Bの融合に、KC & the Sunshine Band"I Get Lifted feat. George McCrae"のサンプリングなど、話題性に富んだこの曲は、50万枚以上のセールスを記録しゴールドディスクに認定。
しかし、112のメンバーは当初この「ヒップホップを取り入れたR&B」というスタイルを拒んでおり、「AllHipHop」のインタビューで、メンバーのMikeが当時の状況を次のようにコメント。
「正直なところ、俺達はR&Bを歌うクルーナー(バラードなどを優しく歌う歌手)として知られたかったんだ。PuffがヒップホップとR&Bをやるっていうアイディアを持ち込んできた時、俺達は『違う、これだと俺達のやっていることを損なってしまう。俺達は本物の歌手であり、このアイデアは真の芸術性を奪うだろう』と言ったんだ。でも、Puffは『うん、分かるよ。ここでこのR&Bセクションを素早く歌ってみて」とメンバーのSlimに言った。Puffはこの時点でもう知っていたんだ。112がどういう存在であるかを。俺たちをどういう方向に持っていくかというテンプレートと設計図を既に持っていたんだ」
また、メンバーのSlimも"Only You"制作時のエピソードを次のように回想。
「"Only You"は5回も書き直したんだけど、結局は最初に書いたやり方に戻ったんだ。このレコードを最高のものにしたかったからね。The Notorious B.I.G.がラップを入れにスタジオに来た時、それはまるで一瞬の出来事で、彼の言葉を聴いた瞬間、完璧だと思った。忘れることはできないよ、歴史的な瞬間だった」





































