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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Monica|"Before You Walk Out Of My Life"は、元々は別のアーティスト用の曲だった。

更新日:9月7日


Monicaの名曲"Before You Walk Out of My Life"は、元々別のアーティストの為に描かれた楽曲だった

'90年代R&Bの名曲"Before You Walk Out Of My Life"


「あなたを傷付けたいわけじゃないの。ただ元に戻りたいだけ。


正しい道に進みたいだけ。あなたが私の前からいなくなってしまう前に (Before You Walk Out of My Life)」


恋人との関係がギクシャクしてしまうも、恋人を失ってしまう前に自分自身を変えようとする決意を歌った"Before You Walk Out of My Life"は、当時まだ14歳という初々しい年齢のMonicaが歌った、'90年代R&Bの名曲中の名曲。


Before You Walk Out of My Life

Monica

iTunes: https://apple.co/3wQsVKF

当時のチャートを振り返ると、"Don't Take It Personal (Just One of Dem Days)"や"Angel of Mine"の方が結果は上でしたが、「Monicaといえばやっぱり"Before You Walk Out of My Life"が1番」というファンは多いはず。


全米シングル・チャート

・Before You Walk Out of My Life - 最高7位

・Don't Take It Personal (Just One of Dem Days) - 最高2位

・Angel of Mine - 1位


そんな"Before You Walk Out of My Life"は、2Pac"Do For Love"、Whitney Houston"Heartbreak Hotel"などを手がけたデンマークのプロデューサー・チームSoulshock & Karlinがプロデュースした楽曲でしたが、実はこの曲、当初Monicaではなく別のアーティストの為に書かれた曲でした。



Toni Braxtonのセカンド・アルバム『Secrets』用に書かれた曲だった


"Before You Walk Out Of My Life"のソングライトを担当したAndrea Martinによると、この曲は元々Toni Braxtonのセカンド・アルバム『Secrets』の収録を目指して書かれた曲だったとのこと。


そしてこの曲をプロデュースしたSoulshockは、当時の様子を「YouKnowIGotSoul.com」のインタビューにて次のように答えています。

私はClive Davisに会ったけど(当時の[Arista Records]のトップ)、とても怖かった。何故なら、彼の為に曲をかけるといつも完全否定されるから。彼は『私のキャリアで聴いた曲の中で、最も酷い曲だ』と言い、Jam & Lewis, Babyface, Teddy Rileyらがプロデュースした曲をかけ始めた。ほとんどの人はこの時点で心が折れてしまうと思うから、彼はそれに対処出来るかテストしていたのだと思う。そしてもう1度彼の前で"Before You Walk Out of My Life"をプレイしたら、彼は『この曲を貰った!』みたいな雰囲気で、『Toni Braxtonがこの曲に興味を持っている』という感じを示した。Clive Davisは"Before You Walk Out of My Life"を求め、No.1ヒットになることを保証してくれた

周知の通り、結果的に"Before You Walk Out Of My Life"はToni Braxtonの曲としては採用されず、同じくSoulchock & Karlinが手がけた"I Love Me Some Him"がToni Braxtonのアルバム『Secrets』に収録され、Toni Braxtonの手から離れた"Before You Walk Out Of My Life"は、Monicaの元へと渡されたという経緯のようです。


I Love Me Some Him

Toni Braxton

iTunes: https://apple.co/3z6CeIy



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