B.M.U.|"U Will Know"を手がけたディアンジェロが当時を振り返る。「あの曲は俺の最初のデモに入っていたんだ」
- R&B SOURCE
- 2 日前
- 読了時間: 3分

デビュー前のD'Angeloが手がけた伝説のプロジェクトB.M.U.
‘90年代に発足した、当時の男性R&Bトップ・アーティストたちが集結した伝説のプロジェクトB.M.U. (Black Men United)。
B.M.U. (Black Men United)
・Aaron Hall
・After 7
・Al B. Sure!
・Boyz Ⅱ Men
・Brian McKnight
・Christopher Williams
・Damion Hall
・D’Angelo
・DRS
・El DeBarge
・Gerald LeVert
・H-Town
・Intro
・Joe
・Keith Sweat
・Lenny Kravitz
・Lil’ Joe (Rude Boys)
・Portrait
・R. Kelly
・Silk
・Sovory
・Stokley Williams (Mint Condition)
・Tevin Campbell
・Tony! Toni! Tone!
・Usher
このプロジェクトが残した唯一の楽曲”U Will Know”のプロデュースを担当したのは、まだデビュー前だったD'Angelo。
実はこの曲、D'Angeloがレーベルと契約する際に作ったデモ音源の中に入っていた楽曲だったそうで、「Red Bull Music Academy」のインタビューで次のようにコメント。
「"U Will Know"こそ、俺の契約を勝ち取った曲なんだ。俺の最初のデモに入っていて、Jocelynの[Midnight Music]とサインしたとき、この曲が決め手になった曲だと思う(Jocelyn Cooperは、D’Angeloの初期デモを世に出す手助けをしたパブリッシャーで、彼のキャリアのスタートをサポートした重要な人物)。 契約を勝ち取るには時間がかかるし、プロセスも色々ある。俺が[EMI]と契約する頃には、俺が進もうとしていた方向性はもう少し違っていたんだ。だからあの曲は映画には完璧にフィットした。Jocelynは素晴らしいパブリッシャーだったから、映画のためにその曲を配置してくれたんだ。『すごい!』って感じだったね。俺はどこからともなく現れたようなものだった。というのも、それまで俺がやったことと言えば、The Boys Choir of Harlemの"Overjoyed"という曲を書いたくらいだったから。だから今、俺は自分のヒーローたちに囲まれているんだ。これは深い体験だったよ」
The Boys Choir of Harlem - Overjoyed
Apple Music: https://apple.co/47cbGXZ
The Boys Choir of Harlemのシングル"Overjoyed"は、'94年に[Warner Music Group]の[EastWest Records]からリリースされ、この曲のB面に収録されたDonny Hathaway"This Christmas"のカバーは、Brian McKnightがプロデュース。
そしてD'AngeloとBrian McKnightの2人が、大作"U Will Know"のプロデュースを担当することに。
続けてD'Angeloは、"U Will Know"の制作時の様子を次のようにコメント。
「本当に、本当に楽しかった。あれはブラック・メン・ユナイテッドだったから、みんなある程度は自分のエゴを捨て去って、一部の人は完全に捨て去った。大体はそんな感じだったよ。まるで夢のような体験だった。自分にとってのヒーローたちと仕事ができただけでなく、彼らと友好関係を築くこともできたんだ。特にAaron Hallとはね。Aaron Hallは俺にとって神みたいな存在だった。彼のことが本当に大好きだったんだ。彼らは『そこの若いの、こっちへ来い』と言う感じで、俺の面倒を見てくれたんだ。『これには気をつけろよ』っていう感じでね。Aaron HallとGerald LeVertの2人が特に大きな存在だった。Geladは本当に最高だったよ。Christopher Williamsも。もちろん、みんなもね。あの時代のすべてが、そこに詰まっていたんだ」
B.M.U. - U Will Know
Apple Music: https://apple.co/4hhWwVV