"Boo'd Up"が収録されたEP『Ready』
Ella Mai通算3枚目のEP『Ready』がリリースされたのが2017年。
このEPに、Ella Maiの名前を世界中へと広めたスロウ・ジャムの傑作"Boo'd Up"が収録されましたが、EPのリリース時点ではまだ"Boo'd Up"は爆発的なヒットとまでは至らず、翌2018年にMVが公開されたタイミングで"Boo'd Up"の人気に火が付き、最終的には全米シングル・チャート最高5位を記録し、第61回グラミー賞「Best R&B Song」を受賞するほどの大ヒット。
Boo'd Up
Ella Mai
iTunes: https://apple.co/31cXK1I
"Boo'd Up"は、後の2018年に発表されたデビュー・アルバム『Ella Mai』にも収録されましたが、この曲をいち早く収録したElla MaiのEP『Ready』には"Boo'd Up"に勝るとも劣らない良曲が多数収録され、中でも"Nobody Else"のインパクトが格別でした。
Ready
Ella Mai
iTunes: https://apple.co/31cXK1I
Brownstone"If You Love Me"をサンプリングした"Nobody Else"
'90年代R&Bとトラップ・サウンドを組み合わせた"Breakfast in Bed"、'90年代R&Bを2010年代風にアップデートしたスムースR&B"Makes Me Wonder"など、"Boo'd Up"以外の楽曲も素晴らしい完成度ですが、特にオススメしたい1曲が"Nobody Else"。
Nobody Else
Ella Mai
iTunes: https://apple.co/31cXK1I
アタック強めのビートで存在感を主張する'90年代R&B調のミドル・トラックで、冒頭にエフェクトのかかったボーカルで"Don't just say things that"と流れる箇所は、'90年代に活躍した女性R&BグループBrownstoneの代表曲"If You Love Me"の歌詞の一部"So don't just say things that I've already heard"から引用したパートのようです。
Brownstoneが'95年にリリースした"If You Love Me"は、「私を愛しているならそう言って。私を信じているならそうして。私が欲しいならその気持ちを示して。私が必要ならそれを証明して」と、真実の愛を求めて歌うラブ・ソングで、全米シングル・チャート最高8位を記録したBrownstone最大のヒット曲。
2017年に「Billbaord」が発表した「最も偉大なガール・グループ・ソング100」にて第84位に選ばれるなど、'90年代R&Bを代表する1曲として今なお多くのファンに愛される不滅のR&Bクラシックですね。
100 Greatest Girl Group Songs of All Time
1. The Ronettes - Be My Baby (1963)
2. TLC - Creep (1994)
3. The Shirelles - Will You Love Me Tomorrow? (1961)
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81. Eden’s Crush - Get Over Yourself (2001)
82. Martha and the Vandellas - Jimmy Mack (1967)
83. Shirley Gunter & the Queens - Oop Shoop (1954)
84. Brownstone - If You Love Me (1994)
85. Klymaxx - Meeting in the Ladies’ Room (1985)
86. The Cookies - Don’t Say Nothin’ Bad (About My Baby) (1963)
87. Sweet Sensation - If Wishes Came True (1990)
88. Fin.K.L. - Now (2000)
89. 3LW - Playas Gon’ Play (2001)
90. The Supremes - Love Is Like an Itching in My Heart (1966)
Brownstone
If You Love Me
iTunes: https://apple.co/3wMUfsX
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