「Y2Kサウンド」を現代にアップデート。Chikorussが魅せる2000年代R&Bリバイバル。


2000年代R&Bの懐かしさをアップデートするChikoruss
「Year 2000」の略で、2000年前後に広がった音楽やファッションなどのカルチャーを指す「Y2K」
CDが全盛期だった、あの懐かしい時代のサウンドを、現代の感覚で蘇らせて注目を集めているのが、カナダのモントリオール出身のR&BシンガーChikoruss(チコラス)。
もともとはダンサーを目指していたChikorussは、ダンス映画『Step Up』シリーズなどを通して、ダンスカルチャーに強く惹かれていたという。
そんな彼が音楽を始めるきっかけとなったのが、Bryson Tillerとの出会い。
Chikorussは、「SHIFTER Magazine」のインタビューで、当時のことを次のように回想。
「もともとはダンサーになりたかったんだ。俺は『Step Up』の時代に青春を過ごしたんだけど、中学2年生の頃にBryson Tillerの'Don't'を聴いて、『こんなの聴いたことがない』って思ったんだ。特に『Trap Soul』のスタイルの音楽は、本当に新鮮だった。それがきっかけで、俺も音楽をやってみたいと思うようになったんだよ。子どもの頃から歌ってはいたんだけど、歌手になりたいと思うほどではなかった。Brysonを知ってから、'Wild Thoughts'に出会った。『この曲、ヤバいな』って思ったよ。自分の曲でも、こんなフィーリングを出したいと思ったんだ。'Maria Maria'のサンプル。あの曲が持っている楽しさ。そして、2000年代っぽい雰囲気があること。だから、『よし、俺もこんな感じの音楽を作ってみよう』と思ったんだ」
一方で、Chikorussは2000年代のサウンドをそのまま再現しているわけではなく、2000年代R&Bを思わせるドラムやラテン・ギターなどの要素を取り入れながら、現代的な曲構成や、2020年代のR&Bらしい大胆なリリックを組み合わせているのが特徴。
Usher、Ne-Yo、Chris Brownらを彷彿とさせる2000年代R&Bのエッセンスを受け継ぎながらも、それを単なる「懐メロ」として再現するのではなく、現在の感覚でアップデート。
そして2023年6月には、自身が音楽を始めるきっかけとなったBryson Tillerのトロント公演でオープニングを務め、2024年にはMary J. Bligeらが在籍する[300 Entertainmento]と契約するなど、2020年代のR&Bシーンで注目を集める新たな才能の1人。
懐かしいのに、古くない。
この記事では、2000年代R&Bを「今の音楽」として再構築するChikorussの楽曲を厳選。
In 2 Deep
相手に恋人がいると知りながらも、その魅力に抗えず、「もっと自分のために時間を作ってほしい」と迫る、欲望に深くハマってしまった男の視点を描いた楽曲。
Chikorussの中でも、ストリートの雰囲気が最も強い1曲。
Turn You Up
気になる女性をパーティーに誘い、2人の距離を一気に縮めていく男の姿を描いた1曲。
Chikorussの楽曲の中で、最も2000年代の雰囲気を感じられる楽曲のひとつ。
No Makeup
メイクをしていない自然体の彼女に惹かれ、その美しさや香り、仕草までを愛でながら、2人の親密な時間をストレートに描いたセクシーなラブ・ソング。
Jason Derulo「Whatcha Say」などを手がけたヒットメイカーJ.R. Rotemがプロデュースを担当。
Can't Stop
アルバム『R&Bounce Vol.1』に収録された楽曲。
ロマンティックな雰囲気が印象的なメロウR&B。
Bestfriend
親友以上の特別な感情を抱く女性に対し、ほかの男性と過ごす彼女への嫉妬や、「本当は毎日そばにいてほしい」という独占欲を滲ませながら、酒の勢いも借りて素直な気持ちを打ち明けていくラブ・ソング。
どこか切なさも感じさせながら、セクシーな雰囲気が印象的なChikorussらしい1曲。
Come Back To Me
切なさを帯びたメロディと甘いボーカルが印象的なスロウ・ジャム。
2000年代R&Bのセクシーさと繊細さを感じさせる、Chikorussの魅力が詰まった1曲。
Better With Me
Chikorussらしい、現代的なR&Bの空気感とも相性のいい1曲。
アルバム『R&Bounce Vol. 1』の中でも、Chikorussの魅力が凝縮された注目の楽曲。
All On Me
ダンスを楽しむ魅力的な女性に目を奪われ、彼女の大胆な仕草や身体の魅力に惹かれていく気持ちを歌った1曲。
セクシーで躍動感のあるChikorussらしいスムースR&B。
Miss Independent
オーストラリアのシドニーを拠点に活動するSAHXLとの共演曲。
自分のことは自分で決め、人生をしっかり切り開いているな女性に惹かれ、「ほかの男とは違う、自分こそが彼女の特別な存在になりたい」とアピールするセクシーな1曲。




































