top of page
  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Kevin Ross|「マーヴィン・ゲイの再来」と呼ばれた天才が、「R&Bの死」について言及。「R&Bが死んだのは彼らが原因だ」


「R&Bが死んだのは彼らが原因だ」


主旋律を歌うボーカルはもちろんのこと、コーラス、ドラム、ベースなど、何と1人で9役を全て担当。


往年の名曲を、たった1人でメドレー形式で歌うという人間離れした動画に対し、ネット上には何度もトライしたけど出来なかった」「この動画に低評価を押す人がいる?信じられないと、絶賛の声が続出。

このマッシュアップ・メドレーでも話題となったKevin Rossは、米ワシントンD.C.出身のシンガー/ソングライターで、米国の名門音大「バークリー音楽院」在学中に、Trey Songz育ての親として知られるTroy Taylorにその才能を認められ、ソロ・デビュー前にTrey SongzとNicki Minajのコラボレーション曲"Touchin', Lovin"などを手がけるなど、早くからその高いソングライティングの能力を発揮。



Touchin, Lovin feat. Nicki Minaj

Trey Songz

"Touchin, Lovin feat. Nicki Minaj"の他にも、以下がデビュー前のKevin Rossが制作に携わった楽曲の一例。


・Johnny Gill - 2nd Place (2011)

・SWV - Time to Go (2012)

・SWV - Use Me (2012)

・Trey Songz - What's Best For You (2014)

・Trey Songz - Dead Wrong (2014)

・Trey Songz - I Know (Can't Get Back) (2014)

・Case - Blast Off (2015)


ソングライターとしての実力を証明したKevin Rossは、[Motown Records]とジャズの名門レーベル[Verve Records]、この2つのビッグ・レーベルと契約するという快挙を成し遂げ、またNe-YoやMaxwellのツアー・アクトに抜擢されるなど、そのあまりにも高いR&Bリテラシーから、「Marvin Gayeの再来」と絶賛されたほどの実力者。


そして[Motown Records]在籍時に、Ahmad Jamal Trioが'70年に発表したジャズの大名盤と同じタイトルの、「覚醒」を意味するデビュー・アルバム『The Awakening』をリリース。


しかし、結局[Motown Records]からリリースしたアルバムはこの1枚のみで、Kevin Rossは[Motown Records]から早々と離脱。


The Awakening

Kevin Ross

[Motown Records]から離れた理由をキッチンに料理人が多すぎる場合、そこにいる全員が同じ最終目標を念頭に置いていなければ、ベストな結果を得られないこともあると語っており、悲しいかな、Kevin Rossが持つアーティスト・スキルがあまりにも高すぎたのか、[Motown Records]ですら彼の才能を活かしきれず、どこか器用貧乏な印象すら感じてしまうほど。


そんなKevin Rossは、「ThisisRnB.com」のインタビューにて、「現在のR&Bについては絶えず議論が交わされていますが、R&Bは死んだと思いますか?」という質問に対し、次のように持論を展開。

「旧勢力のR&Bは死んだ。R&Bが死んだのは彼らのせいだ。彼らがそれを殺した。誰のせいでもなく、彼らのせいだ。結局のところ、旧勢力は俺達新勢力に対して正しいことをしなかった。彼らが情報を渡さなかったのは、自己中心的だったからで、旧勢力は自分達がしなかったことに対する責任を取らなかったんだ。そして、彼らはまだ自分達の栄光の時代だと思っているようだけど、そうじゃない。私はそれを奪いに来たんだ。許可を求めるつもりはない。誰かに『ねえ、チャートから君を追い出してもいいかい?』と確認するためにここにいるんじゃない。今は俺達の番なんだから。'90年代〜2000年代と、現在の最大の違いはマーケティング資金だ。誰もこのことについて話したがらない。MVの制作や契約に対して、レーベルは数百万ドルもの資金を投じている。彼らはR&Bが利益を生むことを理解しているんだ。今、俺達はストリーミングのゲームの中にいる。アーティストは、ストリーム1回あたり1セント(約1.5円)と、ほんのわずかな金額を稼ぎ始めた。だから変化が必要だった。それはR&Bが儲からなくなったという意味ではなく、R&Bに対する俺達の考え方、そして俺達が届けるレコードを根本的に変える必要があるという意味さ。今のR&Bは活気に満ちているよ。俺自身も含めて、Brent Faiyaz, Victoria Monet, Kenyon Dixon, Alex Isleyなど、メジャー・レーベルに所属する多くアーティストや、独立したアーティストが成功している。
俺たちを癒してくれた美しい黒人女性達に感謝しよう。H.E.R., Summer Walker, Jazmine Sullivanがシーンの最前線に立ってくれたことで、この困難な状況を救ってくれた。そして彼女達がその仕事を成し遂げたのは当然のことだと思う。旧勢力が作った多くの混乱を、彼女達が片付けなければならなかったことに対して、申し訳なく思う」

ここでKevin Rossが痛烈に批判している「旧勢力」とは、Kevin Ross自身が「過去のやり方に固執している」と感じたレコード会社やレーベルのことを指しており、そんな状況を打破する為、Kevin Rossはメジャーの舞台から離れた後、自身のレーベル[Art Society Music Group (AMG)]を立ち上げ、「このR&Bというジャンルには、作られるべき歴史がまだ沢山あり、また築かれるべき架け橋も沢山ある。このジャンルでは、新旧の勢力の間で多くのことが起こっているんだ。だから今、[AMG]はその最前線にいて、新たなブームを起こすよとコメント。


メジャー・レーベルと契約を果たすも、そこでの環境に違和感を覚え、独立系インディーズ・アーティストの道を選んだKevin Rossが歌う、最高級のメロウR&Bを厳選し、その一部をここで紹介いたします。

 

Cruise

Kevin Ross

[Motown Records]在籍時に発表したEP「Drive」に収録された"Cruise"。


Trey Songz, K. Michelle, Eric Bellingerらの楽曲を手がけた、Jerren "J-Kits" SpruillプロデュースのメロウR&B。

 

I Do / Options

Kevin Ross

[Motown Records]から離れた後、自身のレーベル[Art Society Music Group (AMG)]から発表したアルバム『Audacity Complete』に収録された1曲。


"Cruise"と同じく、Jerren "J-Kits" Spruillが手がけたメロディが美しいメロウ・バラード。

 

God is a Genius

Kevin Ross

"I Do / Options"と同じく、アルバム『Audacity Complete』に収録されたメロウR&B。


Trey Songz, Joeらの楽曲を手がけたEdrick Milesがソングライトを担当。



Thing Called Love

Kevin Ross

[Motown Records]から離れた後、インディーズから初めてリリースしたシングル。


全米アダルトR&Bソングス・チャート最高20位を記録。

 

Long Song Away

Kevin Ross

[Motown Records]から発表されたデビュー・アルバム『The Awakening』に収録された、Kevin Rossのメジャー・デビュー・シングル。


Kevin Rossの才能を絶賛したTroy Taylorがプロデュースを担当し、全米R&B/ヒップホップ・ソングス・チャート最高23位を記録。

 

Don't Go

Kevin Ross

"Long Song Away"の次に、アルバム『The Awakening』からシングルカットされた"Don't Go"。


Michael Jackson"Butterflies"似のメロウR&B。

 

プレイリスト公開中

Kevin Rossの楽曲をまとめたプレイリストを、Spotifyに公開しています。



タグ:

Kommentare


P O P U L A R
人気記事

W H A T' S  N E W
新着記事

bottom of page