第63回グラミー賞「Best Pop Vocal Album」にノミネートされた『Changes』
全米シングル・チャート最高2位を記録し、妻とのセックスについて歌ったとされる"Yummy"を収録したJustin Bieberのアルバム『Changes』
2020年2月14日にリリースされた『Changes』は、全米アルバム・チャート1位を記録し、デビュー・アルバム以降全てのアルバムで同チャートを制するという記録を更新し続けたJustin Bieber。
また、グラミー賞の常連でもあるJustin Bieberは, 2021年に開催された第63回グラミー賞でも当然のごとく複数の部門にノミネートされ、「Best Pop Solo Performance」「Best Pop Duo/Group Performance」「Best Country Duo/Group Performance」、そして『Changes』は「Best Pop Vocal Album」と、合計4部門にノミネートされました。
しかし、当のJustin Bieberはこの発表に不満だった様子。
「『Changes』はR&Bアルバムだ」
Changes
Justin Bieber
iTunes: https://apple.co/3z4jNDY
「『Changes』はR&Bのアルバムとして作った作品だ」
グラミー賞の発表に対して、納得がいかなかった模様のJustin Bieberは、自身のInstagramにて次のように投稿しています。
「僕の芸術性を理解し、評価してくれたことをとても嬉しく思う。
僕は自分が作る音楽の細部にまでこだわり、明確な意図を持っている。
それを踏まえた上で言うと、『Changes』はR&Bのアルバムとして作ったものだ。
そのアルバムがR&Bと認識されていないのはとても奇妙なことだ。
僕はR&Bに影響を受けて育ったから、R&Bに想いを込めた作品を作りたいと思っていた。
ポップ・ミュージックも大好きだけど、今回はポップ・アルバムを作ろうとしたわけではなく、コードやメロディ、ボーカルのスタイルやヒップホップ・ドラムなど、『Changes』のサウンドを考慮すると、R&Bにカテゴライズされなかったのはおかしい。
誤解してほしくないんだけど、僕はポップ・ミュージックが大好きだ。
でも『Changes』の意図はそれとは違う。
それでも僕の作品に敬意を払ってくれたことに感謝し、ノミネートされたことは光栄だと思う」
R&BシンガーUsherのサポートを受けてデビューし、その後はジャンルをクロスオーバーしたスタイルで世界のスターへと上り詰めたものの、自身のルーツの1つであるR&Bに対しての強い想いとこだわりを語ったJustin Bieber。
一方、R&Bシーン期待の大型新人として、2014年に鮮烈なメジャー・デビューを果たした女性シンガーのTinasheが、「『新しいR&Bガール』というレッテルを貼られたことが不快だった」という持論を展開し、音楽ジャンルは不要と訴えて話題となりましたが、アーティストによって考え方が全く異なるのも、ファンとしては面白いトピックの1つですね。
Yummy
Justin Bieber
iTunes: https://apple.co/3z4jNDY