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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Tinashe▶︎▶︎「音楽ジャンルは不要」と訴える彼女。その想いの根底には「ジャンルの境界線を壊したい」

更新日:2021年8月19日


「音楽ジャンルは必要ない」

2020年に行われた第62回グラミー賞にて「Best Rap Album」を受賞したTyler, the Creatorが、授賞式の際に俺のような見た目のやつがジャンルにとらわれないことをやっても、いつも『ラップ』や『アーバン』っていうカテゴリーに入れられる。なんで俺は『ポップス』のカテゴリーに入れてもらえないんだ?という実情を訴えて話題となり、また[Republic Records]が「アーバン」というカテゴライズを使用禁止にするなど、音楽業界におけるジャンルのカテゴライズは、常に議論の的となっています。


そんな中、ジャンルとしてはR&Bにカテゴライズされてきた女性シンガーのTinasheが、音楽ジャンルに関しての持論を展開。


音楽ジャンルは必要ないし、廃止する必要があるとも思っている


Tinashe

2 On feat. SchoolBoy Q

デビュー時から「ジャンルの境界線を壊したい」と意気込んでいたTinashe

米ロサンゼルス育ちのTinasheの父は、アフリカ大陸の南部に位置するジンバブエ出身ということで、父親のルーツであるジンバブエの民族的文化に強い影響を受けてきたというTinashe。


また、ソロ・デビュー前はThe Stunnersというポップス・グループで活動していた経歴も持つ彼女だけに、2014年に発表したデビュー・アルバム『Aquarius』をリリースした時点で「ジャンルの境界線を壊したい」という想いでソロ活動をスタート。


このような経緯もあってか、Tinasheは音楽ジャンルに関しての持論を「Rolling Stone」の記事に語っています。


私は、全般的に音楽ジャンルを廃止する必要があるとも思っている。


アーティストを『アーバン』『R&B』『ヒップホップ』というカテゴリーに分類することによって、クリエイティブに対して孤独感が生まれてしまう

レコード会社やレーベル側といったアーティストをサポートする立場側が、アーティストを特定のカテゴライズに分類してしまうことにより、結果的にそのしわ寄せの影響を最も受けるのが、他でもないアーティスト自身であると訴えたTinashe。


また、Tinasheはデビュー時の心境も次のように語っています。


私がデビューした時、『新しいR&Bガール』というレッテルを貼られたことが不快だった。


R&Bが嫌いというわけじゃないけど、会社の『アーバン部門』をマーケティングしているチームと、ポップ・アクトを担当しているチームとでは、運営がどう違うのか分かっていたから

この問題に関しては、肌の色や人種の問題も深く関わってくると思いますが、結果そのアーティストが望まない形になってしまうのであれば、Tinasheが訴えるようにカテゴライズする側にも配慮が必要なのかなと思いました。


ただ、以前に俺は生涯R&Bを歌い続けるとR&BシンガーのTankが豪語していたり、アルバム『Changes』が第63回グラミー賞「Best Pop Vocal Album」にノミネートされたJustin Bieberが、R&Bのアルバムとして作った作品だから、そう認識されていないのは奇妙なことだと語っていたり、自らカテゴリーを選ぶアーティストがいることもまた自然なこと。



カテゴライズを気にしないアーティストが上とか、カテゴライズを嫌うアーティストが下とかという意味ではなく、「向上心やハングリー精神が人一倍強い」という特徴を持ったアーティスト達が、カテゴライズを好まないアーティストには多いのかなという印象を持ちました。


Tinashe

Superlove


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