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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Ciara▶︎▶︎クランク・サウンドを嫌いながら、デビュー曲で全米チャートを制した"Goodies"。


ciara goodies
史上2人目の快挙を達成した"Goodies"

「クランク」とは、電子音と低音の効いたベースラインの上にMCのシャウトを組み合わせた、'90年代生まれのヒップホップのジャンル。


このクランクとR&Bを組み合わせた、その名も「Crunk&B」という新たなスタイルで一世を風靡したのが、Usherの"Yeah!"と、そしてCiaraの"Goodies"。


Goodies feat. Petey Pablo

Ciara

2004年6月に発表された"Goodies"は、前2003年にPetey Pabloが過激な性描写をラップする"Freek-a-Leek"のアンサー・ソングとしても知られ、両曲共にCrunk&Bの提唱者であるLil Jonがプロデュース。


「私のお楽しみ(Goodies)が欲しいんでしょ。


あなたはあの事を考えているはずよ。


私が焦らすから、興奮しているのね。


私のお楽しみが欲しいなら、探し続けなくちゃ。


だってそれはまだ瓶の中に入っているから」


曲名にもなっている「Goodies」は「美味しいもの(特にお菓子)」という意味合いがあり、Ciaraの曲中では身体を求められる様を「Goodies」とし、そのセクシーな様子を、子供が瓶の中に入っているクッキーを欲しがる「Cookies」とかけて使用。


また、曲中で「You won't get no nookie or the cookies, I'm no rookie (セックスもクッキーもお預け、私はルーキーじゃないから)」と、「Goodies」と「Rookie」をかけている箇所があるように、この曲がCiaraのデビュー曲だったものの、Ciaraは"Goodies"のリリース以前に裏方として業界に携わっていた為、「アーティストとしては処女(Rookie)だけど、決して軽い女じゃないの。私のGoodiesは簡単にはあげないわ」と、「私、ガード固いですけど?」いうようなメッセージを込めたのではないかと思います。


そんな"Goodies"でデビューしたCiaraは、この曲でいきなり全米シングル・チャートを制し、しかも女性アーティストとしては史上2人目というデビュー曲で7週連続1位という快挙を達成し、これ以上ない完璧とも言えるデビューを飾ったものの、当初Ciaraはクランク・ミュージックが好きではなかったとのこと。


しかし、結果的には"Goodies"の記録的なヒットの影響でCiaraは「Crunk&Bの女王」とまで呼ばれ、"Goodies"を収録したデビュー・アルバム『Goodies』も全米アルバム・チャート最高3位を記録し、全世界で500万枚以上を売り上げる大ヒット作となりました。


Goodies

Ciara


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