元々はMary J. Bligeの為に書かれたという"Stickwitu"
Fifth HarmonyやLittle Mixなど、世界中を熱狂させたガールズ・グループが登場する前の2000年代に、当時のシーンを刺激的な興奮で包んだ女性グループと言えばThe Pussycat Dollas。
歌って踊れる本格派の美女軍団として、2000年代のシーンを席巻した彼女達の代表曲と言えば、ラッパーBusta Rhymesを迎えた"Don't Cha"、Snoop Doggとの共演で話題を集めた"Buttons"、そして男性R&BシンガーAvantを迎えた"Stickwitu"。
セクシーな美女達が甘いメロディを歌う、2000年代を代表するR&Bヒット曲で、The Pussycat Dollsのメイン・ボーカルを務めたNicole Scherzingerの話によると、この"Stickwitu"は元々Mary J. Bligeの為に書かれた楽曲だったとのこと。
Stickwitu feat. Avant
The Pussycat Dolls
iTunes: https://apple.co/3qd1XMK
"Stickwitu"を手がけたのは、[Geffen Records]の会長を務め、また[A&M Records]の社長を務めたことでも知られるRon Fairで、彼はA&R時代にMary J. Bligeの"Be Without You"を手がけた経歴の持ち主。
Nicole Scherzingerの話が事実だった場合、Mary J. Bligeと繋がりのあるRon Fairが彼女の為に"Stickwitu"を用意したものの、何らかの理由でそれが実現せず、結果的にThe Pussycat Dollsの手に渡ったという流れ。
ちなみに、曲名の"Stickwith"は「あなたと一緒にいる」という意味合いの「Stick With You」から作られた造語で、「あなた以上に私を愛せる人はいないわ。私は永遠にあなたと一緒にいる」と歌うロマンティックなラブ・ソング。
The Pussycat Dollsのデビュー・アルバム『PCD』に収録され、"Stickwitu"は全米シングル・チャート最高3位を記録。
またこの曲は第49回グラミー賞「Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal」にノミネートされ、この曲がThe Pussycat Dollsのキャリアで唯一グラミー賞にノミネートされた楽曲。
PCD
The Pussycat Dolls
iTunes: https://apple.co/336Phyn