- R&B SOURCE編集部
Sygnature▶︎▶︎ビヨンセ公認の実力、でも謎だらけ。彼らは4人組の白人R&Bグループだった。
最終更新: 1月3日

Beyoncéが認めた超実力派グループ
あのBeyoncéが認めたグループなのに、「幻のグループ」と呼ばれたSygnature。
話が若干矛盾していますが、このSygnatureが「幻のグループ」と表現された理由は大きく2つ。
1つは、彼らのアルバム『One Voice』が正規リリースさせずにお蔵入りになってしまったこと。
もう1つは、アルバム『One Voice』のアートワークがシルエットだったこと。
不明な部分だらけ、でもこのミステリアスなアーティスト像がマニア心をくすぐってしまいますが、SygnatureはBeyoncéがソロ・デビュー前に活動していたグループDestiny's Childのツアー・アクトを担当するほどの実力派。
正式にアルバム・デビュー出来ていればR&B史にその名を残したであろう、知る人ぞ知る隠れた名R&Bグループなんです。
ちなみに、こちらのアートワークがリリースされることがなかったSygnatureのCDアルバム。
Sygnature (シグネイチャー)
One Voice

Beyoncéの父がSygnatureをマネージメント
彼らがDestiny's Childのツアー・アクトを行うことが出来たのは、Beyoncéの実父としてお馴染みのMathew Knowlesがマネージメントを行なっていた為。
Destiny's Childと同じ[Sony Music]傘下の[Colombia Records]からSygnatureのアルバム『One Voice』がリリースさせる予定でしたが、完成していたアルバムはあえなくお蔵入り。2000年にリリース予定の作品でした。
ちなみに、Beyoncé, Maxwell, Eric Benét, Faith Evans, Kenny Lattimoreなど、錚々たるメンバーが集った'99年にリリースのサウンドトラック『The Best Man』に、Sygnatureが歌うスロウ・ジャム"Wherever You Go"が収録されていました。
Mathew Knowlesのサポートを受けた歌えるグループだっただけにアルバムの頓挫は非常に残念でしたが、実は2013年に『One Voice』はデジタルで突如音源が公開。
幻の音源が遂に入手可能となりました。
Sygnature
Wherever You Go
Sygnatureは白人4人組グループだった
SygnatureのメンバーはHayden Hajdu, Paul Lombardo, Patrick Scaglione, Dominic Scaglione, Jr.の4人。
あのシルエットのアートワークでは正体不明の4人でしたが、メンバーは全員白人。
2013年に発表された『One Voice』のアートワークに、メンバー全員の姿が写っています。
熱狂的なR&Bファン達をざわつかせた、雨音で始まる唯一のシングル曲"The Rain"も収録されていますが、当初のトラックリストと若干変更された全10曲の収録内容に。
クレジットこそされていませんが、Destiny's Childがヴォーカルで参加したキャッチーなミドル・トラック"Dance With Me"、美しいハーモニーを聴かせる絶品スロウ"Good Love"など、珠玉のR&Bがラインナップ。
Chris Brown, Raphael Saadiq, Whitney Houstonらの楽曲を手がけてきたCharlie Berealが、アルバム収録曲の大半をプロデュースしています。
Sygnature
One Voice

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