Beyonceが認めた超実力派グループSygnature
あのBeyonceが認めたグループなのに、「幻のグループ」と呼ばれたSygnature。
話が若干矛盾しているものの、このSygnatureが「幻のグループ」と言われた理由は大きく以下の2つ。
・アルバム『One Voice』が正規リリースさせずにお蔵入りになってしまったこと。
・アルバム『One Voice』のアートワークがシルエットで、メンバーの正体が不明だったこと。
このミステリアスなR&BグループSygnatureは、Beyonceがソロ・デビュー前に活動していたグループDestiny's Childのツアー・アクトを担当するほどの実力派で、もし彼らのアルバム『One Voice』が正式にリリースされていれば、R&B史にその名を残したであろう、知る人ぞ知る隠れた名R&Bグループ。
このブルーバックにシルエットの4人が写るアートワークが、正規リリースされることなくお蔵入りとなってしまったSygnatureのデビュー・アルバム。
では何故この謎のグループが、Destiny's Childの活動をサポート出来たかのか?
Beyonceの父がSygnatureをマネージメント
SygnatureがDestiny's Childのツアー・アクトを行うことが出来たのは、Beyonceの実父としてお馴染みのMathew Knowlesが彼らのマネージメントを行なっていた為。
Destiny's Childと同じ[Sony Music]傘下の[Colombia Records]から、Sygnatureのデビュー・アルバム『One Voice』はCDまでパッケージ化され、2000年にリリースさせる予定だったものの、完成していたアルバムはあえなくお蔵入り。
ちなみに、Beyonce, Maxwell, Eric Benet, Faith Evans, Kenny Lattimoreなどなど、錚々たるメンバーが集った'99年リリースのサウンドトラック『The Best Man』に、Sygnatureが歌うスロウ・ジャム"Wherever You Go"が収録。
Mathew Knowlesがサポートした「歌えるグループ」だっただけに、アルバムの発売中止は非常に残念な結果だったものの、2013年に彼らの『One Voice』が突如デジタルで音源が解禁され、幻と化したSygnatureの音源が遂に入手可能に。
Wherever You Go
Sygnature
iTunes: https://apple.co/2WUOq06
メンバーの姿が明らかに
Sygnatureのメンバーは以下の4人。
・Hayden Hajdu
・Paul Lombardo
・Patrick Scaglione
・Dominic Scaglione, Jr.
ブルーバックのアートワークでは正体不明の4人でしたが、2013年にデジタルで解禁された『One Voice』はアートワークが新装され、メンバーの姿が明らかに。
Sygnature
One Voice
iTunes: https://apple.co/3h8cGU2
熱狂的なR&Bファン達をざわつかせた、雨音で始まるSygnature唯一のシングル"The Rain"も収録され、またクレジットこそされていないものの、Beyonceがボーカルで参加したキャッチーなミドル・トラック"Dance With Me"、美しいハーモニーを聴かせる絶品スロウ"Good Love"など、珠玉のR&Bが全10曲収録。
Chris Brown, Raphael Saadiq, Whitney Houstonらの楽曲を手がけてきたCharlie Berealが、アルバム収録曲の大半をプロデュース。
ちなみに、2000年当時にリリースが予定されていた初期の『One Voice』のトラックリストは全15曲で、2013年版『One Voice』に収録されなかった残りの5曲は、5年後の2018年EP『Sygnature』としてリリースされています。
Sygnature
Sygnature
iTunes: https://apple.co/3xApu0f