R&B SOURCE編集部
Sygnature▶︎▶︎ビヨンセ公認の実力、でも謎だらけ。彼らは4人組の白人R&Bグループだった。

Beyonceが認めた超実力派グループSygnature
あのBeyonceが認めたグループなのに、「幻のグループ」と呼ばれたSygnature。
話が若干矛盾していますが、このSygnatureが「幻のグループ」と表現された理由は大きく以下の2つ。
・アルバム『One Voice』が正規リリースさせずにお蔵入りになってしまったこと。
・アルバム『One Voice』のアートワークがシルエットだったこと。
不明な部分だらけ、でもこのミステリアスなアーティスト像がマニア心をくすぐってしまいますが、SygnatureはBeyonceがソロ・デビュー前に活動していたグループDestiny's Childのツアー・アクトを担当するほどの実力派。
正式にアルバム・デビュー出来ていればR&B史にその名を残したであろう、知る人ぞ知る隠れた名R&Bグループでした。
こちらのアートワークが、正規リリースされることなくお蔵入りとなってしまったSygnatureのCDアルバム。
Sygnature
One Voice

Beyonceの父がSygnatureをマネージメント
彼らがDestiny's Childのツアー・アクトを行うことが出来たのは、Beyonceの実父としてお馴染みのMathew Knowlesがマネージメントを行なっていた為。
Destiny's Childと同じ[Sony Music]傘下の[Colombia Records]からSygnatureのアルバム『One Voice』がリリースさせる予定でしたが、完成していたアルバムはあえなくお蔵入り。
2000年にリリース予定の作品でした。
ちなみに、Beyonce, Maxwell, Eric Benét, Faith Evans, Kenny Lattimoreなど、錚々たるメンバーが集った'99年にリリースのサウンドトラック『The Best Man』に、Sygnatureが歌うスロウ・ジャム"Wherever You Go"が収録されていました。
Mathew Knowlesのサポートを受けた歌えるグループだっただけに、アルバムの頓挫は非常に残念でしたが、実は2013年に『One Voice』はデジタルで突如音源が公開。
幻と化したSygnatureのアルバム音源が遂に入手可能となりました。
Sygnature
Wherever You Go
iTunes: https://apple.co/2WUOq06
Sygnatureは白人4人組グループだった
SygnatureのメンバーはHayden Hajdu, Paul Lombardo, Patrick Scaglione, Dominic Scaglione, Jr.の4人。
あのシルエットのアートワークでは正体不明の4人でしたが、メンバーは全員白人。
これまで封印されていたSygnatureのアルバム『One Voice』は、2013年にアートワークが変更されデジタルで発表され、新たなアートワークにメンバー全員の姿が写っています。
熱狂的なR&Bファン達をざわつかせた、雨音で始まるSygnature唯一のシングル曲"The Rain"も収録されていますが、当初のトラックリストと若干変更された全10曲の収録内容に。
クレジットこそされていませんが、Destiny's Childがボーカルで参加したキャッチーなミドル・トラック"Dance With Me"、美しいハーモニーを聴かせる絶品スロウ"Good Love"など、珠玉のR&Bがラインナップ。
Chris Brown, Raphael Saadiq, Whitney Houstonらの楽曲を手がけてきたCharlie Berealが、アルバム収録曲の大半をプロデュースしています。
Sygnature
One Voice
iTunes: https://apple.co/3h8cGU2
