Chris Brownに認められた才女Sevyn Streeter
ソロ・デビュー前にTGT, Richgirlという2つのグループを渡り歩き、Richgirl時代に共演していたChris Brownに気に入られ、彼のレーベル[CBE Entertainment]とソロ契約してデビューしたSevyn Streeter。
歌って踊れる一流のパフォーマーでありながら、またAriana Grande"The Way feat. Mac Miller"を筆頭に、Chris Brown, Alicia Keysらのヒット曲も手がけるソングライターとしての才能も発揮するなど、デビュー以降R&Bシーン発展に大きく貢献してきたマルチ・アーティスト。
Ariana Grande
The Way feat. Mac Miller
iTunes: https://apple.co/3BG7Upq
そんなSevyn Streeter, デビューから在籍していた[Atlantic Records]を離れて現在はインディーズのフィールドに活動の舞台を移行し、インディーズから初のアルバムとなる『Drunken Wordz Sober Thoughtz』を発表。
インディーズからのリリースとは言え、Chris Brown, Jeremih, Lucky Dayeといったビッグ・ネーム達が参加し、また製作陣にD'Mile, Eric Hudson, Bizness Boiといったヒットメイカー達が名を連ねるなど、[Atlantic Records]からリリースされたデビュー・アルバム『Girl Disrupted』に負けずとも劣らない豪華さ。
「メジャー・レーベルで素晴らしい経験をし、沢山のことを学んだ」とSevyn Streeter本人が振り返っているように、メジャーの舞台から離れたことは彼女にとって前向きな決断となったようですが、とあるファンが以下のようにツイート。
「昔のSevynが恋しい」
Sevyn Streeter
Drunken Wordz Sober Thoughtz
iTunes: https://apple.co/3A6NaVA
「あなたは5年前と同じ人?」
Sevyn Streeterはファンのツイートに対しての持論を、「YouKnowIGotSoul.com」の記事に次のように答えています。
「面白いと思ったし、ファンと話して彼らがどの曲が好きなのかを見るのが好きよ。
私もそうだけど、他の作品を愛していくれている事実に感謝しているわ。
それは私とファンの素晴らしい会話になった。
私は『あなたは5年前と同じ人?』と尋ねて、そしたら『絶対に違う』って言ったわ。
それは人々が気付いていないことで、私達は本当に違いはなく、ただ公の生活を送っている。
しかし、私たちは同じことを経験する。
私は文字通り、毎日目にしたものから曲を書くの。
過去から引っ張ってくることもあるけど、ほとんどの場合は今の自分の気持ちに没頭し、その作品について正直に話したいと思っている。
私から新しい作品を受け取るたびに、同じ種類の作品を期待しないで。
全てが好きな人には感謝しているけど、同じことになることは決してないわ」
これまでの栄光が大きければ大きいほど過去の武勇伝を語りたくなりがちですが、これまで常識とされていたことが全く通用しない、時代の転換期を迎えている現在。
Sevyn Streeter本人も「ある状況から別の状況に移行する時は、いつも少しの恐れを伴う」と語っているように、仮に良い変化になるとしても、変化すること自体に恐怖を感じるのが生き物の常。
過去に目を向けるのではなく、真実が存在する今にのみフォーカスし続けるSevyn Streeterの眼差しは、メジャーの舞台にいた時よりもたくましい、そんな気がします。