元々は4人組グループとして始動したThe Neptunes
第46回グラミー賞にて、「Producer of the Year」を受賞したThe Neptunesは、「ネプチューンズ・サウンド」と呼ばれる、シンプルながら中毒性のあるスタイリッシュなビートを武器に、2000年代初期のヒット曲の大半は、The Neptunesが手がけたと言っても過言では無いほどにヒット曲を量産した、Pharrell WilliamsとChad Hugoの2人によるプロデューサー・デュオ。
結成当初、このThe Neptunesは4人組のグループとして始動し、残り2人の内1人は、既述の2人と共にヒップホップ・バンドN.E.R.D.のメンバーとして活躍したSheldon Haley。
そしてもう1人が、このグループでボーカルを担当していたMike E.。
同じ高校(Princess Anne High School)に通っていた4人が、高校在学中にThe Neptunesを結成し、そして偶然にも彼らが通っていた高校の横にスタジオを構えていたのがあのTeddy Rileyで、The Neptunesのメンバー達とTeddy Rileyは急接近することに。
この頃にPharrell WilliamsはTeddy Rileyから直々に作曲手法を学んでいった一方、Teddy Rileyの目に留まった人物がボーカリストのMike E.で、彼はTeddy Rileyのレーベル[Lil' Man Records]と契約。
その後、クレジットこそ無いものの、Teddy Rileyの元でBlackstreetのセカンド・アルバム『Another Level』の制作を手伝ったというMike E.は、ソロ・アルバム『Master Plan』の制作に着手。
当初、このアルバムは[Lil' Man Records]の配給元である[Interscope Records]から2000年にリリースされる予定だったものの、前年の'99年にBlackstreetのサード・アルバム『Finally』をリリース後、Teddy Rileyは[Interscope Records]との契約を打ち切られてしまったことから、Mike E.のアルバムはその後[Capitol Records]が引き継ぐことに。
しかし、アルバム・リリースの準備をしていた時期に、Mike E.本人がスピリチュアルな世界に目覚めてしまい、魂と自己探究の道へ進んでしまったことから、音源が完成していたアルバムはお蔵入りに。
そして、当時から20年以上が経過した2024年に、当時制作されたフル・アルバムの音源がデジタルで解禁され、このアルバムに収録された楽曲の大半はTeddy Riley, そしてThe Neptunesがプロデュースを担当。
Mike E.
Selections from Masterplan
iTunes: https://apple.co/4cy7hAb
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