若手アーティスト達にキレる
T-Pain
T-Painが、自身のポッドキャスト「Nappy Boy Radio」にて、若手アーティスト達に次のように苦言。
「他とは違うことをやれよ。音楽の為に何か違うことをやれよ。お前らがやっていることは、他の誰かがもやっているんだよ。Lil Uzi Vertがもうやってるし、他にもLil Baby, DaBabyらがもうやってるじゃねえか。周りと同じことをやるなよ、それが俺達の望みだ。ゴミみたいな曲を俺に送ってくるなよ、それで俺が気に入らないからってキレてるんじゃねえ。以上」
以前、友人のUsherに「お前が音楽をダメにした」と言われ、一時はうつ病を患うほど精神的にどん底まで落ちていたT-Pain。
Usherの主張は、それまで表に出すことがタブーとされていた音声を矯正するソフト「オートチューン」をT-Painが全面的に使用したことに対するバッシングで、しかしT-Painはあくまで個性を表現する為の手段としてオートチューンを活用したまで。
音楽シーンで生き残る為、そして音楽シーンを進化させる為に、オートチューンというパンドラの箱を開けてしまい、栄光と挫折の両方を経験することになったT-Painだったものの、そんな彼の主張に賛同したのがDr. Dreで、自身のインスタグラムに次のようにコメント。
「T-Painにエールを送るよ。爆笑したけど、彼の意見は正しい」
同性愛者だったと告白
Monifah
Mary J. Bligeのフォロワーとして、'90年代中期にデビューした女性シンガーMonifah。
ラッパー/プロデューサーのHeavy Dのサポートを受け、'96年にMary J. Bligeを思わせるヒップホップ・ソウル"I Miss You (Come Back Home)"でデビューし、同曲は全米シングル・チャート最高56位を記録。
'90年代のR&Bシーンを代表する女性シンガーの1人として大活躍した彼女、実は同性愛者だったことを公の場で激白。
Monifahは、2012年に放送されたリアリティ番組「R&B Divas: Atlanta」に、Faith Evans, Syleena Johnson, Keke Wyatt, Nicci Gilbert(Brownstone)らと共に出演。
この番組は、それぞれがかつてはメジャー・レーベルに在籍して華々しく活躍するも、その後プライベートで結婚や離婚など、紆余曲折な人生経験を包み隠さずに語り合うという内容で、この番組内でMonifahは自身が同性愛者であったこと、そして薬物中毒であったことを赤裸々に告白。
そんなMonifahは、2014年に長年交際していたTerez Thorpeとめでたく同性結婚。
Monifah
I Miss You (Come Back Home)
iTunes: https://apple.co/3wKhJPW
インディーズ・グループKwiet Stormのメンバーとして活動
Willie Taylor
Sean "Diddy" Combsが主催した「MTV」のオーディション番組「Making the Band 4」をきっかけに結成され、2008年に[Bad Boy Records]からデビューした5人組R&BグループDay26。
このグループのメンバーとして活動していたのが、ソロ・シンガーとしてもデビューしているWillie Taylorで、彼はDay26のメンバーに加わる前、インディーズのR&BグループKwiet Stormのメンバーとして活動。
Jagged Edgeタイプの重厚なスタイルを得意としたこのグループは、2004年にアルバム『In The Midst Of The Storm』を発表し、メジャーの楽曲に負けず劣らないスロウ"Lights Out, Candle Lit"が彼らの代表曲。
ちなみに、Willie TaylorとJeremihは従兄弟の関係。
Kwiet Storm
Lights Out, Candles Lit
あの有名バーガー・チェーンの駐車場でオーディション
Amerie
2002年リリースのデビュー・アルバム『All I Have』でいきなり全米アルバム・チャート最高9位を記録し、この大ヒット・アルバムの全面プロデュースを担当したのが、当時まだ駆け出しだったプロデューサーのRich Harrison。
Amerieのデビューを成功させた後に、Beyonce"Crazy in Love feat. Jay-Z"を筆頭に、R&B史に残る名曲を次々と手掛け、2000年代のR&Bシーンを大いに盛り上げたトップ・プロデューサーの1人として大成するRich Harrisonですが、まだAmerieがデビューする前、彼女とのデモCDのやり取りはマクドナルドの駐車場で行なっていたとのこと。
また、Amerieをスタウトするきっかけとなった場所もマクドナルドの駐車場だったそうで、Rich Harrisonは駐車場の車内でAmerieをオーディションして、最終的に両者はタッグを組むことになったとのこと。
自宅前のビーチは「あることで有名」
Alicia Keys
Alicia Keysが、夫であるラッパー/プロデューサーのSwizz Beatzと、約22億円という桁違いの金額で建てたとされる大豪邸。
個人邸の域を遥かに凌駕した、セレブAlicia Keysならではの非現実的すぎる大豪邸として大きな話題となりましたが、彼女の豪邸が建つのは、米カリフォルニア州サンディエゴ北部に位置するラホヤという地区。
人口約4万人ほどの小さな町ながら、有名人や資産家が多く住む地区として知られ、美しいビーチが広がっていることから、マリンスポーツの名所としても有名とのこと。
ラホヤの海を独占できる断崖絶壁の上にAlicia Keysらの豪邸は建てられたようで、彼女の自宅下にもビーチがあり、しかし断崖絶壁と海に挟まれている為に車で行くことが出来ず、このビーチには徒歩で向かうしかないようですが、ここが知る人ぞ知るヌーディスト・ビーチのようです。
ちなみにこのビーチは、世界で最も売れている旅行ガイド「Lonely Planet」のカリフォルニア版にて、「Black's Beach」として紹介されているとのこと。
モールに買い物に行きたくて一発OK
Whitney Houston
ニュー・ジャック・スウィングの要素を取り入れた"I'm Your Baby Tonight"は、全米シングル・チャート1位を達成し、また第33回グラミー賞「Best Pop Vocal Performance, Female」のノミネートされた、Whitney Houstonの代表曲の1つ。
この曲をプロデュースしたのが、当時最も勢いがあったBabyfaceとL.A. Reidのタッグで、この曲で初めてWhitney Houstonの楽曲を手がけた彼らは、ポップ・スターWhitney Houstonの歌声に挑戦すべく、節回しやテンポなどを困難にし、意図的に難しい曲に仕上げることに。
しかし、この曲をレコーディングした日、Whitney Houstonは閉店前にどうしてもショッピング・モールに買い物に行きたかったらしく、なんとファースト・テイクでレコーディングを完璧にこなし、1時間もせずに全行程を終えてショッピングに出掛けてしまったとのこと。
Whitney Houston
I'm Your Baby Tonight
iTunes: https://apple.co/4aYG1dl
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