R&B SOURCE編集部
Snoh Aalegra▶︎▶︎キャリアを振り返って学んだこと。「人々を喜ばせる必要はない」
更新日:2022年1月22日

Snoh Aalegraがこれまでのキャリアで学んだこと
スウェーデンでペルシア人の両親の元に生まれたシンガー/ソングライターのSnoh Aalegraは、世界的ファッション誌「VOGUE」のファッション・モデルも務め、目を奪われるほどに美しすぎるルックスでも注目を集めるマルチ・アーティスト。
現在はJay-Zのレーベル[Roc Nation]に所属し、生前のPrinceから直々に指導を受けていたなど、R&Bシーンからの期待を背負う非の打ち所がない才女ですが、彼女がこれまでのキャリアを振り返り、様々な経験から学んだことを次のように述べています。
「人々を喜ばせる必要はない」
Snoh Aalegra
I Want Your Around
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「人々を喜ばせる必要はないし、やりたくないことをする時間もない」
スウェーデンで音楽活動をしていた頃、若干13歳という若さで[Sony Music Sweden]とアーティスト契約を果たしたSnoh Aalegra。
この頃の経験も含め、Snoh Aalegraはこれまでにキャリアで学んできたことを、「NR Magazine」のインタビューにて次のように答えています。
「人々を喜ばせる必要がないことを学んだわ。
私は13歳のときに初めてレーベルと契約し、この時は人々を喜ばせようとしていた。
私は権限を大いに尊重していて、自分の意見は持っていなかった。
当時はインスタグラムもなかったし、レーベルと契約することが唯一のオプションだった。
周りの人をとても信頼していたけど、まだ子供だったし自分が何をしているかは分かっていなかった。
それが私の学んだこと、人々の喜ばせるのはやめよう。あなた自身のことをすべきよ。
人生は短すぎるし、やりたくないことをする時間もないわ」

アーティストとして活動しているSnoh Aalegra自身、人々を喜ばせることが彼女のモチベーションの1つであることは間違いないと思いますが、今回Snoh Aalegraが言っていることは、周りの意見に振り回されて、自分自身を見失う必要はないということでしょう。
もし明日必ず死ぬと分かっていたら。
もし1週間後に必ず死ぬと分かっていたら。
もし1年後に必ず死ぬと分かっていたら。
いつか人生を終える日が必ず訪れると頭では理解しつつも、それがいつなのかが分からないゆえに、誰もに平等に与えられている「時間」という資産を浪費し続けてしまうのが人間の常。
仮に今の人生に納得していないとして、その上で1年後に必ず死ぬと分かり、結果的に今この瞬間に生き方を変えることが出来るのであれば、死を意識した瞬間から本当の人生がスタートする。
紀元前に生きた中国の思想家である孔子が残した「人間に2つの人生があり、そもそも1つしかない事に気づいた時、2つ目の人生が始まる」という、あの名言のように。
死を意識することは一見ネガティブなようにも思えますが、日々を充実させ、自分に与えられた人生を全うするには必要なプロセスなのかなと感じます。
好きなことだけをやっていても時間が足りないのに、嫌いなことをやっている時間なんてない。
Snoh Aalegraの言葉を聞いて、改めてそう感じさせられました。

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