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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

New Edition▶︎▶︎ジャム&ルイス作の最高傑作になっていたかも?プロモーション不足で全くヒットしなかったR&Bスロウ"Re-Write The Memories"。


new edition re-write the memories
アルバム『One Love』に収録されたR&Bスロウ"Re-Write The Memories"

New Editionのアルバムとしては唯一となる、全米アルバム・チャート1位を達成した'96年リリースの『Home Again』


あの衝撃から8年後の2004年、彼らは長年在籍していた[RCA Records]を離れ、Sean Combs率いる[Bad Boy Records]に移籍し通算7枚目のスタジオ・アルバム『One Love』を発表しました。


One Love

New Edition

iTunes: https://apple.co/3GcEqBv

しかし、[Bad Boy Records]からの『One Love』リリースは順風満帆とはいかず、この時メンバー全員は30代後半という年齢を迎えていた中、Sean Combsは『One Love』を若年層にアピールする事を重視し、そのことに不服だったNew Edition側とで意見が割れ、結果的にアルバム・リリースまで2年近くの歳月を要することに。


加えて、前作『Home Again』の時は6人のフル・メンバーが揃ったものの、『One Love』にはBobby Brownが参加せず、またアルバムからのシングル・リリースは全米シングル・チャート最高87位を記録した"Hot 2 Nite"の1曲のみと、『Home Again』の時と比較すると話題性もプロモーションも乏しい扱いに。


とは言え、一時代を築いたスーパー・グループNew Editionの底力は凄まじく、結果的に『One Love』は全米アルバム・チャート最高12位を記録し、これはJam & Lewisがメイン・プロデュースを務め、"If It Isn't Love"、"Can You Stand the Rain"などを収録した'88年作『Heart Break』と同じ順位(セールスは『Heart Break』がダブル・プラチナを達成したのに対し、『One Love』はゴールド止まり)。


最終的には『One Love』のリリースから1年足らずで[Bad Boy Records]との契約を打ち切り、New Editionにとっては不完全燃焼の作品になってしまったかもしれないですが、R&Bファンを魅了した作品だったことは間違いなく、中でも特に際立っていた1曲が"Re-Write The Memories"。


Re-Write The Memories

New Edition

iTunes: https://apple.co/3GcEqBv

New Editionの楽曲はもちろんのこと、New EditionのメンバーJohnny GillやRalph Tresvantらのヒット曲も手がけてきたJam & Lewisプロデュースの渾身のスロウ・ジャムで、Boyz Ⅱ Men"On Bended Knee"に匹敵すると言っても過言ではないほどのメロディの美しさ。


しかし、この曲に対して効果的なプロモーションが行われなかったせいか、日の目をあまり見ることなく終わってしまった何とも惜しい1曲。


ちなみに、この"Re-Write The Memories"はプロモ盤のCDシングルという形で一応シングルカットはされた楽曲で、"Re-Write The Memories"の他にも"Last Time"、"Leave Me"もプロモ盤のみでシングルカットされました。


その曲の運命を左右するという点でも、やっぱりプロモーションは大事ですね。


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