元々はMissy Elliottの為に作られたという"Talk Dirty"
MVの冒頭でJason Deruloの名前を呼び、終了間際に「What's? I do not understand (何?よく分かんない〜)」というセリフで締める女性は、Abe Rieという日本人モデル。
この日本人モデルにとって何がよく分からないかというと、Jason Deruloお得意のエロすぎる歌詞。
「俺は君が乗る国際便のフライトだよ。
俺の膝の上はファーストクラス。
俺のパスポートにはリップスティックのスタンプ。
君のせいでどこにも行けなくなっちまう。
世界中を回っていたけど、言葉なんて必要ない。
君の身体は説明不要だよ。
本当に言葉が必要なのは、君がスケベな話を俺にしてきた時だけさ。
俺にエロい話をしてくれよ (Talk dirty to me)」
Talk Dirty feat. 2 Chainz
Jason Derulo
iTunes: https://apple.co/3IAfhTe
この曲は、後にLizzo, Fifth Harmony, Jessie J, Tinasheらの楽曲を手掛けるRicky Reedのプロデュース曲で、当初このトラックはJason Deruloではなく、Missy Elliottに提供しようと考えていたとのこと。
Ricky Reedは、休暇中に"Talk Dirty"の元ネタであるBalkan Beat Boxの"Hermetico"を聴いて、この曲をサンプリングした楽曲をMissy Elliottの為に作ることを考案。
Balkan Beat Box
HERMETICO
iTunes: https://apple.co/3ABzpCf
しかし、どういうわけかRicky Reedが作ったこの曲を先にレコーディングしたのがJason Deruloだったそうで、Jason Deruloのレコーディング音源を聴いたRicky Reedは、完成度の高さにショックを受けたとのこと。
「彼はこの曲を素晴らしいものにした。それまでは知らなかったんだ。彼が音楽的であることや、どれほどユニークなアーティストであったかを」
2013年にリリースされた"Talk Dirty"は、全米シングル・チャート最高3位を記録し、また2014年のビルボード年間シングル・チャートで6位にランクインするなど、この曲の大ヒットでRicky Reedは一躍トップ・プロデューサーに仲間入り。
ちなみに、"Talk Dirty"のシングル盤のアートワークに描かれている「手」は、Jason Deruloが当時交際していたJordan Sparksの手。