R&B SOURCE編集部
Inayah▶︎▶︎「流行りで終わらせたくない」ライジング・スターの彼女が考える理想のR&Bとは?

R&Bシーンのライジング・スターInayah
Instagramのフォロワー数が200万人を超えるほどの人気を集め、2020年代のR&Bクイーンの座を狙うInayah。
Ariana Grande, Brandy, Mary J. Bligeらの楽曲を手がける人気プロデューサーHarmony Samuelsのサポートを受けるなど、R&Bファン達の間で人気急上昇中の彼女ですが、「Flaunt Magazine」のインタビューにて、R&Bの在り方に対する持論を語っています。
「10年後に家族が再会した時にかけられるような音楽が欲しい」
What Are We?
Inayah
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Inayahが考える理想のR&Bとは?
Inayahは、「Flaunt Magazine」のインタビューにて次のように答えています。
「音楽において物語を話す要素が死にかけていると感じている。
人々はリアルに戻って、音楽で真実を表現する事を恐れていると思うわ。
消費者やアーティストは、今の流行りを追い、暫くのあいだ波に乗るヒットを重視してる。
そしてまた次の曲を出さなきゃいけない。
暫くその曲を流行らせて、また次を出す。
私は、忠実な音楽を作ろう心掛けているの。
今から10年後に家族が再会した時にかけらるような音楽が欲しい。
立ち上がって、叔父や叔母と一緒に踊って、年齢に関係無く、みんなが歌詞を知っているような、そんな曲よ。
それが私が残そうとしているインパクト」

インターネット、そしてスマートフォンの登場以降、世界中のアーティスト達が発表し続ける星の数ほどの莫大な寮の音楽に、24時間誰でもアクセス可能になった現代。
デジタル社会から受ける恩恵が大きい一方、この次から次へと流れてくる世界中の曲をシャワーのように浴び続ける高速サイクルの中では、1曲に対する思い入れが薄れてしまうことは致し方なく、Inayahが語るように「永続的に聴かれ続ける曲をどれだけ作れるか」ということは、現代アーティストの大きな課題なのかもしれません。
現代人が1日に受け取る情報量は、「平安時代の一生分」であり「江戸時代の1年分」に相当するとも言われる、この膨大な情報量にさらされる現代の情報化社会において、自分好みの楽曲に出会えること自体が奇跡的なことなのかもしれない、Inayahのコメントを見てそう感じました。
Fallin
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