R&B SOURCE編集部
Boyz Ⅱ Men▶︎▶︎"End of the Road"がデビュー・アルバム『CooleyHighHarmony』に収録されなかった、その驚愕の理由とは?

初期の『CooleyHighHamony』に収録されたなかった"End of the Road"
Babyface, L.A. Reid, Daryl Simmonsの3人が手掛けた"End of the Road"は、当時の記録となる全米シングル・チャート13週連続1位という快挙を達成した、万人が認める不滅のR&Bクラシック。
デビューして間もない頃のBoyz Ⅱ Menが歌ったこの"End of the Road"は、彼らのデビュー・アルバム『CooleyHighHarmony』に収録されましたが、この曲が収録された『CooleyHighHarmony』は'92年にアートワークを新装して出し直された再リリース・バージョン。
CooleyHighHarmony ('92)
Boyz Ⅱ Men
iTunes: https://apple.co/3Mk8HjJ

この前年の'91年4月にリリースされた、茶色のロングコートを着用したメンバー4人が、杖を持って写るデザインが1番最初に発表された『CooleyHighHarmony』で、トラックリストは以下の通り。
CooleyHighHarmony ('91)
Boyz Ⅱ Men

1. Please Don't Go
2. Lonely Heart
3. This Is My Heart
4. Uhh Ahh
5. It's So Hard to Say Goodbye to Yesterday
6. Motownphilly
7. Under Pressure
8. Sympin'
9. Little Things
10. Your Love
この中に"End of the Road"は含まれておらず、単純にアルバムのリリースに"End of the Road"の収録が間に合わなかったとも思えますが、Babyfaceは『CooleyHighHarmony』に"End of the Road"を収録させようと動いており、またBoyz Ⅱ Menは当時ツアー中で多忙だったことから、わずか3時間で全てのボーカルを録音し、直ぐに完成品をレコード会社([Motown Records])に納品したとのこと。
しかし、最終的には初期の『CooleyHighHarmony』に"End of the Road"は収録されず、実はある理由でレコード会社から収録を拒否されたとのこと。
End of the Road
Boyz Ⅱ Men
iTunes: https://apple.co/3Mk8HjJ
"End of the Road"が拒否された驚愕の理由
ドキュメンタリー番組「Flavor of Urban Soul」にて、Babyfaceは次のように語っています。
「元々レコード会社はこの曲を気に入っていなかった」

当時の記録となる全米シングル・チャート13週連続1位という快挙を達成することになる"End of the Road"でしたが、[Motown Records]としてはBoyz Ⅱ Menのデビュー・アルバムの方向性と"End of the Road"のサウンドがズレていたことが、不採用を決めた理由だったとのこと。
ちなみに、Boyz Ⅱ MenのメンバーNathan Morrisも、当初"End of the Road"は自分の好みじゃなかったと告白しています。
関連記事: 13週連続1位を記録した"End of the Road"。しかし、メンバーのNathanは当初この曲が好きじゃなかったと告白。
初期の『CooleyHighHarmony』への収録は見送られた"End of the Road"でしたが、結果的にEddie Murphy主演映画「Boomerang」のサウンドトラックに収録される形でお披露目となりました。
いずれにしても、Boyz Ⅱ Menの代表曲として愛される"End of the Road"を、当時のレコード会社は好んでいなかったという事実は驚愕でした。
