R&B SOURCE編集部
New Edition▶︎▶︎雨の日に聴きたい定番曲。"Can You Stand the Rain"のサンプリング/カバー曲 6選。

雨の日に聴きたい定番曲"Can You Stand the Rain"
'86年にソロ活動への転向を理由にBobby Brownが脱退し、翌'87年に新メンバーとしてJohnny Gillを迎えたNew Editionは、'88年に通算5枚目となるスタジオ・アルバム『Heart Break』を発表。
このアルバムでNew Editionの楽曲を初めてプロデュースしたのが、Janet Jacksonのアルバム『Control』を成功に導いたプロデューサー・デュオJam & Lewis。
New Edition
Heartbreak
iTunes: https://apple.co/3BNHK3B
全米アルバム・チャート最高12位を記録したこのアルバムからは計6曲がシングル・リリースされ、アップ・ビートの代表曲は全米シングル・チャート最高7位を記録した"If It Isn't Love"で、一方スロウ・ジャムの代表曲は同チャート最高44位を記録した"Can You Stand the Rain"でした。
New Edition
Can You Stand the Rain
iTunes: https://apple.co/3BNHK3B
「みんな晴れた日は大好きだけど、君は雨に耐えられる?」と、雨の日を人生の困難に喩えてお互いの愛を確かめ合う、切ないメロディが印象的な1曲。
プロデュースを担当したJam & Lewisは、新メンバーのJohnny GillがBobby Brownの後任として相応しいシンガーであることを証明する為、この"Can You Stand the Rain"は慎重に制作をしたとのことで、当時の様子を次のように語っています。
「Johnny GillをNew Editionの一員として紹介する曲を作りたかったんです。お馴染みの声であるRalph Tresvantに曲を引き継いでもらい、また当時リード・ボーカルをあまり担当していなかったRicky Bellも使用しました。そしてMichael Bivinsにも少し登場してもらい、『さあ、一緒に濡れよう』と言うセリフを担当してもらいました。グループの全員を活用してJohnny Gillを紹介しようとしたんです。Stylisticsの"You Make Me Feel Brand New"のように、低い声が入ってから高い声に引き継ぐような曲を作りたかったんです」
全米シングル・チャートこそトップ40入りはしなかったものの、"Candy Girl"、"Cool It Now"、"Mr. Telephone Man"に次いで、New Editionとして4曲目となる全米R&B/ヒップホップ・ソングス・チャートで1位を記録。
今回は、New Editionが残した'80年代R&Bの名スロウ・ジャム"Can You Stand the Rain"のサンプリング/カバー曲をセレクトしました。
余談ですが、まだ無名だった頃のBoyz Ⅱ Menが、New Editionのコンサート会場の舞台裏にこっそりと忍び込み、Michael Bivinsの前でこの"Can You Stand the Rain"のア・カペラを披露したところ、彼らのパフォーマンスに感銘を受けたMichael BivinsがBoyz Ⅱ Menのデビューをサポートしたというのは有名なエピソードですね。
そんなBoyz Ⅱ Menは、'97年に"Can You Stand the Rain"のカバー曲を発表しています。
Boyz Ⅱ Men
Can You Stand the Rain
iTunes: https://apple.co/44uR7UJ
1. K. Michelle
The Rain
iTunes: https://apple.co/3j6aFbI
2. Desmond Dennis
Can You Stand the Rain feat. SJ3
iTunes: https://apple.co/3ALyPyl
3. Big Sean
My Last feat. Chris Brown
iTunes: https://apple.co/3VCQGDM