R&B SOURCE編集部
- 2022年1月9日

C+C Music Factory▶︎▶︎この人達、ダンス・ミュージックだけじゃない。彼らのイメージを一変させた、スロウ・ジャムの名曲"Just Wanna Chill"。

C+C Music Factoryが残した名スロウ・ジャム"Just Wanna Chill"

"Everybody Dance Now"のフレーズでお馴染みの"Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)"で全米シングル・チャートを制したC+C Music Factoryは、"Here We Go (Let's Rock & Roll)"、"Do You Wanna Get Funky"などのダンス・ミュージックをヒットさせた、'90年代前期に活躍したダンス・ミュージック・グループ。

Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)

C+C Music Factory

iTunes: https://apple.co/3F8BHaE

キーボーディストのDavid Cole, そしてDJのRobert Clivillesの2人よって'89年に結成され、彼らの頭文字を取って命名されたC+C Music Factory。

ちなみに、David ColeとRobert Clivillesの2人はC+C Music Factory結成前にThe 28th Street Crewというユニットも結成していました。

C+C Music Factoryと言えば、何と言っても記述のダンス・ミュージックが彼らの真骨頂ですが、目立ちに目立ったダンス・ミュージックの陰に隠れがちながらも良質なスロウ・ジャムをいくつか残しています。

その筆頭がシングルカットされた"Take a Look"ですが、C+C Music Factoryが残したスロウ・ジャムで見逃せない1曲が"Just Wanna Chill"。

Just Wanna Chill

C+C Music Factory

iTunes: https://apple.co/3FdozB8

"Do You Wanna Get Funky"を収録した'94年リリースのアルバム『Anything Goes!』に収録された1曲で、Will Downing, Tony Terry, Audrey Wheelerらがボーカルを担当した哀愁漂う極上のR&Bスロウ。

この曲はDavid ColeとRobert Clivillesの2人が手がけ、プロデューサー/ソングライターとしても非凡な才能を発揮した彼らは、彼らはMariah Carey"Emotions"、Whitney Houston"I'm Every Woman"など、著名アーティスト達のヒット曲も数多く手がけています。

'90年代の音楽シーンを振り返る際に必ずと言ってもいいほど名前があがるC+C Music Factoryですが、このグループをRobert Clivillesと共に立ち上げたキーボーディストのDavid Coleは、彼らがまだまだ絶頂期だった'95年1月に病死し、Mariah CareyとBoyz Ⅱ Menが同年11月に発表した"One Sweet Day"は、Mariah Careyが亡きDavid Coleに捧げた1曲としても知られていますね。