- R&B SOURCE編集部
Bobby Brown▶︎▶︎テディ&ベイビーフェイス。2人の巨匠が手がけた"Like Bobby"が、とにかくワイルドです。
最終更新: 2020年12月30日

Teddy Riley & Babyfaceの黄金タッグがプロデュース
「第2のJackson 5」を目指し、Johnny Gill, Ralph Tresvantらもメンバーに名を連ねたNew Editionの一員としてデビューしたBobby Brown。
ソロ転向後も"Every Little Step"、"Rock Wit'cha"などのヒット曲を残し、ここ日本でもBobby Brownのファンションなどを真似した「ボビ男」がブームになる程の人気に。
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そんなBobby Brownのシングル"Like Bobby"は、2018年にBETにて放送されたBobby Brownのドキュメンタリー・ドラマ「The Bobby Brown Story」に合わせて発表された楽曲。
"Every Little Step"を手がけたBabyfaceがソングライティングを担当し、"That's The Way Love Is"、"Something In Common"を手がけたTeddy Rileyがプロデュースを担当。
Bobby Brownの成功を支えた2大プロデューサーがバックアップした、R&Bファン歓喜の1曲となりました。
Bobby Brown (ボビー・ブラウン)
Like Bobby
ヒップホップ・ユニットThe Rootsの代表曲をサンプリング
今回の"Like Bobby"は、ヒップホップ・ユニットThe Rootsが'99年に発表したシングル"The Next Movement"のトラックをサンプリングした、ファンク・テイストの強いミッド・トラック。
どちらかというと、プロデュースを請け負ったTeddy Rileyのカラーが強く出た1曲となりましたが、全盛期から公私ともにワイルドな印象を与えてきたBobby Brownらしい力強い1曲となりました。
The Roots (ザ・ルーツ)
The Next Movement
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Teddy Riley & Babyfaceのタッグが手がけた'90年代R&Bクラシック
R&B黄金期'90年代の中心に位置し、無数のヒット曲を世に送り出し続けたTeddy RileyとBabyfaceの2人ですが、そんな両者が共作で発表した楽曲と言えば、Tony Thompsonのシングル"I Wanna Love Like That"が有名ですね。
Tony Thompsonと言えば、Teddy Rileyプロデュースのシングル"I Like The Way (The Kissing Game)"で知られる'90年代を代表する男性R&Bグループのフロントマンで、Tevin Campbellと並ぶ美声の持ち主で知られる稀代の天才ヴォーカリストでした(2007年に31歳という若さで死去)。
"I Wanna Love Like That"は、Tony Thompson唯一のソロ・アルバム『Sexsational』に収録されたシングル曲で、Hi-Five以上のヒットとまではいかなかったものの、Sean "Puffy Combs", Mary J. Blige, Faith Evans, Al B Sure!, DeVante Swing, Joeなど、当時のトップ・ミュージシャン達が集結したR&B史に残る傑作でした。
Tony Thompson (トニー・トンプソン)
Sexsational

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・"My Prerogative"のレコーディング時、Bobby BrownとTeddy Rileyは「ある事」で揉めていた。
・Bobby Brownの名スロウ"Roni"は、Babyfaceのアルバム『Tender Lover』に収録される予定だった。